2026/03/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 広場」にレスさんが現れました。
レス > 明け方の澄んだ空気、広場の隅に置いてあるベンチに腰を下ろして安寧の時間を過ごしていた。
少し離れた芝生の上では子供たちがはしゃぐ声が聞こえ、それは幸せな日常風景として少し気分を軽くする。

「私も、ああなれていたのか…… いや、もう……。」

視界の端にその子供らを見守るだろう親が、自分も或いはその立ち位置に居たのかもしれない。
最早叶う事もないだろうそんな妄想。
昔であればこんなことを考えもしなかった。剣を誇りに鎧を胸に、
騎士道というものに全てを捧げて居ればよかったのだから……。

「朝から、悪い癖だな……。」

大きく頭を振り桜色を振り乱す。近頃は常に捉われ支配されていた。
その戒めのない貴重な時間に、警戒心もなくただベンチに座り膝に肘をつけるようにして、項垂れながら耳を澄ませる。
平和な子供らの声に。

レス > 細やかな日常。けれど散歩に歩く人が増えそこに居心地の悪さを覚えてしまう程には……
もう、日常には戻れない。気づけばそこから桜色の気配は消えて…

ご案内:「王都マグメール 平民地区 広場」からレスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にスイカズラさんが現れました。
スイカズラ > 冒険者酒場の受付にクエスト達成の報告をした冒険者パーティーはそのまま酒場のテーブルに着くと受け取った報酬を分配しながら打ち上げの宴会を始めた。
低難易度のダンジョン攻略を終えたらしい一行はどうやらその場限りの即席パーティーだったようで、互いの健闘を讃え和やかに打ち上げを楽しみつつもどこか他人行儀なぎこちなさがあり、小一時間ほどほどの酒を飲みご馳走を平らげて解散してしまった。

「それではみなさん、本日はありがとうございました!また機会があればご一緒しましょう!」

共にダンジョンの攻略に協力し合った仲間たち一人一人に頭を下げ握手を交わした少女は、宿へと帰っていく他のメンバーを見送ると酒場で一人二次会と決め込んでいた。

スイカズラ > 彼女がご馳走に舌鼓を打っていると一人の冒険者の男が許可も取らずに相席してきた。
彼が隣に座ったのを気にも留めないように、少女は料理を口に運びながら男の方に見向きもせずに小さな声で独り言のように呟く。

「あのヒーラーの可愛い子、想像通り家出した貴族の娘だったみたいですね~。」

「でもあの程度の実力ならゴブリン討伐依頼に失敗して姿を眩ますなんて事故も起こるかもしれませんね。心配です。」

「もしそうなったら…あの子の両親はきっと心配するでしょうねぇ。子供想いの愛情深い、良い両親です。きっと娘の命のためなら惜しみなく悪事すらも働いてしまいそうな二人ですもんねぇ。」

少女の独り言を聞き終えた男は相槌一つすらも打つことなく小さな巾着を落として立ち上がり、人違いだったと少女に告げて立ち去った。
少女の方もそうでしたか、などと相変わらず視線を向けることすらなく立ち去る彼を見送ると、落し物の巾着を拾って自身のポーチに忍ばせた。
そして何事もなかったかのように、頼んだ葡萄のジュースでのどを潤して足をパタパタさせてご満悦といった様子である。

スイカズラ > 「ふう、ごちそうさまでした♪…さてさて、それではお待ちかねの今日を頑張ったご褒美の時間ですねっ…♡」

男が去ってからしばらくの間は一人打ち上げを楽しんでいたが、ご馳走を平らげると先ほど拾った巾着をポーチの上から愛おしそうに撫で、会計を済ませて酒場を出て、軽やかな足取りで夜の貧民街の方向へと去っていった…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からスイカズラさんが去りました。