2025/10/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にメアリーさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からメアリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 路地裏」にメアリーさんが現れました。
■メアリー > 平民地区の路地裏にひっそりと灯る紅い明かり。店の前の柱には小さく、Bar-bloody-の看板が立て掛けられた。
まだ外は日が傾きかけた頃合いで路地裏が賑わう事も無い。
無論、賑わった所で見向きもされない程小さな店なのだけど。
「ンッ…、美味しい。」
夏の名残を感じさせる。タンブラーグラスに注がれた紅い液体。
悪魔の名を冠するその液体を、カウンターに腰を下ろして確かめる。
自分で言うのもなんだが、味は申し分ない。そしてカウンターからの視界にゴミ箱や、雰囲気を壊すものが目に入らないか、照明の反射等は無いかを確認する。
客席からでしか見えない風景もあるから、時折確認するこの行為。
終えてしまえば後は、飲み干すまではご褒美時間。
■メアリー > ゆっくりと味わい、空になったグラスをカウンターに。
それからカウンターの中へと入るとグラスを水で流してゆく。
キュ、と磨き上げる音を響かせながらそのグラスはラックの奥へと忍ばせた。
冷蔵庫を開けると既に小分けに用意されているおつまみを小皿を並べ開けて行き。直ぐに出すものは手前に、他は奥にと整理も兼ねて。
氷やシェイカー、マドラー等の物品を揃えたのなら後は客を待つだけの時間。
少しばかり賑やかになってきた路地裏に意識を向けてみたところで客が来るわけではないけれど、BGMもない静かな店内に小さく聞こえる話声は妙に心地よいもの。
■メアリー > 静かな、静かな店の中。時間だけが唯ゆっくりと過ぎてゆく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 路地裏」からメアリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にグスタフさんが現れました。
■グスタフ > 夜の教会。
神父服を着て、礼拝堂……集会場の壇上にあがる。
他に人影はいない。教会の扉は閉じられているが鍵はかけられていない。
月明りの差し込む中、祈りを捧げる。
香を焚き、椅子に腰かけ。本を読む。
小さな教会。夜を守る気持ちで聖書を読み。つぶやき。目を閉じる。
それで煩悩が消えるわけでもないのだが。
「――形は本物だけどな」
焚いている香も、媚薬の一種だ。
男は薬物を摂取しすぎたため耐性があるから効かないが――。