2025/09/15 のログ
■グスタフ > くだらないことで今日が終わる。
そしてはじまる。おはよう新しい今日。
天辺を過ぎても飲んでいた酒は、もう氷が解けて薄い。
何を飲んでいたかもわからなくなるほど。
進んでない酒で酔うわけもなく。時間をつまみに貪っては過ぎていく。
「今日は客が少なくねぇか」
お前のせいでなとでも言いたそうなマスターの視線は無視して。
実際、マスターに絡んで愚痴を零している酒場に誰がいたいというのだろうか。
「……今は行くあてがないんだよ」
仕事場に行く気もなれず、夜にはぐれて、酒場の隅で縮こまっている。
なんだといえば知り合いの女には見せられない姿なので、こんなことに。
弱い男だと自覚してるからか、安い誇りを抱えるしかない。自嘲。
「いつもみたいに誰かに吐きだしちまえばいいのかもしれないけどな」
■グスタフ > 「……死守せよ、だが軽やかに手放せ」
誰の言葉だったか。
ふと、思いついた言葉が口をついて出た。
つまりは、未練なのだ。
もう戻らないものをあれこれ考える贅沢な時間を過ごしているに過ぎない。
はあぁぁぁ……。
背筋を伸ばす。貴族の心意気。優雅であれ。
形から入るのだ。その心が偽物でもどれだけ汚れていようとも。
そうであろうとする形が大事なのである。
「よくないな、よくない」
乱れた髪を整え、二敗目の酒を飲み干す。
そして言い直す。
「いや、らしくないな。こんなところで無駄話悪かった」
多めのお代を置いて立ち上がる。
迷いなく、踵を鳴らして。
「こんな気分の時は女でも抱いてくるわ、ごちそうさん」
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にロフィさんが現れました。
■ロフィ > 平民地区の大通り
公園や商店が多く並ぶそこを、何やらピンク色の羊皮紙を持って歩いている男が居る
「ふむふむ……
あの店はつぶれちゃったかぁ…残念だ
ただ、あの娘はこっちに移ったから…」
昼間から見ているのは、娼館の情報がまとめられた羊皮紙だ
誰誰が移籍しただの、店が繁盛しているだの
あるいは何かのイベントで安くなっているだのと様々な卑猥情報が記されている
「分身の術でもつかりゃあなあ…!」
元は爺でも今は若い体
引きずられた精神は欲望たっぷりに若返っている
人通りの多い中を、ひょいひょい、と進みながら情報を仕入れている…
■ロフィ > 器用に人を躱していた男だが、そのせいで足元がおろそかになっていた
「おわぁっ!?」
意地悪なでっぱりに躓き、何とか手は着いたものの転んでしまった
その拍子に、持っていたえっちな羊皮紙がばらまかれてしまう
「とと…」
慌てて、羊皮紙を拾い始めよう
少し汚れてしまったそれらを残念に思いつつ
「うわ、結構とんだな…」
転んだ勢いが存外強かったのか、少し遠くまでひらひら飛んで行ってしまった
小走り中腰で、急いで回収しに行こう
別にみられて困るものでもないが、なんとなくだ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にネーラさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からネーラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にネーラさんが現れました。
■ネーラ > そのとき、大通りの路上に風に流されてきた羊皮紙をふと拾う女。
先日、娼館にいた時とほぼ同じ。ホットパンツとショート丈の半袖ニット姿の、それは人目を引く妖しい褐色肌の女。
ピンクの羊皮紙を瞥見したところ、きちんと近隣の夜遊び情報を網羅している内容だ。
「ふむ。」
視線の先に男を見定めると。彼の途上に立ち、無言で紙を差し出す。
「お勤めご苦労様じゃな。お主の探し物はこれか?」
先日、娼館ですれ違った”先生”当人である。
娼館が呼んだカウンセラーとされるその男をあらためて彼女はその目にした。
■ロフィ > 「おっと、ありがとう、麗しいレディ」
気障な動作で軽く頭を下げつつ、紙を受け取る男
これはナンパチャンスだ、と内心にやりと笑う
見るからにナイスバディのお姉さま系である
「……?
