2025/08/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区・酒場」からクローネさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にヘレナさんが現れました。
■ヘレナ > 炎天下、ペニスアーマーを纏った男根をブラブラと揺らしながら、今日も肉体労働に励む。
淫紋のついた陰嚢は丸出しで、上も乳首をかろうじて隠すニップルガードのみ。
それ以外は足元の靴ぐらいしか着衣出来ないという有り様だが、生きていくためには働かなくてはならない。
部屋にこもって出来る仕事もなく、資本は丈夫な体だけ。
それにただ食べていくだけでなく、この呪いもいつかは何とかしたい。
そのためにも貯蓄は欲しい。
なのでなるべく多くの仕事を入れて汗水を垂らしているのだった。
午前中はお馴染みの荷運びで、配達ついでに次の仕事場にやってきたのが30分程前。
普段は途中で射精しておかないと我慢出来なくなるのだが、今日は何故かむらむらとしてくる予兆もない。
それならそれで好都合。好きで射精しているのではないのだから、今日は移動中に食事も済ませて休憩もそこそこに次の仕事にとりかかっていた。
意志あるペニスアーマーは焦らしながら大量射精を促すので、どうしても時間がかかる。
なので、その邪魔が入らないのならそれに越したことはないのだ。
「ぼ、冒険者ギルド、から、派遣さ、されてきました。よらしくおねがいしまひゅ…………」
最低限の挨拶でも緊張してどもってしまうコミュ障。
そそくさと荷馬車に駆け寄り、木材の束を両肩に担ぐ。
今日は建築現場で、指定の木材や資材を指定の位置に運ぶだけの簡単な仕事だ。
しかし簡単とはいえ、場所を間違えると中々面倒な事になる。
全体の作業に影響が出ると申し訳なくて死にそうになるため、チェックだけは入念にやっていた。
作業者はヘレナだけでなく、見るからに力自慢といった男たちが数人。
あとは、若手っぽい冒険者もちらほらといったところ。
ヘレナにとって運が良かったのは、見える範囲では男ばかりというところだった。
最近は女の子を視界に入れて意識するだけでも少し勃起してしまうし、近くで匂いをかいだらそれだけでは済まない。
思えば、今日は女の子とほとんど遭遇しなかったから調子が良かったのかもしれない。
そんな事を考え始めるが、慌てて女の子の事を頭の中から追い出す。
せっかく調子が良いのに、余計な事を考えて台無しにしてはいけない。
限度はあるものの、余計な刺激を入れなければ多少マシに過ごせるのだから。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にパニアさんが現れました。
■パニア > 「監督ぅ、あっちの木材運び終わったッス!」
『おう、早ぇな、ご苦労さん!』
むくつけき男ばかりの建築現場。
場違いに響くのは無駄に元気な小娘の声音である。
既に結構な作業をこなした後らしく、健康的に日焼けした肌は浮かせた珠汗をきらきらと輝かせ、小躯の割にすくすくと育ちの良い双丘などは白の体操着にその肌色を透かせる程の汗だく具合。
そんなチビが現場監督に報告を終えて、さて次の作業へとたわわをばゆんばゆんと跳ねさせながら駆け出して――――ふわり♥
パニアとは異なり高身長のメカクレ娘とのすれ違いざま、柑橘を思わせる若い娘の汗匂を香らせた所で
「――――――んんんっ??」
その駆け足がピタリと止まった。
そうしてしばしの停滞の後、とっ、とっ、とっ。
駆け足のリズムは逆回しにブルマのチビを後戻りさせた後
「…………マッ!?」
長身の、ほぼほぼマッパなメカクレ娘に黒の二重をかっ開いて浴びせる驚愕の単音。ちなみに意味は『え、マジでっ!?』といった感じの、彼女の余りに攻撃的なスタイルに対する驚嘆の込められた感想である。
■ヘレナ > 余計な事を考えているから、女の子の声が聞こえる気までしてきてしまった。
