王都マグメール内の平民地区。
その名の通り「平民」が多く生活する。
王都内でも特ににぎわう場所であり、大通り、広場、路地裏、宿、酒場、冒険者ギルド、奴隷市場、衛兵詰所などの様々な施設や商店が存在している。
多くの種族、身分の人間が往来する場所である。治安も比較的良い方である。
しかし、それが絶対というわけではない。
濡れ衣を着せられた平民や貴族、王族、囚われた捕虜などが広場で晒し者にされたり、下手に路地裏に入れば襲われることもある。
腐敗した衛兵や役人の罠にかけられることもあるかもしれない。
平民地区と言えど、いまや様々な危険が潜んでいる。
※平民地区の設定にあう範囲で、色々な場所、シチュエーションなどを考えてお遊びください。
なお、ご自身で考えられた施設などとして遊んでくださっても構いません。
参加者(0):ROM(1)
Time:08:53:26 更新
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエウヘニアさんが去りました。
■エウヘニア > はら、と軽くなった雨が舞うようなパラ月に変わり、明るくなった空を透かして虹が薄く浮かび上がる。
それを見上げて緩く笑むと、一歩を踏み出す。
まだ少し冷たい空気と、でも温く温かい風は、確かな季節の移ろいを感じさせ──。
■エウヘニア > 通り沿い、石畳の街路を濡らす雨足は、静かなものだ。
それを見せの軒先から眺めながら、春先の雨の細かな粒が空から毀れ落ちるのをゆるー、と眺めていた。
これ位の小雨なら、濡れるのを承知で歩いてもいいのだけれど……少しためらうのは折角新しく手に入れた資料が濡れてしまうのは忍びない…なんて俗っぽい感情からだった。
幾重にもくるまれているし、鞄にも納めているし、大丈夫だとは思うものの──ちょっとだけ躊躇う気持ち。
空の色はさほど重くもなく、すぐにやむだろうなんて目算もあったりするから余計に。
でも少し前なら、こんなふうに雨のしのつく外に佇むなんて選択肢は放り投げて、店の中に入り込んでいただろうから──随分と春めいてきた、ということなんだろう。
「まあでもあんまり長くいたら迷惑になるから移動、かなあ……?」
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエウヘニアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からネーラさんが去りました。
■ネーラ > 一度、自分の店の方向の大路の前に立ち、誰かの視線を感じて、後ろを見返る。
「……知り合いのような目線を感じたが………」
ケープのひるがえる衣擦れもかすかに、まずは一旦店の方向へ、自宅に帰って楽な服装に着替えることとする。
■ネーラ > 真面目に研鑽しておれば、権力などを争う暇は到底ないものと思わんのか、と一喝してやりたいものだが
(あからさまに老害という目でみおって…)
ギルド構成員となれば、ネーラが妖艶な美女ではなく、相当の高齢者とみなすものも時々いる。その修練はネーラに及ばないからこそ、老人枠に入れて、ここにないものとする。そんな姑息な手段に訴えもする。
「還暦の小童どもが」
銀縁のメガネの奥で、ぎり、と目尻が吊る。
常日頃封じている邪眼もうっかり漏れかねない。
故に心の乱れを直ちに客観視し、呼吸法で乱れをそれとなく鎮める。
顎を少し下げ、目元がつばに隠れてから数秒。眼差しを上げるといつもの笑みを取り戻す。
店に戻るか、書店を冷やかすか、茶でも喫するか。とにかくこの三つのスポットがある方向へ、広場の周を歩みつつ。入るべき大路に近づいていく。
■ネーラ > 魔術師ギルドのオブザーバーとして、店を休業してはるばる出てくれば、議論という名の権力闘争を見せられて、
「下らんことをしておるな…嘆かわしい。」
実に無駄な時間を過ごしたとつくづくを思いながら、市街中心の広場を横切る、白い姿。
三角形の魔女の帽子はつばが広くかしいで被り、ケープも白く膝までの丈。ケープを止める水晶の留め金の隙間から、腰上までスリットが入った、ほぼ前タレのような裾の紫色のロングワンピースタイプの魔術着が覗く。右手には身の丈ほどの杖。節くれだった霊木を削り、プラチナとアメシストを象嵌している。
この姿だと、一見雑貨屋の主人には見えない。
す、とスラリとした足がのぞき、その形はサーベルのよう。キビキビと歩いている。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にネーラさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/宿屋兼酒場『ザ・タバーン』」からヴァンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/宿屋兼酒場『ザ・タバーン』」からカゲハさんが去りました。
■ヴァン > 【次回継続】
■ヴァン > .
