2025/11/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシオンさんが現れました。
■シオン > 「おい、流石に高すぎだろ」
平民地区の広場で行われているちょっとした露店市。
そこの店の一つ、商品の値段がおかしいだろうと文句をつける異国の服装の女。
店主が珍しい品と言いはするが、それでもその金額はないと文句をつけ。
「それでも取りすぎだぜ。これならダイラスに出向く方がマシだ」
手間をかけても結果的にそっちが安いだろうと店主をにらみ。
それでも値を崩さない店主の強気な態度に、買えるか!と告げてはその店を離れ。
「ぼったくりが多すぎだ」
中には本当に良心的な露店もあるが、大抵は普通で買うよりも割高。
うまく騙して高く売ろうという店が何軒かあることに気を悪くし。
広間にいる人の間を抜けるようにして次の興味を引く商品が置かれている露店を探して、時折にぶつかりながら歩く。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にピーターさんが現れました。
■ピーター > 「はいは~い、ちょっと通りますよーっと」
露店市に集まった人々の合間を縫うように、ピーターは僅かに浮遊して移動していた。
久々に冒険者として請け負った任務は、今この場に出店している店の幾つかに商品を届けるというもの。
当面の生活費を工面すべく請け負ったピーターだったが、思ったよりも仕事内容は面倒で、普通に歩いて回ると時間がかかるため、
効率的な移動手段として超々低空飛行にて、さながらインラインスケートをするかのように移動する事にしたのだ。
が、移動速度が上がる反面、デメリットも勿論存在している。
「うわっ……危なかった……って、こっちにも人ぉ!」
横合いから飛び出した人物を避けるべく急ハンドルを切ったまでは良かったものの、回避先にも人影が。
宙に浮いているという都合上、減速やブレーキに時間を要してしまうのである。
「わ、わわ、ぶつかる~!?」
納品すべき品物の入った袋を持ったまま、半ば飛び込む様に露店巡りをしていたであろう女へと、ぶつかりに向かうピーターだった。
■シオン > 「今日は外れだな」
確かに珍しいもの、掘り出し物はなくはないが値段が割に合わない。
これならば普通に店で探すもいい、依頼のついでにダイラスに足を延ばす方がましに思える。
何より酷いのは値下げをする代わりに付き合えという露骨な誘い。
そういう店主は睨みつけ、剣の塚を撫でれば引っ込むのだがいい気分ではない。
その上に人の多さにスリやチカンもいるようであり、二度ほど財布を狙われては問答無用で殴っている。
これ以上いてもムカつくだけ。
そう考えては広場から出ようと機微を返すが、今度はどこからか聞こえてくる子供の声。
騒がしいと無間に皺を寄せて歩いていれば前から突っ込んでくる少年を目にし。
避けるにも人が邪魔でできず、そのまま正面からぶつかってしまい。
「いてぇな…。ボウス、前見て歩けよな」
そう言ってはぶつかってきた少年を見下ろして。
■ピーター > 「ひぐぅっ」
衝撃緩和の為にと浮遊を急遽解くことで、ブレーキ代わりとしたものの。
勢いは殺しきれずに真正面から女へとぶつかってしまう。
ぶつかった拍子に手にしていた袋から人の指先程の大きさの宝石が零れ辺りに飛び散った。
「ご、ごめんなさぁい……」
衝突の際に衝撃に備えて目を瞑っていたピーター。
浮遊を解除したことで、衝撃はそれなりに抑えられるだろうと踏んでいたが、想定した以上に衝撃が無く訝しむ。
それに何だか柔らかく、良い匂いのする現状。そして頭上から掛かる女の声。
ははーん、もしかして今俺は勢いのまま抱き着く状態になってるな?