せっかくの稼ぎ時、幻聴と雑念を払い荷物運びに集中する。
こんなむさくるしい職場に女の子がいる訳ない、と完全に自分を棚上げして向けた視線の先。
今度は幻覚が動いていた。
矮躯だが出るところは出ているスポーティな印象の女の子が、元気よく駆けてきて、前髪ごしに一瞬視線が合った気がした。
すれ違いざま、汗に混じってふわりと香る女の子の匂い。
普段ならこれだけでフル勃起してしまう程の威力なのだが、今日は不思議と何も起きない。
まさか本当に幻覚? と自分を疑い出すが推定幻覚の女の子はやはりそこにいる。
というかなんかついてきている気がする。
反射的に前を隠そう、としても両手は完全に塞がっている。
しかし、こうして改めて視線が合ってもやはり身体に変調はない。
「あ、え、えと、どうもっ……」
幻覚か本物か、ともかく気まずさから小さな声で思わず挨拶してしまうが、やはり普段女の子に近づいた時のような感覚がない。
もしかしてちょっとは性欲をコントロールできるようになったのだろうか、などと楽観的な想像をする。
しかし、本人が気づいていないだけで異変は確実に起きていた。
勃起こそしていないものの、少女の匂いを吸い込んだ直後からペニスアーマーの下では旺盛に射精が起きていて、ペニスアーマーの先端をザーメンで膨らませている。
当然、小声で挨拶をしている最中もだ。
何も感じないのは、単に感覚を遮断されているだけ。
目で見て確認すればすぐに分かる事だが、何も異変を感じていないのに自分のものをまじまじと見る趣味もなく。
「えと、その……。め、珍しい、ですよねっ、こういうところで、女の子は……」
向こうもこっちを見ているのはそういう理由かなーと、超露出ふたなりの姿を棚に上げて話しかけるのであった。
■パニア > 『あっ、このお姉さん、身体隠そうとしてるけど両手が塞がってて若干あたふたしてるッス、きゃわわ!♥』
と、長身マッパお姉さんの挙動に萌えつつも、瞠目の黒瞳は相変わらず彼女の肌色をガン見中。ぱかーっと半開きの唇が実にアホの子っぽい風情。
乳首だけは辛うじて、けれども乳輪の端はちらちらしてしまっているそれは、極小のビキニアーマーっぽいのだが、色がピンクなのでぱっと見丸出しに見えてしまう。
というか、パニアの豊満にくらべれば幾らか控えめなれど、十分に男の目を引き寄せるだろう優美な膨らみはばっちりがっつり丸見えだ。
そこだけでもとんでもない見どころなのだが、意志によるセービングロールに成功して視線を下方に動かせば、程よい肉付きのお腹に縦に切れ込むへそ孔の下、ぶらつく玉を丸出しにしたおちんぽカバー。言わざるを得まい。
「エッッッッッッッッッッッッッッッッ!!♥」
どうにか絞り出しましたという彼女の挨拶に被せたのは、再びの単音。
この工事現場に居合わせた男達はきっと、今のパニアと同じ感想をずっとずっと抱きつつ、煩悩を必死に抑えながら作業に勤しんでいたに違いない。
だってもう、こっちをちらちら見る男達の股間と来たら、どいつもこいつも大きなテントを張り詰めさせているのだから。
『いやほんと、よくもまあ襲われなかったッスねこのお姉さん! なんならうちが襲ってやろうか!』
と、ちんぽも生えていないのに、チンイラ気分をむらむらむらむらさせるチビの眼前、ぴくぴくしているおちんぽの先端がぷくぅ…♥
まるで避妊ゴムの先っぽにびゅっびゅっとザーメンを噴き出しているかのような……
「これ襲っちゃってもいいやつッスかね! うち、逆レイプって初めてなんスけど!(あ、えっと、………ッス。確かにほとんど見ねぇッスよね。つーかッスね、ええと、これって聞いていいか分かんねッスけど……そ、その格好、なにかあったッスか……?)」
気弱そうに、けれどもどうにかコミュニケーションを成立させようとする彼女に合わせ、こちらもぎこちなくはあったが愛想笑いを浮かべつつ当たり障りのない言葉を返した後、聞かざるを得ない本題に思い切って切り込んだ小娘は、残念。
