2025/06/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からキルトさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルイーズさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルーベルさんが現れました。
■ルーベル > 地区の裏路地。
ひっそりと目立たぬよう看板の出ている酒場の入り口はひどく簡素。
中に入っても、表の様子からすればやや上等な内装であるくらいで他の酒場と変わりはない。
その実、密やかに強い薬効のある飲み物を提供しており、普通の酒で酔う者に混じって、ひっそりとその飲み物を愉しんでいる者たちがいる。
何も知らずに入り込んだ者の中で、不幸にも常連であったり、店の主人に目を付けられた者はその一見薫り高い蒸留酒のような酒精の匂いをさせる飲み物薦められ、その効果で深い酩酊、微睡みのような姿を晒しては食い物にされることもある。
(まぁ、術効交じりの魔術酒とでもいうようなモノだからのぅ)
奇異なことにその飲み物は薬効染みた効果を液体に魔力込めて発動させるもの。うまくその術効を中和しながら飲めば、それこそ美味な酒になるという捻くれた代物で。その術式も巧みに隠されており、魔導士貴族は酒もさながら術の解析目的に時折訪れている。
バーテンの隣からにやにやこちらを眺める、昔馴染みの隠居魔術師のなんといやらしいことか。小賢しくも来るたび微細に術式弄ってある。それがまた、術酒の旨味、効能を変えて常連を作っているのだから、猶更小憎たらしいもので。
上手くいかない解析に不貞腐れ、なんぞ気分転換になりそうなこと…あるいは相手でもいないかと、隠れ家的な場所なのにそれなりににぎわう店内を見やっていて。
■ルーベル > 結局その日も術酒の解析はうまく行かず。
「また来る」「いつでも」と言葉を交わし合って店を後にしたのだとか。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルーベルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 広場」にアードルフさんが現れました。
■アードルフ > 手にエールの酒瓶を入れた袋をぶら下げ歩く男。向かったのは大通りに面したメイン広場ではなく、海を見下ろす形の広場。
傍には富裕地区と隔てる高い壁がありお世辞にも広くはないが明るければ海も見下ろせ風も気持ちいい場所。
「ま、流石に海も見渡せないこの時間に来るのは酔狂な奴位よな。」
幾つか広場のベンチや芝、遊歩道を照らす外灯が存在するのみで波音と潮風は感じられるが景色としては粗末なもの。
誰も居ない芝生に座り、袋から酒瓶を取り出すと封を切る。そのまま煽り嚥下するだけで、潮風もあり気分は爽快に。
「仕事をした後の酒は美味い。」
自らの酒場、その入り口には『海を見てくる』なんて張り紙をして早々に閉めているのだから仕事をしたかというと……。
何口か飲み込んで、まずは瓶の1/3程減らしたところで、芝生へ寝ころんだ。
風のせいか蟲もさしておらず、ただただ快適にこのまま野宿だって出来そうではある。まぁ朝になったら身包み剥がされそうではあるが。
■アードルフ > 気持ちの良い夜風と、身体を温めるアルコール。
街の喧騒は風が飛ばしてここまでは届かなかった。
残りの瓶も空になり程よく酔いも回ったころ合い。
足元が途中途中ふらつきながらも辿り着いた店。ソファに眠る店主の姿。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 広場」からアードルフさんが去りました。