と、冷静に状況を分析するピーター。そんな事をしてる場合では無いけれど。
■シオン > 期待していた物が見つからず、しかも下心を見せる店主が何人かいた。
それだけでもムカついているのに、最後の最後には突っ込んできた少年とぶつかる。
ついてない日だと思えば大きなため息を吐き、胸に顔をうずめる様にして抱き着いている少年を見下ろし。
「良いから早く離れな。色々とばらまいてるぞ」
少年と少年がばらまいたと思える宝石に目を向けては早く拾えというように声をかけ。
目ざとい誰かが宝石を広い逃げようとすれば、視線で寄こせと命じて取り上げ。
少年の方に触れて引きはがそうとする。
■ピーター > 出来ればこのまま離れたくない、と切に思う状況ではあるが。
どうやらぶつかった相手は虫の居所が悪いらしく、このままで居ることは、どうやら難しそうだ。
そう考えるピーター、任務中であることはすっかり頭から抜けている。
「う、うん。ちょっとだけ待って、びっくりして、体が……」
名残を惜しむ様に小さく深呼吸。
静かに目を開ければ、肌色の谷間から顔を離した。
と、その際にピーターの髪に紛れていた小粒の宝石が一つ、入れ替わる様に女の胸元へと転がり移る。
「わ、とと。あ、取り返してくれたの?ありがとう、お姉さん
でも安心して、この石自体にはあんまり価値は無いから……」
引き剥がされると同時に女が取り上げた宝石を見て礼を述べて。
自分が手に持っていた袋の中を確認すると、確かに半分ほど中身が減っている。
参ったなあ、と額に手を当てるピーター。落ちているものは拾えば良いが、誰かに持ち去られては居ないかと。
■シオン > 人前で誰かに抱き着かれる趣味はなく、早く少年に離れるように告げる。
これが少年だから言葉で済んではいるが、もしいい大人ならば既に手が出ている状態。
「判ったから早く離れろ。
お前らも面白そうに見てんじゃねぇぞ!今俺の尻を触ったのは誰だ、ぶん殴るぞ!!」
待ってという少年を急かし、周囲の目には見てるなど強い言葉で追い払い。
少年に抱き着かれている今がチャンスと見たか、先ほど追い払ったチカンの行為に声を荒げては人目を引いてしまうことに気が付かず。
少年の深呼吸、胸の谷間に感じる息に小さく身震いをしては顔を離す少年を見下ろし。
「ボウズのだろ。きちんと持ってろ。気にしなくていいぞ。
それでも持ってたなら何か意味があるんだろ?」
少年を引き剝がして宝石を少年に押し付け、告げられたお礼には気にするなと返し。
参ったという顔をしている少年に、そのあたりに散らばってるぞ、と視線を向けて。
■ピーター > 「僕のと言うか、お店に持ってかなきゃいけない物ではあるんだけど……
うん、すぐ拾うね。持って行かれちゃうと困るから」
あまり衆目を集めるのは、自分の為にも女の為にも良くはないと悟り。
彼女から離れた後は、促されるままに地面に散らばった宝石を拾い集めて行く。
幸い、誰かに拾われたものは女が取り返した物のみだったようで、ピーター1人でも十分に回収する事が出来た。
「よし、っと……あと一個かな」
袋の中を再度確認。
袋自体が一種のマジックアイテムで、収納されている物の個数を表示してくれる便利品。
表示によれば残りは一つで、その一つはピーターにも心当たりがあった。
女の胸元から離れる際に移った、あの一つだろう、と視線を女へと向けて。
■シオン > 「店のって、そりゃ大事なのだろうが。
全部集めねぇと面倒な事になるだろ」
持っていくと聞けばお使いの途中だったのかと見て。
それが足りなくなった困るだろうと少年を促しては拾うのを眺め。
誰かから取り戻したのを見ていた野次馬は拾おうとはせずにその姿を見ては散っていき。
「あんまり散らばってなくてよかったな。あと一個?」
袋の中を見てはそういう少年に、数を数えているのか適当か、それか袋がそういう道具かはわからないが少年がそういうならそうだろうと。
そして自分を見ているのを見返しては、なんだ?と見返して。
