2025/04/30 のログ
ご案内:「欲望の街「ナグアル」:淫魔娼館」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > ナグアル第一区
一区の娼館といえば「リリートゥ」だがサービスもおもてなしも超一流、当然そこに通えるのは大富豪のみ
富豪、上位貴族であっても一握りしか通えないリリートゥの他にも一区という力のある富豪をターゲットにした娼館はいくつもあり

――手をあげて挨拶しちゃだめよ? ちゃんと頭を下げておじぎするの

美しいドレスに身を包んだサキュバスから接客を学んでは元気よくお客に手を振ってしまう元気な少年。
元気快活といった雰囲気でひよこの毛のようなほわほわした赤のつよい栗色の毛。
今日はいつもの白いローブではなく子供用のタキシードを着て背中の羽根は隠してる。

一区をふらふら、中央区をふらふら、でも人懐っこい少年は一区のサキュバス娼館にふらりと入って、いつもの人懐っこさで 手伝う手伝うと言い出したのだ
見た目は少女のように可愛く小柄でそっち向けな男女から人気が出そうではあるが――お手伝いと言っているのだしどう見ても少年はサキュバスではない。
――お掃除、荷物運び、お客様をご案内
ものすっごく一生懸命やるし、マナーは問題があるがお客にニコニコとものすごく好意的に接するのでお客からの印象がすこぶるいい。
なによりその体躯に見合わぬ怪力はちょっとした力仕事にすこぶる助かる。 仕事は頑張る、言うことは聞く、愛想が良い
――と、いうことで多少教育をしながらこうして娼館ではたらいてる。

「あい!」

と、手を上げて返事。 あ、というように手をおろして頭をぺこんっとさげてみる。

――もうちょっとゆっくり、ゆっくり、こうね?

サキュバスが気品のあるお辞儀をしてみせると、少年はじーっと見つめてから真似してゆっくりとお辞儀をする

「……えへへー♪」

見た目がよく小柄なので多少雑でもまあ見栄えが良い。
VIPクラスの接客は無理だがお辞儀を何度も何度も鏡の前で練習してちゃんとできるようになったのをサキュバスの娼婦が褒めるとすっごい嬉しそうに

「お姉ちゃんありがと♪」

と見上げて、元気よく掃除に向かう。

「お掃除♪ お掃除♪ ――んしょ」

重い巨大な調度を軽々と持ち上げ床に置いて台座を拭く。
地面に置けば倒してしまう心配もほぼ無いが当然焼き物故重さは結構なもの。 それを紙の空き箱みたいに持ち上げて下ろせるのだ。

「お掃除おわったら、次はお外のはきそうじ♪」

シャルティア > 館の中を掃除が終わったら、箒とちりとりとゴミをつまむ道具をもって館の外へ。
第一区は力のある魔族が多く富裕層が圧倒的だが治安が良い、わけでもない。 普段ごみなどが散乱するようなところでもないが時折何かが落ちてることもある。
少年は落ち葉をちょこちょこと集めつつ、道行く人と目が合うとにこやかに手を振って
――そして時々思い出しては手をひっこめ、教わった会釈をする。

「むー、なんで手をふっちゃだめなんだろうねー」

サキュバスの娼婦やロビーの者に聞いても困った顔をしてまうので聞かなくなった。 困らせたり心配させるのは嫌いだ。 大好きな人達にはニコニコしてて欲しい。
わきわき、とちっちゃな手を握って開いて見て

シャルティア > 勿論お給料は出る。 見た目が幼い子供とはいえ一区の高級娼館が賃金も出さず労働をさせるわけもない。
少年はお金に無頓着、かつ元々遺跡の宝物庫を独り占めしてる立場なのでお金には困ってない。 実際客としてここに入り浸れるぐらいは十分資産として持っている。

――実際は宝物庫の主は巨大なドラゴンなのだがそれを拳一つで上下関係を分からせたのだが、少年は主のドラゴンと仲良しだと信じてるしドラゴンはこの少年に勝てないのでイヤイヤ宝物庫から勝手に金や宝石をもっていくのを仕方なく眺めてるだけなのだが。

なのでお給料は「おだちん」であり、「好きな事に使っていいよ」という事なのでお給料を貰って、大好きなこの娼館のサキュバス達に果物やスイーツやワインを買っては渡してる。
殆ど娼館に還元してるのもあっていい子のお手伝いくんと言った感じ。そのくせサボらず一生懸命仕事をするのだからありがたいので共存がなりたってるのだ。

「おそうじ♪ おそうじ♪ あきかん、こいし、きのえだ♪ ぽいぽい♪」

元気よく鼻歌を歌いながらゴミをちょいちょいっと拾って、落ち葉を掃いて、きれいになった門の前を振り返り、自慢げに胸を貼る

「えへん、きれいきれい」

シャルティア > サキュバスのように見えない少年が館の周囲を掃除してると、物珍しいのか少年を見る視線が飛ぶこともある。
少年はその視線に気づくと、ニコニコと嬉しそうに手を振って

「お掃除おしまい。 館の中みてこよ」

と、箒ちりとりをもって館の中へ。 シーツの束、布地が積まれた箱を使用人の代わりに抱えて元気よく洗濯場へ運ぶ。
布巾をもって、手すりを磨いて、まだ行ってない部屋の掃除。
基本的に娼婦がいる場所には入れない。
お客さまもいるし屋敷の中で使用人と客がバッティングしないようにだ。 なので使用人の部屋のお掃除、廊下のお掃除を繰り返してる

シャルティア > サキュバスの使用人のお姉さんがシャルティアを呼ぶ
お仕事おしまいにして晩ごはん食べようね

「あーいっ♪ ごはんっ♪ごはんっ♪」

嬉しそうに少年は使用人の方へ駆けていって
しばしナグアルではこの娼館で寝泊まりするよう

ご案内:「欲望の街「ナグアル」:淫魔娼館」からシャルティアさんが去りました。