2025/11/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/表通り」に李皇華さんが現れました。
李皇華 > 夜も更けて来れば喧噪も静まり始め、通り開いている店といえば、宿屋か酒場、娼館位なものか。
一目で異国の者であると風貌であれば、様々な目線を向けられるのも既に慣れた。
取りあえずは、目当てであった書店と魔道具の店は幾つか廻って場所を把握したのが、今日の収穫と言える。

「富裕地区の方でも良かったかもしれませんが……まあ、質と値の違いを知るにも、自ら廻った方が良いでしょう」

独り言を呟きつつ、ほう……と吐き出した息は、冬の到来を告げるかのように淡く白い。
ゆるりとした足取りで歩く通りは、表通りという事でまだ治安は良い方らしいが、不埒な輩がいるとも限らない。

「………大きな都市は、雰囲気も似るようです」

帝国の都を思い出しつつ、また独り言を呟いた。