むらむらのあまり、建前と本音が逆転しており、セリフの内容と表情の乖離もあって、なんかもうカオスな事になっていた。
が、ちんぽケース先端の膨らみを色濃いエロ好奇心で見つめる黒瞳のヤる気だけは伝わるかも知れない。
■ヘレナ > 「えっ、逆……!? なに!?」
聞き間違いだろうか、と思わず足を止める。
こんな姿であるが日々を慎ましく生きているだけのつもりのヘレナ。
レイプなどという言葉とは基本的に無縁である。こんな姿だが。
目元は前髪で隠れているものの、驚いているのは雰囲気からも伝わるだろう。
そもそも、初対面の女の子が突然レイプと言い出すのはおかしい。少なくとも自分の常識に照らし合わせるとそういうことになっている。
よってここに来て、やはり幻覚か? と己の知覚を改めて疑い出す。
考えてみれば、そういう幻覚を見せてきそうな原因にはとても心当たりがある。
とはいえこの段階では判断がつかない。
幻覚だとしたらまともに会話をしてはおかしなやつなので、一応周囲の視線を気にしつつ。
「あのぅ、襲うのは、良くないと思いますよ」
と、無難に返答しつつ、とりあえず手持ちの資材を目的地に置いてくるために歩き出した。
今も射精している事に気づかぬままに。
■パニア > 「んぇ? ん、ん……? ……………ッ!! あっ、やっ、ち、違うッス! さっきの無しッス! う、ううううちが言おうとしたのはッスね、ええっと、ええっと、あっ、そうッス! そ、そんな格好でいたら襲われちゃうッスよって言おうとしてたんス!」
最初はきょとんと小首を傾げたチビが、脳内記憶を遡り、自分が何を口走ったかにようやく思い至ったのだろう。
『ぎゃーっ!?』と悲鳴でも上げそうな勢いと慌てっぷりで両手をぶんぶん、ついでにたわわもぱゆんぱゆんさせながら、必死で無罪を主張する。
まあ、その慌てっぷりからして言い訳の信憑性は皆無だろうが、エッチなメカクレお姉さんはいいひとっぽいのでワンチャンころっと信じてくれそうな気も!
「のわっ、ちょ、ちょっと待ってほしいッス! いや、お姉さん、大事なとこ全然隠せてねぇってゆーか、お、お尻とか思いっきり丸出しじゃねーッスか! エッッッッッッッッッッッ!♥ や、そ、そうじゃなくって、せめてなにか羽織った方がいいッスよ!」
流石に体操着やらブルマを脱いで、これを着るッスと差し出すほどの侠気は持っていないので、なにか羽織れそうな物をと探すも、真夏の工事現場にそんな気の利いたものが転がっているはずもなく、視界に入るのは鼻の下を伸ばして股間をぎっちぎちに膨らませた男達ばかり。
にしてもこの工事現場の男達はなぜ襲いかからず我慢出来ているのだろうか。
やはり、ふたなり特徴が男にとってはかなりの忌避感を抱かせるのだろうか。
とか考えつつ、なんかさっきからビクビクしっぱなしで、先端を更に膨らませつつあるおちんぽアーマーにも興味津々。
「あ、あとそれ、大丈夫なんッスかね……? なんか膨らんでるッスけど……」
材木の束を抱えてのしのしあるく長駆傍ら、小走りでついていきながら、チビは彼女の剛直の先端を指し示す。
■ヘレナ > 「あっ、や、やっぱり、そうだよね……。よかった」
思わず呟くヘレナ。
逆レイプとか口走っているように聞こえたのはやはり気の所為だった。
そして大げさに驚いたりぷるぷる揺れるおっぱいの存在感は、幻覚とは思えない。
まあそのおっぱいを見ながら、本人は気づいていないだけで旺盛な射精を続けているのだが。
そして続く、あまりにも直球な正論。
許されるなら体を隠すなり逃げ出したいが、それをしていては何も出来なくなってしまうので羞恥心とともに我慢するしかなかった。
「えと、あの……。服は、大丈夫なので、このままで……」
羽織れるものなら何か身に付けたいのは山々なのだが、呪いでそれが不可能な事とそれを説明する事は封じられている。
なので、この格好のままでいると返すしかない。
言葉の裏を読んで察してくれる相手でなければ、ただの露出狂で終わってしまう。
とはいえ、事情があったところで露出狂の事実は覆らないが。