■ピーター > 「依頼でね、ここにあるお店の商品の搬入を手伝ってるの。
約束の時間まではまだあるんだけど……」
面倒な事になるのはその通りで、せっせと拾い集めて一息つく。
さて問題は残り一つの回収だが、素直に告げて女自身に撮って貰うべきか。
そう考えて口を開いた瞬間、いや待てよ、と考えを止めて。
「……もしかしたら見つけづらいところに入り込んでるのかも。
ちょっと見つけやすくするから、お姉さんも気付いたら拾ってくれる?」
そう告げて袋の中から他のよりも大きめな宝石を一つ手に取る。
それに魔力を通せば、低周波音と共に宝石たちが振動を始めた。
振動石、用途としてはマッサージ効果を持つアクセサリーとして使われるニッチな宝石である。
当然、王都内では性的な玩具として扱われることも多いが……。
ピーターの持つ袋の中は効果を一時的に遮断しているが、
女の胸元に潜む宝石は、ピーターの持つ宝石と共鳴し、振動し始めるはずで。
■シオン > 「商品の搬入をな。
小さいのに頑張ってるな」
少年の言葉に遊びたい年頃に見えるが働いている姿に感心し。
それなら猶更全部集めないとな、と言っては少年が落としたものを持ち逃げする輩がいないかと目を光らせ。
あと一つと聞けば、誰かが持って行ったかと周囲を見回し。
「見つけずらい所に?
何をするかは知らねぇが俺が気が付いたらな」
少年がどう探すかはわからないが、気が付けばと返し。
袋から大きめの宝石を取り出すのを見れば探知系の魔法でも使うのか。
そう考えるのが普通ではあるが、少年が宝石に何かをすれば袋が、そして胸の谷間の中にある何かが震える感触に驚き。
「ひぁ!な、なんだ…。あ、あった。あったぞ」
突然の振動に驚きなんだと胸の谷間に手を入れ。
そこにあった震える宝石が指に触れるとすぐに取り出し、これだなと少年に差し出して。
■ピーター > 「えへへ、これでも冒険者だからね!」
感心する女に対し得意げに胸を張るピーター。
小銭稼ぎで依頼を請けたが、それでも褒められれば悪い気はしない。
豊満な胸に顔を埋めるという役得もあったし、上々だ。
「そう、どこかの隙間とか……
でもすぐ見つかると思うから……うーん」
ピーターの言葉通り、宝石の所在は女にもすぐに分かった事だろう。
そして元から何処にあるか分かっていたピーターは、辺りを探すフリをしつつも、視線は女の胸元へ向けられていた。
そうして宝石が共鳴した直後、石の振動が伝わり、ぷるぷると震える女の胸をしっかりと目に焼き付ける。
「あ、そんなところに。
さっきぶつかった時に入っちゃったのかな?ごめんね、お姉さん」
大きく開かれた胸元の、谷間から取り出される宝石に目を瞬かせ。
差し出された石を受け取ると、ぺこり、と頭を下げた。
「ぶつかっちゃったお詫びと、見つけてくれたお礼くらいはさせて欲しいな。
お姉さん、ここには何か探し物? 良ければ探すのを手伝うよ。
お手伝いしてる関係上、買いたいものがあれば少しは安く売って貰えると思うし」
どうだろう、と首を傾げて女を見上げるピーター。
自分ばかり良い思いをさせて貰うのも忍びないため、せめて彼女にも気分良く帰って貰おうとも考えての申し出だった。
■シオン > 「へぇ、冒険者なのかよ」
その言葉に意外そうに見てしまう。
冒険者もピンからキリではあるが、こんな年齢から真面目にしているのを見れば将来的に大成するのではないかと。
考えていることがわからないのでそう見て。
少年が探していた残りの一個は確かにすぐに見つかった、予想外の場所から。
それを取り出しては少年に押し付けるように手渡し。
想定外のことに顔を赤くしては周囲を睨むようにして。
「どう入ったか判んねぇけどそうだろうな。もう落とすなよ」
変な気分になるじゃねぇか、とぼやいては宝石を取り出して身なりを整え。
頭を下げる少年に、気をつけろと少し強めの口調で告げて。
「あ?気にしねぇでいい。偶々だったんだ。
