2025/12/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にセニアさんが現れました。
■セニア > 【夕暮れ時:王都マグメール平民地区の大通り】
「んんんん~~~~」
夕暮れ時、用の無い人々は帰路を急ぎ、人によっては夜はこれからだと言わんばかりに酒場やら娼館やらと脚を進める中、ぐぐぐと伸びをしながら大通りをゆっくりと歩く。
ここ数日依頼で慌ただしく、あっちへこっちへと顔を出して。
ようやくギルドへの報告も終わらせたところ。
ひとまずのオフへと繰り出した、というワケで。
仕事があるのはいい事だが息抜きも必要だし。
その日が生きれればそれでよし、その日の終わりに一杯飲めれば更によし程度でいいのだ。
などとぼんやり思いながら、何時ものジャケット姿で平民地区の大通り、所謂歓楽街の辺りをゆるゆると歩く。
露店などもまだあるものの幾つかは既に店じまいをしており、やや寂しい露店通り。
顔見知りなどが挨拶をしてくれば変わらぬジト目のまま片手を上げて挨拶を返しながら。
さて今日はどうしたものかな、と。
当ては無く、歓楽街をぶらぶらと散歩のように歩きつつ。
既に日は暮れようとしているけれど、久々の何もない日を噛みしめる。
■セニア > かといって特に目的もな何も無く、開いている露店を冷やかしたり。
娼館の呼び込みをぼんやりと眺めたり。
入った事のない酒場の看板をじいと眺めたりと。
取り留めなく歓楽街を夕暮れというのにほっつき歩く。
何もないのはいい事なのだけど。
何もなさすぎるのは退屈ではある。
何とも相反する気持ち。
かといって面倒ごとは嫌であるし。
人が余り通らない通路の壁近くにもたれ、ふむ、と顎に指を当てて少しばかり思考して。
「つまる所娯楽が必要、と」
一つ結論付ける。
依頼依頼依頼で辟易しているのだから、気分転換が必要と自分で言っていたのに。
しかもこの依頼、いまいち実入りもよくなかったのである。
何とも貧乏くじだった。
きょろ、と近くを見回しながら何かないかな、と壁にもたれ掛ったまま眺め始めた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリルアさんが現れました。
■リルア > 平民地区で用事を済ませ、ついでにギルドへ顔を出して、ぼちぼち帰るか…と通りを歩いていたところ。
通りがかった路地にふと見覚えのある顔があった気がして、行きかけた足を緩々と戻す。
壁にもたれ、何やら視線を巡らせている知り合いの姿を確認すれば外套のフードを脱ぎ、近寄っていく。
「何してんの?セニア」
久しぶり、と片手を揺らしつつ挨拶。
暇なのだろうか。何となくそんな素振りをしているように見えたが…
「どっか、飲みに行くお店でも探してた?」
微笑混じりにそんな問いをひっかけて。
■セニア > とはいえすぐに酒場というのも味気ない。
でも大体そもそも時間的に酒場ぐらいしか後はもうない。
次の日に何かしらすればいいのに、今とにかく娯楽を求めている。
何とも厄介な心境だ。
「……賭博はなー……お」
酒以外で後は賭博ぐらいしかないが余りやらないし……などと首を傾げたりしていれば声を掛けられそちらをみる。
フードをぱさりと外してきたのを見れば。
それは久々に会う顔なじみで。
「や、リルア」
相変わらず細められた、気怠そうな顔のままリルアに向かって同じようにひらひらと片手を振る。
何かしらの帰りか何かだろうか、とその出で立ちを見ながら。
「んんん~~飲みに行く前に何かないかなあって」
顎に指を当ててうむむと唸りながら返す。
つまるところ、酒場に行く前に何かしら娯楽で気分転換してから飲みに行きたいが時間的に何もなく、そもそもそう言った遊びはほとんど知らないのでどうしたものかなと考えていたワケ、とつらつらと説明する。
所謂ヒマなのであった。
