2025/07/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」にネーラさんが現れました。
ネーラ > 夕方が始まった頃

「ん〜〜〜〜〜〜……」
ぴとり、とぷっくりしたくちびるを、ジョッキのフチに吸い付けて
大ジョッキでエールを煽るは魔女ネーラの喉が鳴る。
ビスチェに包まれた胸元がゆっさ、と脈打つ。
「ぷはーーーーーーーーーーっ!!!!!」
一仕事終えてからのキンキンに冷えたエールは
「うまいのう!!!」
いい笑顔。
ロングスカートのサイドスリットから覗く足もキュッとしまって。

普通の男性が見てええっ、となるくらいにはでかいジョッキ。


「もう一杯ーーーーっ!」
着杯。
飲み干し
「ぷはーーーー!!!」
じゃんじゃんもってこぉい!!!

ネーラ、円卓に陣取ってどんどん飲み出す。ずっと飲んでる、ずっと機嫌がいい。昨日のヒヤリ、とする怖さはどこへ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」にアキアスさんが現れました。
ネーラ > 夏の夕方。今日も一仕事終えた職人や冒険者、役所の公務員などがドアをくぐる。今日を終える人だけではない。

娼婦、ホスト、夜間の路面工など、これから活動する人たちも、気合いを入れに食べにくる。

窓から周りの店の料理の匂いが、心地よい夜風に乗って流れ来る。

アキアス > 気持ちの良い飲みっぷりに周囲からは感嘆の声。
ついで、飲んでいるジョッキの大きさを見ては、二度感嘆。

しかもそのきっぷの良い飲み方をしているのが、褐色の肌も艶やかな眼鏡美人とくれば、食指が動かなければ冒険者の名折れ。

「よう、姉さん、気分良くやってるじゃないか」

そんな冒険者の一人。大柄な男が、美しい銀髪を揺らめかせては頤逸らしジョッキを掲げている女性へと声をかける。

手元には、彼女の持つものほどではないが、大ジョッキがあり。

ご一緒しても? と、深い緑色の視線が、相手の瞳へと向けられて。

ネーラ > ぴくり、と眉を上げる。

「うん?…おー冒険者か。うん、私はいつでもだいたい気分いいぞぉ」
相手の顔に傷があっても、まあ冒険者はそんなものだろう、と臆さず。
大柄、筋肉質、なんとなく
(これは、飲みそうなやつじゃな…)
と、相好を崩した目の奥で瞳を走らせる。ジョッキも大きいし。
まだ、相手の持つ能力に対する勘は働かない。酒好きが来たぞ、と思っている。

「夏の夕方じゃからな。今しかない酒の肴ということじゃ」

うふふ、と熟し切った外見に少し合わない、緩んだ笑み。

「ちょうど卓ががら空きじゃし、かまわぬ。」
ぽんぽん、と隣の椅子の座面のクッションを叩く。

給仕(ウェイター)〜〜〜〜〜!鳥の手羽先大皿でな!と、声をかけ

アキアス > 美しく整った相貌の眉が揺れ、けれど声をかけたくらいでは機嫌が崩れることはないようだ。
それならば重畳、と、許可を得られたなら。しかも、都合よく隣にとなれば、誘われるままの座席へと腰掛けて。

「そいつぁ、羨ましいねぇ。
 ま、美人が笑顔だと男はそんだけで気分良くなるからありがたい話だ」

冒険者か、と言われたのに反応し、アキアスだ、と、名前を告げる。

酒の肴、と聞いてはふむ? と、瞳と瞬かせ。昼が暑いからこそ酒が旨いということかと、頷いて。

憑いた淫魔は彼女の正体をうっすらと感じ取っているのか、宿主に警戒を促すが。
彼女がジョッキの中身を嚥下するために腕を上げ、下げるたびにゆさりと揺れる胸元のものに、男は警戒など微塵もなく。

「食いっぷりもよさそうだなぁ」

大皿で頼まれる料理に、酒と一緒にそれだけ食べられるなら健啖家だろうと。
なんにせよ眼鏡美人と酒酌み交わして、あわよくば……と企みつつに、乾杯、と、ジョッキを差し出した。

ネーラ > 「そうだろうそうだろう、私は美しいらしいからな。二日酔いになったら介錯…介抱してやる」
お前、見る目あるな?と、年齢のよく分からぬ口調で、よく笑う。
「だがノリの良さそうな男がいると私も止まらぬからな〜〜〜」
パタリ、と手で自らの首筋を仰ぐ。
夏の風は解放感で酒を進めてしまうもの。

