2025/10/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 夜」にクロスさんが現れました。
クロス > (日も沈んで辺りが暗くなる平民地区の夜。
街を歩く人々は様々な事情を持ち、進んでいた。
仕事を終えた者、買い出しをする者、ギルドに向かう者に終えた者…人の数だけ様々な理由がある)

「・・・フゥ」

(そんな中で特に理由も無さそうな男が一人居た。
黒い長髪に狼の耳と尻尾を生やしたミレーの雄、クロス。
彼は帽子を深く被り、目元を隠す様にしながらベンチにのけぞりながら座り、煙草を蒸かして空を仰いでいた。
仕事もひと段落し、後はギルドで残りの時間を過ごすか、酒場で一杯飲むか、はたまたは…っと考え事をする)

「どうするかねぇ…」

(煙草を外せば溜まった煙を吐き出して独り言。
どれも面倒だと思っていたが、交友も深めているわけでもないためにその他の用事が無かった。
いっそ、適当に人助けでも起これば都合が良いんだけどな…っと心の中で願いながらボーっと座り込むのであった。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区 夜」にユキさんが現れました。
ユキ > そんな男の視界の先。
ふらふら、と歩みが怪しい小柄な娘が一人。
珍しい東洋の姿が目をひくが、それを気にするものは誰もおらず。

そしてついには男の視界の片隅でぱたり、と倒れる。
しかし、面倒事の気配を感じてか人はよらず、ぽっかりそこだけが空いたような空間になってしまっていて。

クロス > (煙草も吸い切り、残った吸殻を取っては握って風に乗せて捨てる。
思わず眠ってしまいそうになりながらも半目の瞼を少しでも開いて目覚めさせる。)

「しょうがねぇ、酒場で今日は終わらせるか…
ん?」

(ため息を吐きながらも帽子を直して立ち去ろうとした。
だが、顔を上げるとふと視界に入る不思議な存在。
猫か何かの四足獣がそこに居るかと思っていたが、よく見れば服も来ている上に小柄な存在がそこに居た。
誰も気に掛ける様子も無く、目に入れば男も黙っていられるわけも無かった。)

「…おい、あんた。
大丈夫か?どっか、具合でも悪いのかよ…?」

(目に入れば関わらなければいけない。
面倒事が起きるのはわかっていたが、それを見逃してさらい大事になればそれはそれでさらに面倒だ。
ならば、自己犠牲をするかのように自身が関わろうとするのが男のポリシーであった。
小柄な少女の近くに寄ればその場でしゃがみ、肩を叩いて声をかけた。)

ユキ > 「……」

肩を叩いて声をかけられれば、よろ、よろ、と手をあげて。
そして、途端男に聞こえるのはきゅるるるる……と言うお腹の鳴き声。

「……お騒がせ……して……すみませぬが……ご飯を……頂けませぬか……」

なんとも言えない状況を生み出してしまった原因は。
少し頬を赤らめながら一飯のおねだりをして。

クロス > 「あ?飯?」

(手を上げると同時に聞こえたおかしな音。
どうやら腹の音らしく、空腹で倒れていたようだった。
フゥっとその腹の音に安堵でもするかのようにため息を漏らした。)

「あぁ…わかった。
一先ず、近くの行きつけの酒場で飯を作ってもらうとするか…。

…歩かせるのも面倒だな。」

(周りを見れば近くに酒場の集う通りがある、そこには男の行きつけの店もいくつかあるため、入店してすぐに頼めば飯にありつけるだろう。
倒れる程の空腹、立ち上がらせてペースを合わせて歩くのは少々手間だと思えば、小柄の少女を抱える様に持ち上げようとした。)

「ちょっと見た目がアレかもしれねぇが、我慢してくれよ!」

(持ち上げれば少女を脇に抱えて酒場のある方へ小走りしようとする。
なるべく揺らさない様に体を抑えながら走り、酒場に到着すればマスターに有無をうわせずにいくらかの食事を用意させることになるだろう。)

ユキ > 「……いえ……重い体躯で申し訳ありませぬ……」

脇に抱えられながらぷらぷら、と持ち歩かれ、宿に辿り着けば。
いくらかの用意された食事に目を輝かせて、久方ぶりの食事、とつぶやきながらもきゅもきゅ、と食べていく。

小柄な体躯のどこにそれだけ入るのか、と言う量を食べ終えてから一息をつき。

「……一飯お世話になり、ありがとうございます……。……それで、その……」

腰に括り付けてあった袋の中にはわずかな銅貨。
しかもだいぶすり減り、それの価値はほぼないに等しいだろう。
娘が困窮していた理由もそこに由来して。

「……一飯の礼は……どういたせばよいでしょうか……?」

とりあえず困ったので聞いてみた。

クロス > (小柄故に軽食ぐらいで大丈夫だろうと思っていたが、予想以上に食事をする姿を眺める。
思わず、晩酌分のツマミも差し出してしまう程の食事量。
金に対して浪費が無くて良かったと今思った。)

「随分と食べるなぁ、お前さん…。
あ?礼?」

(一息つけば感想をポツリと呟く。
その後に礼を返したいと言うが、おそらく腹が減った予数からして金銭面が酷く貧しいのだろう。
かといって、他に要望することも無いしっと考えていたが、男の目線は一つに向かう。
小柄な体形とは真反対の大きく実った胸。
そこを見ればギラりと目が光る。)

「そうだな…飯の代金は俺も有り金が余っているし、そこら辺は平気だな。
だが、礼をしたいって言うのならば…一晩、お前さんを抱かせてくれよ?」

(ニヤリと笑う口からは牙が覗き込む。
訪れたこの酒場も宿として経営しており、連れ込みとしても運営されているのだ。
故に、少女が首を縦に振れば即座にその部屋に連れていこうとするのである。)

ユキ > 「……はい。少々事情がありまして、少々普通より食事量が多く」

事情持ちなんてこの街にはざらとある。
きっと少女もその中の一人にしか過ぎない。
そして抱かせてくれよ、と言われればきょとん、としてから。

「……ああ、花を売れば宜しいのですね」

こくん、と頷いて。
花を売る事はよくやっているからかそれを容易く受け入れて。
けれど、淡く微笑んでから。

「貴方様の体格ならばきっとご立派なもの、満足出来そうです」

笑んだまま、ひかれるままにその手を繋いで、奥の部屋に連れられていき。

クロス > 「事情、ねぇ…
ん、どうやら理解はあるらしいな…まぁ、良いか。」

(何かしらの事情があるらしいと含みのあることを言われる。
その後も男の提案を聞けば特に驚く様子も恥ずかしがる様子も無く、なんだか慣れている様な様子を見るとこちらも意外そうな顔をする。
だが、変な騒ぎにならない分良いかと思い、マスターに声をかけて一部屋借りる。)

「…自分で言うのもあれだが、俺のはかなりだぜ?」

(微笑み少女に対してこちらもニヤリとした笑みを浮かべる。
部屋に到着すれば少女を部屋に入れて革ジャンを脱ぎ、クロークに掛けながらシャツのボタンを外して、はだけさせる。)

「そらッ、どうせ汚れるんだ…下着以外脱いじまいな?」