2025/10/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にスルーシャさんが現れました。
スルーシャ > 目貫通りに面した酒場『大岩蜥蜴の微睡亭』
比較的大型で値段に対して量も味も申し分ない冒険者御用達の店。
しかし酒はエール以外にも多数取り揃えており、長年その場に面しているだけあって
店主の人脈から来る仕入れも多い。

時には冒険者が持ち込む余所の土地の酒まで並ぶことがあるのが常連の注目点でもある。

「……酒蔵で見目の良い者が中々いないのが、はぁ……。」

人間は有用な資源として高く評価しているが酒造においては殊更着目しているが、
あいにくと自分の目に適う素材がいない為、未だ掌中に嗜みの確保が出来ていない。

かといって、普通の器量の者に妥協をするのは尖兵を取り扱う商いとして矜持に反する。

「……今日は良い酒の肴がいないものかしら……。」

味わい、蕩かし、堕とす獲物。数多く人が行き交う中で光る逸材を見出そうと
シェンヤンの紹興酒に口をつけながら喧騒を眺めて。

こういう騒がしい場であれば従える尖兵や側近達と興じてその後に宿にでも向かうのも一興かと思いながら。

スルーシャ > 「そろそろ年越しかぁ……。」

年中行事を祝うと言うよりむしろ書き入れ時。
心に隙が生じる者達が増えるが故に洗脳し篭絡しやすい。

しかしそれで数だけ揃えても意味がない。
その場を用いて極上の逸材を陥れる一手をそろそろ組みたいところだが。

そんなことを思いつつブイヤベースが運ばれてきて一度思考を中断して

スルーシャ > やがて背後から声をかけて来る青年が一人。
尖兵として篭絡され、定時報告に訪れたそれは、やがて連れ立って店を出て雑踏へと消えていく―

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からスルーシャさんが去りました。