レディ、どこかで……………。あ」
ふと、その容姿全体を見ると記憶が刺激される
直接お相手したことはないが、その容姿は記憶に刻まれていた
「あ。プリプリですれ違った…
あそこの女の子たちに避妊魔術をかけているレディ!」
女関係の記憶力は抜群だ
指をぱちん、と鳴らして
「いやぁ、あの時はありがとう。メイベリーンとはいい夜が過ごせたよ」
報酬は恐らくこのレディから出ていたのだろうからまずはお礼を言おう
■ネーラ > 「うむ、お互い似たようなものじゃな。」
銀縁メガネの向こうで大義そうな表情をしている。
「如何にも。まあそこは色々とな。…安全に遊べているじゃろう?
あの後な、引きずっていたものがふっと消えたようになっておった。店の見識は正しかったぞ。」
あやつもまだ幼いのでな。手間をかけさせてしまったが、と言いつつ
「……ああ見えてパワータイプなのじゃが。その後体は大事ないか?…ふむ。まあないようじゃな。時々遊んでやってくれぬか。悪い娘ではないのでな。」
ちなみに報酬は、彼女経由でオーナーが決裁して降りてきていた。
ロフィの目つきをさっと見てとる。
「決して嫌いではないようじゃな。どうじゃ?多すぎて分身の術でもできればと言いたそうじゃが。」
男の考えることなど手に取るようにわかるけれども。
「…あれは疲れるぞ?分けた体を一つに戻す時が問題じゃ。私としては目の前の一つに集中したほうが好ましいと思う。」
どうやらできるらしい、そしてやってみたらしい。
「それにしても、麗しいと言われるといまだに嬉しいものじゃな。お主もハンサムじゃぞ?」
■ロフィ > 古風なレディである
威厳があると言うか、パワーを感じるというか
けれどものおじはしてられない
モテ術その1、できるだけ堂々と、だ
「ああ、あれほどきっちりやってるところは早々ないだろうね
あったとしても富裕地区に近いところくらいだろう
助けになれたならよかったよ
それに、プレイだってよかったさ。まあ少し腰は痛くなったけど、ああいう激しいのも俺は好きだからさ」
お世辞ではなく、いいところ探しを得意とする男としては
パワータイプの娘というのも楽しめる
それで多少腰が痛くなるくらいどうということはない
「な、なにぃー…。まあそりゃそうか。快感まで感じるような分身作ったら、そりゃ疲労もくるし、意見の対立が起こりかねん…
いやいや、俺なんて道化が精々。女の子を多少笑顔にすることしかできないよ」
考えてみれば当然のことであった
精密に作れば作るほど、疲労だけをシャットダウンなんていう都合のいい話も無くなるだろう
羊皮紙をそろえ、小脇に抱えたまま、ぴし、っと眩しい笑顔を見せよう
■ネーラ > 「入力も倍、出力も倍。だから、その分の精力を貯めて補っておかねば…まあ、それも含めて面白いのじゃが。」
するする、と若干厳しい表情が笑った。
「ついでに付け加えるなら。分身のコントロールもやるのじゃから、まあ…それでも入力が倍というのは、なかなかじゃからな?」
尋常ではない気持ちよさも得られる。
「違法な薬でなし。自力で魔術を使うだけじゃから、法にも触れぬ」
それでもどうやら好色なようだから、やってみても良かろう、という空気出している。
「それは十分じゃぞ?人を笑顔にするのは。まして異性じゃろ?…なるほど、そういう笑顔か。」
それで今まで何人を泣かせてきた?とニヤニヤ詰め寄っている。
「笑って済んだらポリスはいらんのじゃぞ?それで今までどれだけ…しかし立ち話もアレじゃし、お茶でも喫しておくか?店のものが世話になったし、奢らせてもらいたい。
私はネーラ。この辺りで雑貨屋を営んでいる」
したがって、娼館への協力はボランティアであった。
そしてまた、ここまでの言動に滲ませる経験は、彼女が見た目通りの年齢ではないことも暗示していた。
■ロフィ > 「精力には自信あるけど、流石に二倍三倍以上となったら耐えられねえな
ゾンビになっちまうかもしれん」
恐ろしい想像をしてぶる、と体を震わせた
「ただ、習得したら3Pとかできるし楽しそうだな
ち、違う違う。俺はあくまで節度あるお付き合いだから泣かせたりとか…いや、あるなぁ…」