俺の用はもう終わったるんだよ。
気持ちだけ貰っとくな」
少年の言葉に大丈夫だと首を振り。
今日はもう買う気が失せたのと、最後の出来事で周囲の目が気になってしまい。
少年の申し出を断るのは悪いとは思うが構わないと断り。
今度は落とすなよ、と告げては軽く別れを告げて去っていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシオンさんが去りました。
■ピーター > 「そっかあ……それなら仕方ないね。
バイバイ、お姉さん」
申し出を断られれば少しだけ肩を落とし。
落とすなよ、と告げられれば、うん、と頷いて袋を持ち直した。
今回の事故が再び起こらない様に、と浮遊を使う事は一度見送る事にして。
「うーん、良いおっぱいしてたなあ。
よし……僕も行かなきゃ」
別れを告げ去って行く女の後ろ姿を見届けてから、依頼元である露店へと向かうピーターだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からピーターさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアリサさんが現れました。
■アリサ > 学校、その名前だけは聴いた事がある。
学問を学ぶ場所、それは私のそだった村では、ほとんど縁のない場所だ。
唯一、私の学問と呼べるのは、小さい教会で学んだ神の教えとやらと、断片的な文字の読み書き。
後は畑仕事や狩り、漁の手伝いで学んだ、実地での仕事の知識だ。
私も、都会に育ったら、そしてある程度お金に余裕がある家の育ちならば、こんな場所に行く機会があったのかも知れないな。
……そういえば、こういう都会では、本を売る店もあるらしい。
本など、寒村ではほとんど役に立たず、それを専門で売る店など無かったけど、ここならあるかも。
……探してみようかな?
■アリサ > 薄暗いのが少し気になるけど、さすがに「本の店」とやらを看板に掲げるあたり、棚には本が沢山列べられている、当たり前か。
チラリと棚の列を見渡すと、題名からして結構興味を引かれる本がある。
「金銭管理論」とか「魔術基本構築論」など、そういう難しそうなのには、さすがに手を伸ばすのが躊躇われるが「初級剣技」など、なかなか面白そうな題名なのがある。
ただ、本というのは高いとは、田舎で育った私にも解るから、買えるかどうか……
ん、これは……?
「恋人不在女性の夜の過ごし方」
……はい?
■アリサ > この薄暗い本屋にも、幾つか本に目を通す為のランタンが吊るされており、その熱を僅かに私は顔に感じていたが。
「……」
この本、それを読み進めている私の頬、それがまるで酒でも飲んだかのように火照っているのは、その照明のせいではない、それは。
「……こ、こんな事まで、するの?」
まず、明らか。
――そうやって、女性器の襞を1つずつ指でなぞるのも良いが、尿道やその上の陰核を、まるで、じっくりとフライパンで炒り豆を作るかのように、自然に熱を持つまで転がすようにするのも――
目が、私の目が血走り、とにかく視線がその文章を追いかけ回し、ページをめくる獣と化している、そんな私を、私が自覚する。
――そして、張り型はまずは自分の陰唇、性器の方で確かめること、尻孔に興味があっても、そこにいきなり異物をいれてはならない、それは基本となる技術を学び、よくこなれてから――
もはや、私の心臓がバクバクと鐘と化して、そして自分の首筋を滴る汗など、気にもしない。
――著者、敬虔なるシスター・エデン――
か、神の、偉大なる主の罰が下りますよ、見知らぬ聖職者さん!?
「……やはり本は高い、この値段は高い、しかし」
カラカラに乾いた口から、震える声で私は小さく呟き、完全に煮え立った頭で、お金の計算をするが。
「……だが、しかしもう2度と手に入らなかったら、見ることが無かったら、後悔するどころでは!!」
そ、そうだ、平常心、平常心よ、アリサ……!!
