2026/01/11 のログ
ご案内:「冒険者ギルド」にグリゴリ/人間体さんが現れました。
グリゴリ/人間体 > 「ヒトビトの皆様はろ〜ん♡」
白い帽子をマスにかぶって、白いコートの女がギルドの中に来た。
「へぇ〜ここが冒険者ギルドなのね…」
ザコばっかり♡
って喉元まで出かかった。

「ええと、依頼のカウンターはどちらかしらん?」

ギルド内でキョロキョロ見回すお上りスタイル。

グリゴリ/人間体 > 「そこのヒト〜〜」
ギルドの係員を呼んでみる。
堕天使であるグリゴリから見て人間は全て「ヒト」。
上位存在目線。

「ダンジョンの調査の依頼なんですけど〜♡報酬もしっかりありますので、こーーーいう場合は宣伝が大事なんですよね?で、依頼という形でお持ちしよう、と思いまして〜♡」

話は筋が通っている。
人当たりもよく魅力もある。


(なんかこの人微妙に言動がズレてるな…?)
と、ギルドの係員に思わせてしまう。

掲示板でしたらこちらのカウンターに書式を書いていただいて、それを事務が正式に清書して掲示しますので、との説明。

「かわいい〜〜〜♡みんなで群れて一つのことをやろうとするの蟻ん子みたいで推せますわ〜〜♡」
きゃーーっ!と萌え狂っている。

(…推せる…?)

それから色々合って一応申請した。

掲示板に「地下迷宮デミモンド探索依頼」が上がったが

「あら。同じ依頼があるわ。ふーん。」
スッ、と冷めた顔。
魔女ネーラとその人脈でより早く探査依頼が掲示板に上げられてるのを見た。
「ふーーーーーん………係員のヒト〜〜〜?もうちょっと報酬載せますので、依頼の再申請お願いしますね〜〜〜〜?」
報酬は倍。もうちょっと都合のいい文言を混ぜ、敷居の低い依頼に見せかける。


「これでおねがいしますね?」


受理。


そのあと、ギルド一階事務局エントランス部分の壁際の椅子に座って、ヒトウォッチングをしている。
ヒトかわいい。

グリゴリ/人間体 > カウンターから何か、彼女が呼ばれた。
「はぁいなんでっしょう♡」
明るく品を含んだ大袈裟に女っぽい話し方に
「名前のところ、抜けてますよ」
と、冷静な指摘。
「う〜〜〜ん、おねーさん、君たちに名乗る名はないのよねぇ…こまったわぁ。
 …嘘ですぅ〜〜♡書き直させていただきますわ!」
「シャラル・マヘルさん」
「どーぞ10年来のお友達みたいにシャラさんって呼んでね♡」

何だろうこのいちいち嘘っぽいひと…
ギルド職員は思った。
毎日曲者である冒険者に相対し続けている現職として、うっすらと脳裏にデンジャーサインを感じる。

「〜〜♪」


ふーんふふーん


理由の伺えない謎の機嫌良さを振り撒き、またエントランス壁際の椅子に座ってヒトウォッチングに戻る。
雑誌などを手に取りペラペラまくる。

グリゴリ/人間体 > 上位存在である堕天使から見て、人間というのは、人間が競馬を見るに似ている。
力一杯生きて死んでいく命の煌めきは美しい。
累代の因縁が歴史の中で一連の物語になるのは。どんな詩文よりも血湧き肉躍るエンターティンメント。
毎日新しい人間が生まれ、堕天使の基準で瞬く間に死んでいき、新たな命が志を継承し時代を作っていく。


(生きる人間ってサイコーにセクシーじゃない?
 ファビュラス、あまりにもファビュラス!生の演劇を見ている様なもの!
 毎日見ていても飽きないわ。みんな可愛い…♡)

瞳のハイライトがハートになったかのような見入り様。
片手に持った果実水も味を失うくらいに感じる。

一見、誰かに秋波を送っている様に見える。
送ってはいる。ただしこの場にいる全人間に。

グリゴリ/人間体 > コートのポケットに入れた、水晶板というタブレットを取り出す。
エーテルによる思念通信機である。耳元に当てて聞くタイプなので通話は盗まれにくい。
貴族界隈ではしばしば流通するアレである。

「はぁい、シャラルです。おつかれさまですぅ〜〜〜
 どーしましたゾーラ社長〜〜〜?
 はぁいご心配なく。依頼は出させていただきましたわ。ちょっと先行する依頼がありますけど」

通信相手、直属のマスターであるところの魔王ゴルゴンゾーラ。

「はい、ご予算の許す限り魅力的にいたしました。来場者数も鰻登りひつまぶし。よろしくなるんじゃないでしょうか。はい。よろしくおまかせください♡」

通話オフ。


「あっいいところだったのに。」
さっきまで彼女が甘酸っぱさを愛でていた、若いカップル冒険者がいなくなっていた。
「気になる〜〜。」

グリゴリ/人間体 > 「気になる〜〜〜!」
あの二人どこかに消えたんだけど?
繁殖!?
やっぱり繁殖してるの!?
思春期ぽいから絶対繁殖してるはず!

じたばたじたばた
ふんすふんす

「ん〜〜〜♡ SO SWEET♡」

何がだ。

「はー。よかった…♡あとは脳内で補完しましょう…」

ものすごく物凄い想像をしている。
ちょっと千里眼で見通して魔法で勢いつけてきていい?
大丈夫大丈夫この指の先っちょでちょっと触れるだけだから!
いい感じの二人には混沌属性を付与するともっとえっちになるの!
わたしにはできる!
だてに堕天してない!

だらだら…


いい笑顔のままで鼻血が滴っている。

コートに血飛沫がついている。

グリゴリ/人間体 > 「…は!」
妄想から覚めると一張羅のコートに赤錆色のドットが。
いっけな〜い不審者不審者…!

「さてと…」

何事もなかったかのように、しゃなり、と立ち上がり、流れる様に歩いていく。

わたくしはグリゴリ。古えの天使にして神を捨て人間を愛したもの也。

椅子の上になんか変な人の空気だけが残った。

ご案内:「冒険者ギルド」からグリゴリ/人間体さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にセティさんが現れました。
セティ > 平民地区にある冒険者ギルド。
いつもは早めに足を運んで依頼を探すのだが、今日は昼を過ぎた時間となってしまう。
その為にいざ依頼を探すも条件がいいものなどは朝の間に出てしまい、残っているのは報酬が安いか変に大変なものが殆どであって。

「やっぱり残ってないですか。これは困りました」

出来ればそれなりに割のいい採取の一つでもと考えはいたが当てが外れ。
あるのは量の割に報酬が安いものばかり。
報酬がいいものは討伐などばかりで単独では気が進まない、無理に近いと思うと肩を落とし。

「素直にアルバイトにするほうが…」

そちらのほうがいいかも、そう考えるぐらいには残って入り依頼は自分には合わないもの。
少し待ってみるか、それともギルドで何かアルバイトの募集をしていないか。
それの確認をするために受付に向かってギルド員に声をかけていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からセティさんが去りました。