苦い思い出があった
調子に乗った時分の出来事だ…
「ネーラね。じゃあ俺も礼儀としてもう一度、ロフィ・フォーレファイだ。よろしく
お茶は是非ついていくよ。こんなレディの誘いを断ったらバチが当たる」
くす、と笑ってから歩き出そう
なんとなく、長命であることは察しているがそこにいきなり突っ込むのは野暮だ
もう少し語り合ってから、その辺りは聞いてみるつもりだ
■ネーラ > 「うん、楽しいぞ?3人でするのは。いや3人以上でもそれはそれで面白いが。」
なんとなく同類の匂いを感じたのか、ネーラはやけにいい笑顔をした。
多少の色ごとで人を泣かせるのも含めて、味というか、粋というもの。
こやつ、おもしろそうじゃな、と目をつけ始めた。
行こう、と促し。そういうことになった。
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カフェに来た。
二階建てで、一階がカフェ、二階が宿屋になっている。
4人掛けの円卓席に座り、注文が運ばれてくる。
ネーラはブラックコーヒーと干しいちじくのタルトである。
椅子に座ると目に入るのだが、この魔女は胸の大きさが半端ではない。
それでいて退廃的な贅肉もなく、全て美しくまとまっている。
その体型はやや人間離れしていた。すでに人間というものを逸脱している存在なのだったが。
娼婦のような色気があるが、名乗った通りの雑貨屋の気配もしている。
それでいてメガネ越しの眼光には知性さえもあり、全体として”尋常ではない”。
王族でもなく冒険者にも見えず。富豪でもなければ愛人でもない。
夜が人の形を取って歩いているかのような神秘の気配。
「…ようやく涼しくなってきたからの。そろそろ秋らしい格好をしなければならぬが。」
当たり障りのない会話を続けている。
コーヒーを傾けつつ、上目遣いで、彼の顔を見ている。
全ての動作が、彼女はいちいち艶っぽい。
■ロフィ > けらけら笑いながら近くの宿屋兼カフェへ
何度かナンパに使ったことがある場所だ――
男の注文は、ミルク入りコーヒーとヴルスト焼きであった
(ううーーん。掌どころか頭も埋めれそうな胸…)
ただ、ついつい注目してしまう
けれど全体のバランスを見るとどうにも逸脱していることは察して
人外だろうと、女の子であればそれでいいのだ
悪い魔族ならおしおきはするが、この相手はそのような雰囲気は全くない
なら、ただただ楽しむだけだ
「ああ。女性っていうのは…寒い時も寒いで愛らしさがあるが…やはり露出が減るのは残念だよなあ…
今みたいにネーラの麗しい果実も早々拝めなくなるわけだし」
下賤な話も出来る相手と判断したのか、遠慮なしだ
その双丘に目を奪われていることを隠しもせず、また照れもせず拝み始めた
■ネーラ > 「それは男の意見というものじゃな。こちらからすれば男は全然露出が足りぬ。もっと艶やかでもいいと思うが?…見応えのある体は人類なら皆が皆好きなものじゃ。美しければなお良い。だのに女ばかりが露出させられる…宗教もそれを禁じておらぬしな。
まったく。世の中だいぶおかしくなっておる。」
それでも差し支え無さそうな、あっさりとした調子。
付け加えるに、目で見て有難いものが男には少ない。其れを見せてはいけないというのがこの世のドレスコードでさえある。
「……服越しで容赦せいよ?」
ふふ、色香を滴らせながら笑うものである。
「これが、かほどに実っても別に落ちてくる気配もないと見える。落とせるかどうか、触ってみるか?」
■ネーラ > 「たとえば、それじゃな」
ヴルストに視線を投げながら
「見せたら普通に逮捕というのは、なんなんじゃろうな?」
■ロフィ > 「なるほどなぁ…
ま、残念ながら筋肉はそれほどついてないから見て楽しいもんかはわからねーな…
むむ……」
そこが男女の違いというか
認識が違うため、何が喜ぶかまでははっきりわからない
好みと言えばそれまでではある
それはそれとして、露骨にお誘いを受ければ、こっそりタッチしてみよう
あくまでタッチ
指先を伸ばし、その尋常ではない乳に触れて軽く押す程度だ
上が宿とはいえ多少は遠慮しなくてはならない