こんなに緊張しているから、股間がむずむずと、小用を足したがっている、心が乱れている証拠だ。
「……くっ、こんなにムズムズするのに、いつもと違う」
そう、緊張のあまり、尿意には当然ある、膀胱の圧迫感すら、今の私には全く感じない、そう平常心、冷静さを失っている証しだ。
■アリサ > ……一応、買ってしまったこの本にはカバーもついでに買って、掛けているけど。
「……街中で歩きながら読む本ではないけど、だけど、我慢が……」
今、おそらく私の顔は赤らんでいると思うけど、道行く人からは、若い身空で真っ昼間から、酒を飲んでいると思われるだろう、そうなのです、ホンとナンです。
――女性の肉体は基本的に、全てが性へ結びつきます――
その、見も蓋もない、極端な断言口調の序文、本の最初のページを見ただけで、私の身体が熱くなり、火照って来るのを感じている。
――もし、貴女の胸部の大きさに自信がなくても、その胸の頂きはどうでしょう、それとも、乳房を異性に視られても、何も感じませんか?――
「……な、何も思わない訳ないでしょ!!」
そしてその火照りの「元」を、見れば見るほど、読めば読むほど、私の口は乾いていき、息は荒くなり、そして。
……コ、リィ
薄い、少年のような私の胸、しかしそのまな板のような胸の蕾は、あきらかに自覚できるほど、胸回りを巻いている麻布を、押し上げている。
「……」
いや、膨らんで来ているのは、胸の乳首だけではない。
「……ン」
ムズムズとする私の下半身、下腹部、その股の間から、僅かに粗末な下着に擦れ始めた。
コッ、リィ……
三つ目の、乳房の蕾よりもさらに自分に、私に「女の性」を感じさせる、陰部の一つのみの「乳首」
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアリサさんが去りました。
ご案内:「平民地区 隠れ家的酒場」にルーベルさんが現れました。
■ルーベル > 富裕地区にもほど近い、平民地区の裏路地。
ひっそりと目立たぬよう看板の出ている酒場は入り口は簡素。
中に入っても、表の様子からすればやや上等な内装であるくらいで他の酒場と変わりはない。
その実、密やかに強い薬効のある飲み物を提供しており、普通の酒で酔う者に混じって、ひっそりとその飲み物を愉しんでいる者たちがいる。
何も知らずに入り込んだ者の中で、常連や従業員に目を付けられた者はその一見薫り高い蒸留酒のような酒精香る飲み物を薦められ、その効果で深い酩酊、微睡みのような姿を晒しては食い物にされることもある。
その酒は魔力を溶け込ませた術効交じる魔法酒とでもいうような代物。
薬効染みた効果を液体に魔力込めて発動させるそれは、うまくその術効を中和しながら飲めばそれこそ美味な酒になるという捻くれた代物で、その術式も巧みに隠されている。
術式そのものも度々組み替えられるので、魔術、魔法に造詣深いものはそちらの解析を楽しみに訪れることすらあり。
魔導士貴族は酒精もながら、解析目的に時折訪れている一人。
バーテンの隣からにやにやこちらを眺める、隠居魔術師が仕込みの主で酒場のオーナー。
「こちらのほうがより濃ゆいものにならぬか?」
いつもならば昔馴染みのオーナーの仕込み術酒を解いたり解けなかったり。
そういう捻くれたコミュニケーションをするのだが、今日はどうやら二人で試行錯誤している模様。
ああでもないこうでもないと言い合う二人をバーテンはやや呆れた様子で。
客は興味深そうに盗み見て。
本人同士は魔力と術式の具合で変わる味わいといろいろと試している。
■ルーベル > そのまま静かに、けれど確かに議論は白熱し。
二人の酔狂に付き合った客は、新しい術酒をそれぞれに楽しんだのだとか…。
ご案内:「平民地区 隠れ家的酒場」からルーベルさんが去りました。