■リルア > つらつらと説明される内容を、時折頷きながら聞く。
此方もまたう~むと小さく唸った。
「あたしもその辺の事情よくわかんないしなぁ…娯楽か~」
王都の娯楽といえば、貴族たちが楽しむ舞踏会、あるいは音楽堂。いずれも此方からすれば敷居は高い。
我々平民の娯楽といえば娼館か、あるいは賭博か。
これいいんじゃない?と提案できるものが大して無いな…と気づいてしまった。
「そのまま飲みに行って、早めに帰宅~とかそういうのは嫌なの?」
もう少し近くに歩み寄りつつ、問いを重ねる。
ほぼ背丈の変わらぬ彼女の顔を覗き込むようにしながら。
■セニア > 久々に会った顔なじみにあれだこれだと説明し。
やはり同じような事しか思いつかずといった答え。
「だよねえ」
うむ、とリルアに頷いて。
まあこればかりはどうしようもない。
酒、娼館、賭博がやはり身分的にも、といった所だろう。
そう納得した所で。
「え、いや……うーん、久々の休みだから一人で飲んで帰るだけだと味気ないなぁっていうぐらいなんだけどね」
近づき覗き込んでくるリルアから少しだけ目を逸らしてあたりに目をやりながらそう返す。
詰まる所それだけだと寂しい、といった所なのだろう。
■リルア > 「成る程ねぇ」
1人でただ飲んで帰る。それだけだと味気ない、寂しい。そういう気持ちはよくわかる。
納得したように頷きつつ…
「それじゃ、あたしが付き合おうか? お酒」
生憎、娯楽にはなり得ないけども。そんな提案をして笑う。
あるいは、と何やら思いついたのか。
「行きがけ適当にお酒買って、あたしの家にきて飲む…ってのもそれはそれでアリだけど」
明日もあるだろうし、後腐れなく酒場に行って飲んで帰る…の方が楽だろうか。
首を傾ぎながら問うて。
■セニア > 此方の話を聞き、じゃあ、という様にされる提案。
一人でなくなれば確かに味気なさは無くなるし、退屈もしなくなるだろう。
「いいんだったら付き合ってもらっちゃおうかなぁ……」
娯楽にならないという言に誰かと飲むならそれなら楽しいよ、と返しながら。
「あー……それも迷う、なあ」
酒場で飲むかリルアの家で飲むか。
うーん、と悩む。
一長一短ではあるが。
「んー……いいならリルアの家で飲みたいかな」
酒場だと滅多には無いがナンパだのどうだのと、絡まれる時もある。
何時もなら適当にあしらって終わりなのだが、今日はそういう面倒ごとからはすぱっと切り離しておきたい気分で。
「リルアがいいなら、だけどね」
苦笑しながらそう聞いて。
■リルア > 提案はどちらも、まんざらでもなさそうに受け止めてくれた。
悩んだ末、彼女が出した答え──自分の家に来て飲む、という選択に頷いて。
「あたしは全然構わないよ。というか、何度か来たことあるでしょ」
これまで一度も招いたことがない、というなら兎も角。
苦笑に肩を竦め、今更だよーなんて調子の良い言葉を返す。
「んじゃ、行こっか」
うちにお酒あったかなぁ…等と呟きつつ、セニアの手を取っていつものように指を絡め繋ぐ。
そのまま肩を並べ、自宅へと戻っていくのだ。行きがけ、適当なお店に寄ってお酒を買い足すのを忘れずに。
■セニア > 「まあそうなんだけど……」
ぽりぽりと頭を掻きながらそう答える。
幾度かと呼ばれその度にお酒やらだらりとやら過ごしていた。
勿論、肌を重ねることもあったが。
それもあって少しばかり気恥ずかしさもあったようで。
「ん……了解」
手を取られればいつものように指を絡めて握り返す。
さておき、これで一人で腐りながら一人晩酌をすることも無くなった。
退屈はしなさそうである。
と考えればうん、と少しだけ頷き、肩を並べてゆっくりとリルアの自宅へと歩いていく。
■セニア > 【お部屋移動でございます】
■リルア > 【移動】