「落とすなら正々堂々ベッドで、かな
あいにく露出趣味はあまりないもんでね…
――んん、それは男女のリスクの差じゃないか?ネーラの店内ならまだしも男の露出を許しちまったら女を襲いやすくなる
逆に男側もリスクはあるかもしれんが、女に逆にヤられたところで精が尽きるくらいだろ」
女性には別のリスクがある…と自分の考えを告げよう
だからこそ、男性に対しては規制が強くなっているのではと
■ネーラ > 「触れて楽しければ私は一向に構わぬが」
聞きようによっては直球のセクハラが飛び出す。
彼女の胸は、ちょっと押しただけでも、指先を引き摺り込むような柔らかさがある。
暖かく、肌だけでも潤いすらある。人間は普通、そこまでではない。
持ち主は自身ありげに微笑むばかり。
「ベッドに限らず正々堂々と落とせば、楽しみたいようにすればよかろ?まあ、見解の相違じゃな…」
双方の合意さえあれば、大人同士なら相当自由なのである。
合意さえあれば、たとえ相互に変態でも特に問題はない。個人間のことである。
「まあ、そうなのじゃな。人間は実に平等での。浮気をするものは、性別を問わぬ。色好みも性別を問わぬ。
人間は、するものはする。であれば、男だけでも守っておく必要はあろうな」
セックスはそもそもリスキーではある。
ブラックコーヒーを飲み干した。甘く苦い。
「無理にやられるとな。男なら尚更心が折れる。…愛し合うのが基本じゃろう?失礼な連中は後も立たぬが。」
どうやら彼はそうでも無さそうだな、と察している。
「だから、防護を敷いてやっているのじゃよ。あの店には。」
■ロフィ > (うーん極上…っていうのも失礼なくらいだな……)
とても言葉では簡単に言い表せない感触だ
正面から抱き着きでもしたらそのまま安眠するか逆に全く寝れないほど興奮することとなるだろう
やはり、人の姿ではあるが人外に近い者なのだろうと確信はするが態度は変えない
むしろ善良でえっちな逸脱存在など望むところだ
「それに関しちゃあ、俺は何にも言えねえな…
色んな娘と遊んでいる俺は、傍からみりゃあ酷い浮気者だ
避妊くらいは魔術で嗜んでるが、それだって後腐れない様にする、なんていう理由だし」
世間的に言えばめちゃくちゃな浮気正田
ヴルストを齧った。脂がのってうまい
「そうだなぁ…発情した子に襲われるのは悪くないが、襲うのは絶対嫌だね
大抵の娘は泣いちまうだろ。女の泣いている顔はできるだけみたくない…
――ああ、だから、高級店じゃないのか。更に見直したよ、ネーラ。素直に尊敬する」
高級な店になれば娼婦を大事にしやすい
教養やテクは必要だろうが、嬢の安全は確保されやすい
だからこそ。それらの手が及びにくい大衆店に防護をかけたのかと考えついた
■ネーラ > 自らの胸をつつくロフィの目を見れば、この身の魅力はまだあるのじゃな、と自尊心が満たされる。手首を返して、肘をそっと押してやる。沼であるかのように、指が乳にめり込んでいく。暖かく、湿っている。何か別の孔であるかのよう
で。
「…気遣いができているのなら問題ないとおもうのじゃが…」
ネーラもまた、ロフィと近い性的な倫理の持ち主。
実質ノーダメージならお得しかないはず、と思うが
「世間はつまらんのう…お得しかないというのに…」
お得”しかない”と言い切れるのは、この魔女には矮小な世間体がそもそもないから、である。
「互いに信用されるか、覚悟を決めなければ、体を繋ぐなどできぬ。そうであろ?」
そもそもまぐわうには信頼が必要。信頼が得られない場合は、道は二つ。
彼女が要約して示すには
・金で買う
・力で喰らう
「なれば、前者だけでも少しは守ってやりたい。人情ではないか?後者は治安維持の仕事じゃ。」
細かいことを言えば尽きないが、高級店から上も人倫が消し飛ぶ魔境になる。王族や貴族の体たらくをゴシップだけでも嫁が想像できる話。
「世の中をマシにするには、大勢を助けるに限る。いささか思うところがまああってな…知り合いに頼まれたというのもあるが」
本来セックスには善悪はないのじゃしな、と付け加える。
「本当はもっと下方を見るべきなのじゃが、それはどうにもできないであろ。できることをするしかあるまい」
