2026/03/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリシェルさんが現れました。
リシェル > 「ありゃ……?」

きょろきょろと辺りを見回す。
平民地区の道ではあるのだが路地の入り組んだ所へと出てしまったらしい。

来てまだ日の浅い王都内の土地勘を鍛えようと、散歩を始めた所。
野良猫を見つけ目を輝かせてゆらゆらとポニーテールを振りながらついていったのが数分前。
小さな身体を活かしてどんどんと奥へ進むのに負けるものかとついていけば。

人は通るものの多くも無く、見慣れない路地へと辿り着いてしまった。
ぱちくりと目を瞬かせる。
気付けば小さな先導者はさっさと自分のねぐらへと帰ってしまったのか見当たらないくなっていて。
むう、と口を尖らせる。
そもそも撫でようと思ってついてきたのである。
戻ろうにも同じような道に見えて覚えていない。
うーん、と目を瞑り少しだけ呟いた後。

「ま、なんとかなるよね」

気を取り直したように、どこか気楽にぶらぶらと路地を歩き始めた。

リシェル > ゆっくりと未だ見慣れない街並みを眺めながらあてなく歩く。
迷い込んだならそれはそれで、と。
大通りの方へと進めばきっとわかる所へ出るだろう。
そう考えながらも、特にそういう目的ではなく、あくまで散歩の継続といった気持ち。

「これもまた一つかな」

呟きながらも足取りは軽い。
迷ってはいるがこれはこれで土地勘を磨くという意味では間違いでも無いだろう。
どうしても、となれば人に道を聞けばいいし―――高い所を目指してもいい。
そこから眺めれば大体の位置も掴めるだろうし、と。

「♪~」

ふんふんと鼻歌を歌いながらてくてくと。
何ならさっき見失った猫もいないかな、とちょっと下の方を見ながら。
時折歩みを緩めたりきょろきょろと辺りを見回したり。

傍から見れば、どう見ても迷子である。