「ふむ、ネーラだ。商業地区のあたりで道具屋をやっている。気楽な自営業じゃ。暑い中外でご苦労様じゃ」

で、またエールをゴックリと。
横目の流し目で、アキアスの目線を追う
「そんなに珍しいか?お前も似たようなものじゃぞ。キレッキレではないか」
大柄な筋肉質、しかもしまったやつ。
…という点で、女性から見たジャンルとしては同じ、と言いたい魔女也。

「乾杯!」

ジョッキをがちん、とぶつける

何か、うっすら、「一人多い」ような気がしなくもない。
まだ、気にしていない。

ちょっと先に置かれた手羽の皿を、腕を伸ばしてグッとふたりの前に寄せる。
宅の上に載せられた乳房が、服越しにぎゅっと卓面にのしかかる、量感。
行き交うウェイトレスが(うわぁ…)と、嫉妬の炎を燃やすなど。

アキアス > 介錯。
なんだかものすごく、物騒な言葉が聞こえた気がするが、美人の前では些細な事。

手のひらで首筋仰ぐ仕草に視線を招かれたようになり、大きく開かれた胸元が目に入る。
こくりと生唾飲み込み、ごまかすようにジョッキの中身も、あおりながら、

「へぇ、いいね。今度寄らせてもらうよ。
 まぁ冒険者なんざ、たいてい肉体労働。暑い寒いはどうにか誤魔化してやるしかねぇわな」

こちらの視線と同じように、彼女の眼鏡越しの視線も男の身体を這うなら、とん、と胸元を叩く。
魔女のようにそれで揺れるたわわは無いが、その腕の僅かな動く間でも、鍛えられた腕の筋肉が良く分かる。

乾杯を交わし、酒を交わし。

「おぉお。……姉さん、そいつは刺激的すぎる。酒が入ってると、特にな」

ウェイトレスと同じ場所を凝視してしまうのはもうどうしようもない。男のサガというもの。
つい、声まで出たのを誤魔化すように、無警戒な彼女に……そのほうが都合は良いのだろうに。
自制が効かなくなる、と、零しては、ぱたりと今度は自分が首元の布地を浮かせ、手で扇いだ。

ネーラ > 「わかる。仕事がある時が稼ぎどきじゃからな。社会は辛いのう…」
やる時は誤魔化してでもやらなきゃいけない。

「少しは、体に自信があるようじゃな」
男というものに自負心があるな、と、思う。
それはまた彼女も、である。

「ん?…そうか?もっと女に慣れてると思ったが、可愛いの、おまえ」
アキアスの方を振り向き、娘みたいな目で笑う。べたり、と胸は卓面に乗せたままで、上体をちょっと捻ってわざと擦り付けるなどして。
言うに事欠いて、かわいい、などと。
女というものの、いくつかの側面を自然と切り替えて心に訴える、誘惑は魔女の得手。
「そんな目で見るな。客じゃぞ、もっと飲んでやる。許せ」
と、拗ねた声でウェイトレスをにらみながら
「あ、後ろに霊がおる」
ひっ、とウェイトレスが叫ぶ
「じょーだんじゃ。何もおらん」
乱れた胸元をなおすと、胸の内側にあるほくろがするん、とビスチェの中に流れ込む
「だが…この辺にはなんかおるような気がする」、とアキアスの頬を両手で挟む
「飲みすぎたかの…なんだか、二人に見える、ような気がするのじゃがン…」
酒で潤んだ目を細める。キスをするかのようだが、戯言なのか。
「私の気のせいか?」
酔漢を演じながら、ネーラの背後にも何か、の気配がある。
不吉な何か、性の対極である、命冷やす何ものか。

アキアス > 彼女の言葉に、数度頷く。
仕事のこともそうだし。身体に自信があるかというのも、多少はなければ長年冒険者なんてやっていられない。

こちらをからかうような顔で笑う女性こそ、年の頃のわりに愛らしく見えるが、それは言わず。
乳房が宅面でたわむのを堪能してから、彼女がウェイトレスで遊ぶのを、手羽を摘まみながら眺めていて。

「んぅ? んむ。……そうなぁ。そりゃ、あんま人の多い所じゃ、言えねぇなぁ」

両頬を抑えられたまま、もごもごと手羽を噛み締め、飲み込み。
そして、酒精のせいか潤んだ瞳と、上気したかのような頬を見つめながらに。
気のせいだ、と言わず。ここでは言えない、などと返していく。