あっさりとしたものである。
「昔は、ミレー族の扱いなど…いや、なんでもない。曖昧な話じゃ。」
■ロフィ > 男の眼は、まじめに話しながらも胸の感触をしっかりと楽しんでいる
どこまで行っても助平は助平なのだ
「いーや。そうやって調子に乗った男を知ってるんでね
『避妊さえしてれば大丈夫だろう、ならちょっと強引に』なんてな」
そういう驕った時期があったのだと
「そりゃそうだ。それもまた、俺からしてみりゃ女性の方が覚悟が必要だろうさ
だから娼館でも色々と気を遣ってるんだろうし」
最も、気を遣っていない…人をゴミのように捨てる娼館もありはするが、割愛
それら全てを救えるわけもなし
「ああ。ネーラみたいな"すごい"存在が人情語ってくれることが嬉しいさ
十分、安心できる環境になってると思うぜ、あそこは
――ま、誰にだって限界はある。無理したって、ほころびが出来たらこういうのはキツいもんだしな…」
暗に逸脱存在であることを気付いていると言いつつ素直にお礼を
「――ああー……ま、酷かったな。今は普通にメイドとかやってるミレーもいるし
大体は愛玩だろうが、前よりはマシじゃないか」
それは、自分も知っている、と。自分もそれほど普通の青年ではないことは匂わせていこう
■ネーラ > 「うん、それはのう…いや、耳が痛い。
避妊できているのは実証済みじゃから大丈夫、と思ったのじゃが…人は皆間違えるということじゃな」
賢者でも似たような間違いがないわけではなかった。
こちらは術に驕っていたのだが。
「あの店がああして防護してあっても、心の疲れと自ら誘惑に屈するのだけは守れぬからな。そこで、そういう世界に通じているような、お主のようなものが要りような次第じゃ」
どーしたもんじゃろのー、と棒読みで明後日の方向を見ながら
「優しくなければ、人間ではない、と、いうところかの。……すごくなどは。ただ人より夢を追ってきただけじゃ。大方お主も似たような道楽ものであろう」
ミレー族の扱いについて、往時は国を挙げての政策がまだそこまで進んでいなかった。
その時代のことを知っているということは、つまり、ロフィもまた人であることから逸脱した存在か。そういうのを東方では道人というのであろう。
「……ところで、何か小腹が空いてきたような気がするのじゃが。上の方に行けば食べられると聞いた。熱々の、ヴルストがな。」
■ロフィ > 「ああ。どうしても心理的な抵抗は多い
あれくらいの手伝いなら、いつでもさせてもらうよ
もちろん、お友達価格で」
対価を貰わないことも視野に入れたが
それはそれで健全ではない付き合いだろう
対価があるからこそ仕事にも気合が入るし、顧客もある程度の安心が確保できるというもの
「そ。俺はふらふらの道楽ものさ
何年生きても、女性の暖かさを忘れられない愚か者って笑ってくれてもいいぜ
―――もちろん、ご馳走しますとも。素敵なレディ専用の特別品を」
相手の冗談に笑みを浮かべて気障に返す
さらっ、とカフェの料金と宿代を支払い
話の合うレディと共に、上の宿屋へ向かっていこう―――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロフィさんが去りました。
■ネーラ > 「話のわかるもので助かる」
体が合いそうなものを、見つけた。
そうすると、艶に加えて毒気さえある笑みをこぼす。
似たような者を、時の外で生きる者を、みつけた。
きっと積もる話ができるだろう。
いいまぐわいが、できるだろう。
「仕上がりにはこだわりはないのじゃ、ただ美味しく互いにいただければな…♡」
再び席を立つ頃には、その装い以上の魅惑の空気を濃密に纏っている。
後ろからついていくだけでも、良識を揺さぶるような妖しい気配。
男がそうするのを許されてきたものと同じ眼差しを、ネーラはロフィにも平等に注ぐ。
やがて二人は部屋に入り、ドアを閉めた。魔女の衣擦れはその音にさえ妖気が漂うようだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からネーラさんが去りました。