「膨らんで……?」
指摘されて、ようやく自分の身体を見る。
まず思いつくのは勃起の事だが、そんな感覚はない。
では何か未知の異変かと一瞬不安がよぎる。
そしてそれはある意味未知の異変だった。
ペニスアーマーを纏った男根は、一切勃起する事なく快感も伝えないまま射精を繰り返していた。
既にぷっくりと先端が膨らみ、そろそろこぶし大に届きそう。
感覚がなくても何が起きているのかは流石に分かる。
いったいいつから射精していたのか。
羞恥心を煽られ足が震える。だが今はとにかく誤魔化すしかない。
「……!? あ、えと、これは……、と、時々、こういう事もあるよねっ」
とはいえ、こんな状態を誤魔化せるほど口が達者な訳もなく、言い訳ともいえない拙い取り繕いをする程度。
曖昧な笑顔を浮かべ、射精を続けたままとにかく手持ちを資材置き場へと運ぶだけであった。
仕事を放り投げては生活がままならない。
害がなく恥ずかしい思いをするだけなら、我慢してこの状況を続けるしかなかった。
■パニア > 『ちょ、ちょろい……』
自分でもかなり無理のある言い訳だったというのに、コロっと騙されてしまうお姉さん。その格好も相まって、ものすごく危うく思えてしまう。
「え、えぇえっ? ―――――あ、あ~………そういう……。な、なるほど。なるほどッス」
あくまでもほぼマッパスタイルを貫こうとする彼女に最初は驚いた爆乳チビだったが、その脳内で何かしらの理論が答えを導き出したらしい。
『このお姉さん、気弱そうに見えて実は露出狂のガチ変態お姉さんだったッスね!♥ クッソエロいッス!!♥』
言葉の裏を読むとかそういったスキルに疎いチビは、ばっちりメカクレお姉さんの事を露出狂の変態として認定した! 悲しいすれ違いである。
さて、そんなお姉さんもパニアの直接的な指摘でようやくビクつき続けるおちんこケースの異常に気付いたらしい。
当初に比べて明らかに肥大化した先端は縁日の水風船の如く重たげに膨らんでいて、よもや、勃起もせぬまま刺激らしい刺激も受けぬまま、先ほどからずっとふわふわと傍らから漂わせているパニア臭によって射精を続けていようとは。
「いや、ねーッス」
騙されやすいお姉さんと違い、この田舎者は言う時は言うタイプである。
そんな訳で余りに苦しい彼女の言い訳をスパッと一刀両断して
「い、いいいいやいやいやいやいやっ!? 明らかにこれ異常事態ッスよ!? ちょっと休憩して確認すべきッス! ほっといたらおちん……ンンッ、え、あー……、だ、男性器? ば、爆発しちゃったりするかもッスよ! てことで監督ぅ! ちょっとこっちのお姉さん、あ、そう言えばまだ名前も聞いて無かったッス。ともかく、お姉さんがエマージェンシーなんで、ちょっと休憩お願いするッスぅ!」
『お、おう? よくわからんが、まあ、構わんぞ!』
と、監督から強引に休憩をもぎ取ったチビは、「はいはい、これは邪魔になんねートコに置いといて…」と、メカクレ娘の担ぐ材木をよっこいせっと取り上げて端の方に積みおいて
「お姉さん、こっちッス!」
エグいおちんぽを生やしてはいてもおっぱいもあって体臭も男達とは異なる同性である。
その気安さからか、無造作に伸ばした手で彼女の手をきゅっと握れば、二人揃って工事現場の人目に付かぬ場所へと誘おうと――――。
■ヘレナ > 拙い言い訳はあっさりと否定された。
自分でも何も誤魔化せてないと思っていたとはいえ、あまりにも儚かった。
そしてあくまでも作業を続けるというポーズを取っていたのだが、それも手早く中断させられてしまい。
「ご、ごめんなさいっ! 戻ったら、続き、やりますからっ」
監督に謝りながら、初対面の少女に手を引かれて現場を後にした。
柔らかい手だった。
反射的に、この手で男性器を扱かれる妄想をしてしまったのが申し訳ない。
相変わらず射精の感覚すらないのだが、射精していると認識した途端いやらしい方へ思考が流れていってしまう。