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からリルアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からセニアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にシトマさんが現れました。
■シトマ > 平民地区にいくつか存在する冒険者のギルド施設の一画。
依頼の受発注やパーティーのマッチング、冒険者同士の交流のために開かれた大広間の片隅で、修道服姿のヒーラーは聖杖を抱きかかえながら待機していた。
「今日は新人冒険者さんたちの付き添いとのことでしたけど…遅いですねぇ…」
ギルドの職員から直々に依頼された新人指導のクエストであったが、肝心のパーティーがいくら待っても現れない。
ポリポリと頬を掻きながら首を傾げていた時ギルド職員が申し訳なさそうに近づき、耳打ちした。
…どうやら付き添う予定だったパーティーは先日背伸びして無理やり発注した格上のクエストで見事に惨敗し、心折れて故郷に帰ったのだという。
職員の謝罪とお詫びの報酬を受け取った少女は、持て余した時間をどう潰そうか頭を悩ませる。
「困りました…。今日の装備だと高ランク帯の依頼には少し心もとないですしねぇ…」
初心者の付き添いで自分が目立ってもしかたないからと、普段の得物である分銅鎖は置いてきた今の彼女は、やたら格闘技術だけ持っている中級レベル程度のヒーラーだ。
普段助っ人に入る馴染みのパーティーにも声をかけづらいし…。
とりあえず立っていても疲れるだけだと椅子に腰かけることにした。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にオズワルドさんが現れました。
■オズワルド > 「んー、どっかにないかな、混ぜてもらえそうなトコ。」
ひょっこりと、冒険者ギルドの大広間に姿を現す姿が一つ。
冬本番のこの時期、冬眠前に人里に降りてくるような獣だとか、
或いは冬の住処がないせいで人里に奪いに来る魔物であるとか、
そういった連中の討伐依頼をこなして冬の貯えを豊かにしたいと思ってギルドに来たのではあるが。
正直、討伐系の依頼をこなす層とは若干かかわりが薄い、具体的に言うとコネがないので、人探しに難儀していた。
いっそ来春から新規冒険者探してチーム組んでみるかな。
そんなことも会考えながら、ひとまず今日のチームメイトを探して見て回っていたのだが。
「お?」
椅子に座っている、見知った顔が一つ。
「聖女様だ。やほー、だいぶ前にお酒飲んだ男ですけど、覚えてます?」
ひょっこり、見える位置に顔を突き出しながら手を振って見せた。
■シトマ > 悩んでいても仕方がないからと好物のミルクをホットにして注文し、啜りながらほっとため息を吐く。
これも何かの思し召し。今日はこのままオフにしてもいいかもしれないなどと考えミルクを飲んだら帰ろうと考えていた矢先、聞き覚えのある声が彼女を呼んだ。
「…ああ、誰かと思えば!その節はどうも~。」
声をかけ手を振ってくる男を見るとニコッと微笑みながら会釈を返す。
もちろん覚えていますよと答えると脇に置いた聖杖で自らの手をバシンバシンと音を立てながら叩き満面の笑みで向かいの椅子に座るよう促した。
「お久しぶりですし、少~しお話しましょう。今日はお返しに、一杯奢りますよ?」
■オズワルド > 「どうもどうも、あの時は名乗ってましたっけ? オズワルドです。」
なお、表情は引きつり笑いだ。
杖で手をバシンバシン叩きながら満面の笑みを向けてくる女性を見たら誰だって引きつり笑いの一つも起きるというものである。
「お、良いんです? じゃあありがたく一杯。
すいませーん、ホットサングリア一杯お願いしますー。」
わりと遠慮なく酒を頼みつつ、ちらり。聖女様のお腹を確認する。
…膨らんでないな? 会った時にヤッたことを思い出して、何気なく納得の頷きを一つ。