「身体が軽い……?」
刀剣形態のカゲハは肉体を持たない。刀剣自体が肉体とも言えるが、彼女が言う重さは単純な重量ではないだろう。
拍子抜けするほど簡単に刃破風遁はうまくいった。詠唱は覚えやすいし、魔力循環の感覚も一度やってみれば身体に馴染む。
「よし、なら……刃破刃衝を試すとしよう」
切っ先から斬撃を放つ、いわゆる『飛び道具』と呼ばれる類だがそれ以外の使い道も有用だ。
現在教育中の従士との戦闘で使ったが、通常の剣戟に混ぜることで『防御不可の一撃』を与えることができる。
避ければ良いという者もいるだろうが、避けは姿勢が崩れるため、反撃をし辛い欠点がある。
回避特化の軽戦士や盗賊・忍者といった手合いにとっては容易だろうが、それならそれで次の斬撃を叩き込むまでだ。
「使い方としては……今のと同じように一定時間通常の斬撃と共に効果が発生するようになるか。
あるいは逆に範囲攻撃として、複数目標を狙えるようにするか。カゲハはどっちが格好いいと思う?」
使用者としてこう、と思う所はある。だが、この訓練はカゲハの長所を引き出すこととも言える。
二つのどちらも戦力を大きく強化する。彼女が乗り気な方を伸ばすのがよい――直感的に、そう思った。
■カゲハ > .
『大丈夫!寧ろ身体が軽い気がするっ!』
その気分の高揚は声色にも顕れて。剣閃が素早くなる"刃破風遁"。その一閃の最中は、言葉にするのは難しいけれど、例えるならば程よい強風に撫でられるような楽しさと心地よさがある。
それに、主に魔力を注がれる…本来のその役割に悦楽を感じる私の本能。本来は発動時する時にのみ味わえるその感覚がずっと続くのだから、気分が良いに決まっている。
『どれだけ続けられるか試してみるっ?それとも次の技を試すっ?』
早口になるのを抑えられない。どちらも試したい私の提案。どちらを先にするかは彼に託すことに。
■ヴァン > .
カゲハを掴む。武器にあわせて最適な握り方を選ぶのではなく、オーダーメイドで設えたような心地よさ。
刀と鞘が当然に一つであるように、手と柄がしっくりくる。
「『刃・破・風・遁……!』」
魔力――いや、気力といった方が適切だろうか。魔力増幅媒体のように体内を循環しているのを感じる。
詠唱を終わった後、通常であれば刃の部分に一瞬現れる風のような刃が消えずに固定される。
目の前の木人に切りかかる。威力は変わらないようだ。両手に伝わる感覚から、握っている間は維持できる感覚がある。
打刀は二刀流の存在からわかるように本来片手でも扱えるものだが、まだその階梯まで俺は至っていないようだ。
<……どうだ? 何か、疲れるとか違和感はないか?>
俺にとって問題はなくとも、もしカゲハに負荷がかかっていたらそれは俺の望む所ではない。
効率化は求めるが、それによって継戦能力が落ちたなら本末転倒だ。
素振りをしつつ問いかける。問題がなければ現状、一番使い勝手が良い刃破刃衝も試してみたいところだ。