とりあえずこんな状態を放置してやっぱり仕事に戻ります、とも言えなくなってしまったので、休憩を取ってくれたのは好都合。
「あ、ありがとう……。心配してくれた、んだよね……?」
手を引かれながら、言い忘れていたお礼を言う。
確かに射精しながら作業を続けていたのは異常事態だ。
自分でもこれは初めての事だし、相手もこちらの事情は知らないだろうけれど異常事態という事に変わりはない。
あとは、自力で鎮まるまで処理をして……。この子には、その間離れてもらおう、などと思考を巡らせる。
「こ、この辺りで大丈夫……。人目も、なさそうだし……、あとは一人にしてくれれば……」
ごちゃっとしていて遮蔽物の多い一角に入り込むと、もう大丈夫だからと手を離そうとする。
「監督さんに、ええと……、30分ぐらいで、戻るって言ってきてくれるかな……? あ、私の名前、ヘレナ、っていうから、ヘレナは30分後に、戻るって……」
万全を期すなら1時間は欲しいが、急げば30分でも処理は可能。
その姿は見られたくないので、改めて女の子へ戻るように促してみる。
■パニア > 長身であり、ぶらつく陰嚢も卑猥なふたなりとは言え双丘の膨らみも女らしい大人しげな娘である。
そんな相手にぺこぺこされれば、厳つい顔した現場監督だって嫌な気などしようはずもない。でれっと目尻を下げて鼻の下を伸ばしただらしない表情で『いいってことよ、よくわからんがゆっくり休憩してきな』と送り出してくれた。
「えへへ♥ まあ、数少ない女の同士ッスからね。困った時はお互い様ッス! あ、うち、パニアって言うッス。お姉さんは?」
人の良さのにじみ出るメカクレ娘のお礼の言葉にはにかみ笑い、ついでとばかりに自己紹介。
そんなやり取りの後に周囲きょろきょろ現場をふらつくチビがたどり着いたのは、積まれた木箱と立てかけられた大きな板パネルによって作り出された程よい物陰。
完璧とはとてもいい難いが、まあ、最低限作業員の視線を遮る事が出来るのでヨシとしよう。
「だめッス! お姉さんの様子を見る限り、なんか初めての事態みたいだし、なにかあったときのためにうちも近くにいるッス! ていうか、治療のお手伝いするッスよ!」
ぷるぷると首を振り、ヘレナと名乗ったふたなり娘の遠慮もバッサリ。
口先ばかりは親切の押し売りといった体裁を保ってはいるが、実の所はエッチな好奇心が8割を占める、まあ、出歯亀的行動であった。
ともあれ、何かと遠慮がちなメカクレ娘と、勢いにおいては優秀な爆弾娘。どちらが優勢かは言うまでもなかろう。
とりあえず彼女を斜めにパネルの立てかけられた影の壁際に引きずり込んで、その足元にむっちむちの太腿を折ってしゃがみ込む。
股間に食い込むブルマの赤、腰を下ろす動きに合わせて撓み揺れる濡れ透け双丘。そして何より、男の子めいてぼさぼさの黒髪を有するボーイッシュな美少女のかんばせが、先端を大いに膨らませたペニスケースにずずいっと好奇心に輝く黒瞳を寄せる様子はふたなり娘の淫気を煽る光景となるやも知れず。
更に注意深く見ていれば、こっそりすんすん小鼻の先をひく付かせ、むき出しの陰嚢から香るオスの臭いを嗅ごうとする様子も窺えよう。
「ささ、ヘレナ姉さん。うちがしっかりチェックするッスから、まずはこのケース? 外すッスよ!♥」
■ヘレナ > 確かに初めての事態なのだけれど、やる事は普段とそう変わらないというのは分かっている。
とはいえ、喋る事自体が苦手な上に善意にも弱い。
分かりやすい悪意からは逃げるようにしているが、こうして身を案じられると強引に突き放すのは難しい性格で。
更に呪いの影響もあり、ここまで確固とした意思で居座ろうとされるともはや追い返す事は不可能であった。
「う、うぅ……。じゃあ、自分で外す、から……」
まあ、女の子だし、よっぽど変なことにはならないはず? と楽観視するしかない。
とはいえもたもたしているとペニスアーマーを勝手に外されそうなので、それよりはと自力で外す事に。
こんな状態で非勃起なのは初めてとはいえ、外すだけなら特に問題はない。
そのはずだったが……。