「しかし、聖女様も冒険者稼業やってたんですね? てっきり教会の守護者とかそっち系かと。」
この場にいるってことはそう言う事なんだろうかと、話題を振りながら。お向かいの席に座って、テーブルのスタッフを立てかけた。
■シトマ > 「たしか私も名乗っておりませんでしたよね?シスターのシトマです。改めてよろしくお願いしますね。オズワルドさん。」
引きつった笑顔の彼に冗談ですよ?と茶目っ気を見せながら聖杖を下ろす。
彼女にとって杖はあくまで手加減用の制御装置であり本気で制裁を考えているならば鉄拳一択らしい。
「私のお腹に何か?太るまでお酒ばかり飲んでる不真面目シスターとでも思ったんですか?失礼ですよ?」
お腹をちらっと見つめた彼にようやく笑顔を崩してじとっとした視線を向けるも彼の真意は汲めて内容で、的外れな理由で不機嫌を見せつつ。
向かいに座った彼の飲み物が来るまでの時間を待てなかったのか、再びミルクを口にした。
「ええ、あくまで副業的に、頼まれたときに少しだけ。教会のほうでもそういったお仕事は請け負ったこともありますけどねぇ…」
彼の振った話題に答えると、そんなあなたも冒険者なのですね?と話題を振り返したりしつつ再びミルクを口にした。
■オズワルド > 「シトマさん。 呼び捨てで良いです?それともお姉さん扱いの方が?
あ、オレの方はオズでも良いですよ。長いでしょ。」
下がった杖に、ほっと一息ついてみせた。
ちょっとばかりわざとらしい。
ただ、あだ名呼びを願う様子は、深く引きずってる様子も見せないモノ。
「いやいや、そんなことないってわかってますよ。どれだけガッツリやったと思ってるんですか。
ただちょっと、くぅっ残念…と思っただけです。」
色々と、肉弾的な意味でガッツリぶつかり合った当時の記憶。初手は関節技だったな…。しみじみと思いつつ。
じぃ、と貴方の顔を見つめて残念気な顔はして見せた。
「まあ、あれだけできればお仕事振られるでしょ。
オレも冒険者やってますよー、見ての通り兼業学生ですけど。」
ちょいちょい、と学生服をアピールするように襟を引っ張って見せて。
「つっても、討伐系の仕事は今年入ってから始めた感じなんで、腕っぷし基準だとまだ一人前は遠い感じですかね。」
■シトマ > 「私の方がお姉さん、でしょうけど…呼び捨てでも構いませんよ?大人な私は寛大なのです。ではお言葉に甘えてオズ、とお呼びしましょう。」
お姉さんという単語を使い気遣う彼の言葉に機嫌を取り戻すと彼のことは遠慮せずに渾名で呼び出す。
さん付けもしないあたり本心ではだいぶん気を許しているようだ。
「…えっち。それに、実はしっかり実を結んでいるけれど、服の上からわかるほど育ってないだけかもしれませんよ?」
残念そうな顔をした彼の態度からようやく言わんとすることを理解して赤面しながら頬を膨らませた。
しかしその後にはこそっと耳元に囁き声で期待を持たせる言葉を口にして悪戯っぽく微笑んでみる。
「あら、そういえば学生さんの服を着ていましたね。私もたまに非常勤で格闘術の授業をしに伺ってるんですよ?…なんなら少し、体術の稽古でも付き合いましょうか?私の授業、結構評判なんですよ。受講した生徒みんな敬意を持って私に近づかなくなるほどです。」
彼が学生服をアピールしてようやく気付いたようで学院の話に花が咲く。
その後の彼の悩みには真摯に向き合う姿勢を見せ、何なら手合せでもと腕を捲り拳をボキボキっと鳴らして見せ満面の笑みを浮かべる。
自身が鬼教師として噂されていることは残念ながら自覚していないらしい。
■オズワルド > 「じゃ、シトマで。その方が仲良くなった気がするし。」
お言葉に甘えて呼び捨てにしつつ、言葉遣いもタメ語になった。寛大だそうなので、お言葉に甘えて踏み込んだ形。
自分の名前を短く呼ばれれば、にぃーって嬉しそうに笑って。
「あれ、2か月くらい前だからその可能性もあるのか…?