これが酔ってのウザがらみのようなものか。それを演じてのものかは計れず。
アキアスの中の淫魔は魔女の纏う気配に再度の警鐘を鳴らす。

だが、宿主はそれよりも、目の前の眼鏡越しの視線に魅入られたかのように。
そっと彼女の腰元へと指を伸ばしてみて。

ネーラ > ぁ、と糸を引くような甘ったるい喘ぎのあと、
「こぉら」
肩を少し跳ねさせ、体の軸をずらして伸びる指をそらす。

「……」
酔いつつしかし彼の持つ何かに探りを入れてみたが、まずは興味本位で探るのはやめるべきか、と思い直す。

唇が掠れる程度にギリギリに寄せると、伏目のままふ、と酒で薄く爛れた吐息を吐いて。そっと顔を離す。

「…秘密はお互い様じゃ、私とて、人に言えないことはたくさんしてきたぞ?それでもよければ、いつでも相手をしてやろう。」

酒のじゃぞ、と付け加え。
心の中で、ならば秘密はお互い様、ということにする、と、今日の彼女は決めた。
ネーラの肩の向こうにうっすら渦巻く負の魔力が、アキアスに隠れた何ものかをみている。
それは淫魔の宿主を害する力。病の主催者。ぷつり、と気配を断ち。ネーラの側から気配を消した。

「さ!」
肉欲に任せて肉を食べようではないか。鶏肉的な意味のやつで!とパーティモードに切り替えた。
エールがやらしいぬるさになってしまった。これはエロいの〜〜〜
などと知性が下がったことを言っている魔女である。
「ぬるっぬるじゃぞエール。ほれ」
人肌になってしまったな〜〜〜
「残念じゃな〜〜〜〜」

アキアス > 触れ得たのはわずかな時間だろうか。
その時に漏れた声だけでも、ぞくりとアキアスの肌が粟立つよう。
魔性の艶やかさに酒で潤っているはずの喉が渇く。傍に近づく吐息に男も籠った息が漏れ。

が、彼女のほうからそれをすぃ、と、取り上げられては、眉尻下げて見せて。

「秘密な。まぁ、あんま大っぴらに言うようなこっちゃねぇもんでね、飯の種でもあるし」

淫魔の力は冒険者業でも色々役に立つ。もちろん、不埒なことにもだが。
宿る者の警鐘と、感じた気配に、それを露骨に使わないほうが良いかどうかと思案しつつ。

「残念だねぇ」

そんなふうに呟いたのは、温くなったエールのゆえではないのは確かで。

ここでつまらない女なら切り上げてもいいが、惜しいほどのいいオンナとなれば別。
急に食欲最優先になったような彼女と、手羽を食い合い酒を飲みあい。

夜更けの酒宴を、極上の目の保養付きで楽しんでいく。
時折、彼女の腰元やら腿やらに指が伸びるあたりで、この男の好色具合も良く知れることだろう。

ネーラ > 性欲を食欲にいっとき切り替えた魔女は、はふはふ、とまだ暖かい手羽に食いつく。骨についた肉を歯で剥ぎ、飲み込み、油まみれの己の指を舐める。淫魔の気配をわかってて、わざと煽って見せるのか。

「ま、私もそんな感じじゃ。大事な手段じゃからな。そのうち見せてやろう。」
手のひらで転がしがいのある牡が、隣にいるなら牝としてまあ、やぶさかでない。媚薬で濡れたかのような、吸い付く手のひらで、太ももを這う男の手を撫でる。

「そんなことを言うな。これから始まるのじゃろ?」
もっと欲しがれ、と煽るかのように、もちり、都座面をにじり寄って、腰だか尻だか分からない辺りを押し付けてくる。
「これでも終わると思うか?」

それから、何杯飲み、何皿食べたのか。夜が更けていく。
目の保養、お肌の保湿、相互ホルモンの活性化、なんかこういろいろあったのかもしれない。

ネーラ > (で、酒も深まり、食べるものも食べたので、いきがかりでやぶさかではない空気を出している。「このあとめちゃくちゃせっくすした」ということが、まああるかもしれない。なかったかもしれない。もしめちゃくちゃしたのであれば、むちむちの脂身にくじるのフルコースではあった、と言うことになるかもである…夏の夜は、爛れるほど蒸す)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」からネーラさんが去りました。
アキアス > (男が目当ての相手に本懐を遂げたか、遂げられなかったか。ここで語ることは無く……)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」からアキアスさんが去りました。