2025/12/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 「…う。」

冷える。夜の空の下で、大きな大きな男が呻いた。
ぶるっと身体を震わせて、視線を街に遣る。
夜の街、賑やかな喧騒が広がっていた。

「はァ。………どーしたモンか、これ。」

本来なら己も今頃その中で楽しくやっていたはず…なんだが。
今はムスリと表情をしかめて広い公園の椅子に座っていた。
大男が二人掛けのベンチを占拠してる異様な光景――で。

ぎゅる、ぐるうるるぅう……。

けものの唸り声に似た、腹の声。

「くそう。……あそこで負けなけりゃァ。」

他のことに負けるつもりはない、しかしてギャンブルにはよわい。
本日とうとう、食事代までスってしまったという有様だった。

イグナス > ぐうぐう、まだしばらく腹の根は響いているようだった――。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイグナスさんが去りました。