2025/11/15 のログ
■ケストレル > そうこうしている内に、ぐぅ、と腹の虫が鳴いた
時刻はとうに正午を過ぎて、そう言えば朝からなにも食ってない事に気付く
いや、食べるのを忘れていたわけではなく、どうも食事をする気になれなかったというのが正直なところだが
「かと言ってこのまま食わねえでいるのもなあ……よし、飯を食おう
腹が膨れりゃ気分も変わるかもしれねえ」
問題は何を食べるか、だったりするのだが
その問題は食堂に辿り着いてから直面する事になるので、今はまだ先の話――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からケストレルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」に篝さんが現れました。
■篝 > 休みの日は休むこと。
体を休めて惰眠を貪るのも良い。心を満たすために娯楽に出かけるのも良い。
何事も羽目を外さず、切り詰め過ぎず上手くやれ。
以前、師に言われた教えを忠実に守り過ごす休日の昼間。
新しい住処にも多少慣れ始めた今日やることと言えば――
「……ん。此処で良い」
年頃の娘に流行りのお洒落な店や、ブランド品や異国の品を取り扱う高級店。
そんな店が立ち並ぶ通りの片隅に佇む古着屋へと足を向け、店内の様子を確認してから中へと入る。
暗殺者として働いていた頃は、仕事用の黒装束とメイド服、そして同僚から贈られた私服の3着しかなかった服も今では随分と増えたもので。
これ以上は必要ないとも感じていたが、こうして覗きに来ているのは楽しいから……と言うわけでもなく、やはり必要にかられてだった。
新しい服を買うと師が喜ぶから、と言う理由も勿論あるけれど、仕事で使うためでの買い足しである。
カランコロンと鳴るベルの音を聞きながら、店内を見渡して。