2025/10/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にセニアさんが現れました。
■セニア > 【夜:王都マグメール 平民地区 広場】
「……ごちそうさまー」
平民地区にある酒場から、酒場の店主に一言伝えれば、食事を終えてゆっくりと大通りを進んでいく。
どことなく、ふらふらとしているような足取り。
片手には夜食を包んだものとエールの入った小さな瓶が入った紙袋。
仕事を終え、軽く晩酌と夕飯を取っていたのだが。
思いの他、仕事で疲れていたのか、若干の眠気に襲われていた。
そこで晩酌を早々に切り上げ、夜食としていくつか包んでもらって今、外へ出たという所で。
酔いも回りやすい所に眠気に襲われており、そのせいでやや足取りが覚束ない状態であった。
歩いてれば眠気も酔いも醒めるだろう、そう思っていたのであるが。
脚は重りを括られたように重く、頭はぼーっとするのに拍車がかかってきたような感覚。
堪らず、こりゃダメだ、と思い丁度広場の端っこにあるベンチへと腰かける。
どっか、と大きく沈み込む様に座り、横に紙袋を置いて。
辺りを見回すが、そこまで人通りもおらず、少し休んでいても咎められたりやらはなさそうだ、と判断して。
「……そんなに疲れるような仕事だったかなぁ……」
と仕事内容を振り返ろうにも頭はそれを許してくれない。
しょうがなく落ち着くまでしばらくここで休んでいよう―――、そう考えて。
■セニア > ベンチに座ってしばし経った所で。
休み始めれば一気に疲れが身体を蝕み、眠気は更に強くなってきて。
むしろ座ったのは悪手だったか、と少し思うものの。
重かった脚は少しばかりマシになったような気もするし、立ち上がって歩けるかどうかが怪しい。
頭は相変わらず重たくぼーっとしたまま。
「……」
眠いのか酔っているのか、そもそももしかして体調が悪いのか?
と考えはするものの。
座ってしまって動きが取れない。
ひたすらマシになるまで居るしかないかあ、と。
「う~……」
うつらうつら、と舟をこぎ始める自らの身体を軽く頭を振ってその誘惑に耐える。
貧民地区じゃないだけマシ、とはいえ。
ここで寝てしまったらどうなるかわかったものじゃない。
とはいえ、うとうとするのは止めれずその度に何かしら眠気に耐えようと頬を引っ張ったり、腿やら掌をつねったり。
傍から見ると何してるんだろう?と思われていそうだが、本人的には割と必至である。
■セニア > 更にしばらく経つこと。
どうにかこうにか、眠気は続くけれど、体力自体は回復したように思う。
ベンチから少し立ち上がれば、どうにか歩けそうで。
とはいえまだまだだるさは抜けないが。
「んんん~」
ぐいい、と少しばかり伸び。
辺りはすっかりと先ほどよりも人通りも少なく、辺りを吹く風もすっかりとひんやりとし始めた。
さっさと宿に戻って寝よう、そう考えて。
広場をやっぱりそれでもゆっくりとした足取りで後にした。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からセニアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 路地裏」にメアリーさんが現れました。
■メアリー > 平民地区の路地裏にひっそりと灯る紅い明かり。店の前の柱には小さく、Bar-bloody-の看板が立て掛けられた。
カウンターの中にはバーテンダーの姿が一人。小さな鍋の中に葡萄酒を注ぎ、ホールのままのスパイス。花の蜜等を溶かしいれる。
「本当に、汗だくになっていた時期が懐かしい位の変貌ぶりだね。」
それを後は火に掛けるだけ。しかしそれは新たな客の到来を待ってから。
部屋の中は少しスパイシーな香りと甘ったるい花の香りが混在する。
少し換気扇を回したりして、店内の香気を散らしながら、グラスを磨いて過ごす時間。
■メアリー > そうして、閉店までの何回転か、静かな時を過ごす。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 路地裏」からメアリーさんが去りました。