外そうとペニスアーマーの端に指をかけ、力をかけても脱げない。
不発に終わるたびに、陰嚢もぶらんぶらんと揺れてオスのニオイを辺りへ振りまく。
更にそれだけでは済まず、今度は単純な刺激によってゆっくりと勃起を初めてしまっていた。
「あ、あれっ、と、とれないっ……!?」
指先で何度も肉棒を弾くようにひっかく内に、もはや完全な勃起状態へと移行していた。
真面目に外そうとしているのだが、焦る程指は滑っていく。
傍から見れば自分の手で勃起させるのを見せつけているようにも、というかそのようにしか見えない動きだ。
そうしてヘレナが焦っている間、目の前で見守るパニアの脳裏にぼんやりとペニスアーマーの扱い方が流れ込んでくる。
例えば、着脱の権限の付与。
パニアの手で外せば簡単に外れるというのが何故か理解出来るし、外れるように念じればこのままヘレナが自力で外せる。
その事を理解して、例えばペニスアーマーを外すために何か一芸を披露してもらう、なんて事をヘレナへ提示するイタズラも可能だ。
着用させたまま射精だけさせる、という使い方も出来るだろう。
■パニア > 「わくわくわくわく……♥」
へにょんと下がる眉尻も可愛らしかろう(実際の表情は前髪に隠れて見えないのだけれども)気弱娘とは対象的に、こちらは期待のハイライトで煌めく黒瞳を同性の恥部へと向けていた。
普段のパニアであればもう少し控えめというか、常識的なモラルに則った行動をしていたかも知れないけれど、今、こんな風になっているのはそのままお風呂に入っても違和感のなさそうな肌色面積の多さにあてられたのと、彼女の事を露出狂の変態認定した結果だろう。
なんだかんだいいながら、このお姉さんもきっと楽しんでるんだろうし! という精神である。
さて、そんなむっつりスケベの目の前、ついにケースから彼女の逸物がご開帳――――とはいかず、何やら妙に苦戦している。
もどかしげな動きに合わせて揺れる玉袋が、大人しそうな雰囲気の同性から香っているとは信じがたいオスの猥臭を漂わせていてどきどきどき♥
「うあ……♥ う、わぁ、ぁ……♥ お、お姉さんの、おっきくなって来たッスよ……♥ はあ♥ はあ♥ はあ♥ ………んぁ、え? あ……、なんか、これ……。ヘレナ姉さん、なんか知んねーッスけど、これ、うちなら外せそうッス。その……た、試してみていいッスか……?♥」
緊張と興奮に汗ばむ手指を未だカバーに包まれたまま、むしろ肥大していく太幹にカバーを食い込ませる様な状態となっている怒張に近付けて、得も言われぬ興奮に日焼けの頬を染めたチビが上目遣いで問いかけた。
■ヘレナ > このペニスアーマーはしばしば思い通りにならない事がある。
むしろ常時振り回されているといってもいい。
「それは……、も、もうちょっと、待っててください……。ちゃんと、自力で外すので……!」
そういう事ならお願いします、と初対面の少女へすんなり任せられるようなメンタルではない。
最終的に頼む事となっても、自力で頑張ったけど仕方なく、というポーズにはしたいという最低限の意地で尚もペニスアーマーへ力を込める。
しかしペニスアーマーの抵抗はむしろ強くなっていき、強引に掴んで外してみようとすると、バキュームフェラで吸い上げるような刺激を与えてくる。
それも意地が悪い事に、射精には至らない。
「んぅ……♡ あと、少しでぇ……♡」
ペニスアーマーが少し上にズレたものの、結局元に戻ってしまい甘い声を挙げるに終わった。
パニアが見守る目の前で数分間格闘した成果は、完全勃起状態の男根と、淫紋のゲージが半分ほど溜まってほんのりと発光を初めた事ぐらいであった。
このままではペニスアーマーを外す事も射精する事も出来ないのは、ようやく思い知らされた。
「ご、ごめんなさい、頑張ったけど、はずれなくて……」
ここに至ってようやくパニアに協力してもらう、という意思を見せるのだが。
流石にストレートにお願いするのも気が引けて、パニアの方からやってあげますと言うのを待っている始末。