これは実際にさわって確かめる必要性があるのでは…。」
期待を持たされるようなことを言われれば、小さく肩が揺れて若干挙動不審。
たしかめられませんか、なんてひそひそ。こっちからもこそっと顔を寄せて耳元に囁き返したりそんな一幕もあり。
「………。」
それはただ畏れられているのでは…?
その一言を口にしないだけも理性が確かに存在していた。
ただまあ、実際あの時は関節技で制圧されていたし、相応の実力があるのも色々あって知っているわけで。
でも拳がすごい音立ててるな…?
「………授業の後お酒飲みに行くとかあったら受けたいですねっ。」
男の狙いは明白であった。やられても…酒でヤり返せるならその価値は…ある!
■シトマ > 「ええ、構いませんよ。オズ。…仲が良いかは疑問が残るところですけど。」
嬉しそうに笑う彼に微笑み返すも、その口は憎まれ口を叩いて見せた。
ため口に対しても特に怒ることはなく、気を許したらしい。
ひそひそっと返す男に対してはまだ秘密です。なんて意地悪っぽくガードする。
彼女の得意気な自慢に無反応を貫く彼にきょとんと首を傾げながらも手合せに対して消極的なのは理解したようだ。
「もう、お酒に酔わせてまた私のことをあられもない姿にするつもりでしょう?二度は通用しませんよ?」
流石の彼女としても彼の思惑には二度も引っかからないつもりらしい。
狙いはお見通しですと得意げにどや顔しつつミルクを飲み干しお代わりを注文した。
■オズワルド > 「ええー。シトマの方からお喋り誘ってきたのに疑問が残る事には異論を申し上げます。
こうやって飲んでおしゃべりしては十分仲がよいとおもいまーす。」
そんな風に話している間に届いたホットサンガリアを飲みつつ、片手を挙手して学生ノリで訴える。
秘密です、の宣言にはぐぬぬっと堪える仕草を少々わざとらしく見せて。
「ほんとに通用しませんか?」
ほんとかなぁ~って疑いながらじぃーっと見やっていたが、ミルクのおかわりを注文する様子に、ふいっと悪戯心が湧いた。
「せっかくなら、ミルクはミルクでもカルーアミルク頼んでみないか、シトマ。ホットの奴は美味しいよ。」
寒い日にはばっちりだよと言い添える。いやだって、前に会った時はカクテルの話で良さげなのを紹介したんだけど、あの時は酒の種類は詳しくなさそうに見えたので。
ミルクはミルクでも酒のミルクを飲ませようという悪戯である。
■シトマ > 「ふふっ…オズはそんなに…私と仲良くなりたいんですか?」
わざとらしい訴えの言葉にクスクスと笑いながら、ニヤニヤと悪い表情を作って首を傾げながら聞き返す。
ぐぬぬと耐える姿には楽しみは後に取って置くものですよ?とくぎを刺して見せた。
「はい、通用しません。…あ、もう…そうやってまたすぐお酒に頼ろうとする…。聖女様の胸キュンポイント3点減点です。…別に酔った勢いでなくても…いえ、なんでもないです。」
悪戯でお酒を飲ませようと画策する彼の言葉に頬を膨らませながらジト目を向けた。
どうやらカルーアミルクは知っていたらしい。
彼の態度にボソッと呟きながらも不機嫌そうにふんっとそっぽを向いて見せた。
■オズワルド > 「なりたいなぁ~。シトマみたいな可愛い娘とは是非お近づきになりたいっていうのもあるけど、
一緒にお酒飲んだり、おしゃべりしたり、一緒に過ごすのが楽しい、そういう人とはぜひとも仲良しになりたい。」
わる~い顔をして見せる相手に、こちらはすまし顔で言葉の直球。まあ、言った直後にちょっと気恥ずかしそうに笑うのだけど。
刺されたくぎには、はぁい、と両手を上げて降参の構え。
「流石に引っかからなかったか。ごめんごめん、ちょっと悪戯が過ぎたね。」
両手を合わせて、ごめんなさいの拝みをはさんでから、
「お詫びに、今日のご飯奢りでどうかな? 今日はもう仕事に出るには時間も悪いしオフにして。
シトマと逢引きしたいなー、って。お酒は抜きで。 どうかな?今日暇?」
■シトマ > 「ふ~ん…オズは可愛い私といると楽しいから仲良くしたいのですね…かわっ…!褒めても何も出ませんからね?…あと、私も、オズと話すのは楽しいですし…仲良くしたいとは…思っていますよ。」
すまし顔に対してからかうような態度を貫こうとするもド直球の誉め言葉に思わず照れてしまい、赤面しながら目を逸らす。
「まったくですよ。もうっ…。ん~お詫びに奢り、というのも気に入りませんね…。ふふっ、ようやく本心でい誘ってくれましたね。いいですよ。私も今日は暇ですし、オズと一緒にいたいです。」
ごめんと拝みつつ誘う彼の言葉に最初はツンとした態度でいたが、逢引きしたいという言葉を聞くとようやく機嫌を戻して頷いて、お代わりのミルクを飲み干した。
■オズワルド > 「可愛い反応と、嬉しい言葉は出てきたよ。お互い仲良くなりたいのは嬉しいね。」
にんまり笑って、さてと一言置き。やや冷めて来たホットサングリアをぐいっと飲み干した。
「お、ナンパ成功。やったね。じゃ、お詫びに奢りの代わりに、楽しい時間を気持ちよく過ごしてもらうために、ご飯奢らせてほしいなって。」
機嫌が直った様子に、やったね、って少しわざとらしく右手でブイサインを作って見せて。
「それじゃ、行こうか。露店とか見て回る? 今の時期なら、木工のアクセサリとかいいと思うんだよね。冬モチーフのが売れ時だから色々あると思うんだ。
…シスターでもアクセ付けるくらいは平気だよな?」
■シトマ > にんまりとほほ笑む彼に顔を赤くしながらも照れ笑いし返して立ち上がる。
「ええ、ではお言葉に甘えてご馳走になりますね?」
彼のナンパという言葉にも特に抵抗は見せず、Vサインを小さく返してくすっと微笑んだ。
「そうですねえ…露店、興味はあります。アクセサリーも華美なものでなければ大丈夫でしょう。清貧に生きるとは言いますが、おしゃれを楽しむくらいの度量はきっと寛大な主も許してくださるはずです。」
■オズワルド > 「なに、こっちもこっちでご馳走になります。」
この場での一杯は、シトマの奢りなので、そちらにはごちそうになりますとお礼の一言を交えてから、スタッフを手に立ち上がって。
「オッケイ。じゃ、華美じゃないものを選びましょうか。
というわけで、はい。」
お支払いはちょっと待つ形になるけれども、それが終わる頃に。
繋ごう、とばかりに差し出された右手。 握り合えたら、そのままギルドを後にする形に成るか。
【移動します。】
■シトマ > 「いえいえ、お粗末様でした。」
支払いを終えて彼の元に向かうと差し出される手。
少しだけ恥ずかしそうにしながらも、彼女もその手を握ってギルドを後にした。
■シトマ > 【移動します】
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からオズワルドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からシトマさんが去りました。