2025/02/08 のログ
:: [一覧へ] :: :: ::

ご案内:「魔族の国・欲望の街「ナグアル・中央広場の一角」」にさんが現れました。
>  
 魔族国
 文字だけで見れば荒々しさや恐ろしさ
 清濁含め煮詰まったような環境はどれほどのものかを想像する。
 しかし街並みは都心そのもの。
 都というそれを民に見せて心を掴むままだ。

 区画には特色があり、区画で許されることと許されないことがある。
 それらを指揮する者に逆らえる者が現在いるはずもなく、なにかをしたければ、其処へ行け。
 それがこの都のルールだ。

 自由や無法地帯とは裏腹な場所であり、中にはタナールで味わったようなものとは違う
 民も基本的に平和を求めており、敵対者のような存在でもない限りは、生活の厳しさはあっても
 ある意味で言えば、マグメールより余程“整っている。”

 そんな平和的な一角 中央広場
 憩いの場所と魔力を漂わせる噴水がいかにもな造り。
 真夜中でも明かりさえ落ちていなければまだ民は群れている。
 一角では、こんな冬でも酒を片手に笑い合う光景もあった。
 なにせ火照りと酔いが適度に冷めてしまうせいで、いくら酒をキメてもほろよいがつづくのだ。
 聞こえるのは指故や手拍子、幾人かの♀がこの外の酒盛りで踊って見せており、周囲の♂♀性別らは
 それを眺めており、中には楽師がリュートなどで弾いているかもしれない。

 踊る中には、零れ落ちそうな衣を纏い、肌が露わな姿でも震えない。
 鳥肌を立てるどころか、酒と踊る熱でうっすらと体からは外気の差で煙が漂っていそう。
 腕を頭で組み、腰を小さく強く回す姿 笑みは蒼瞳と相まって妖艶になる。

ご案内:「魔族の国・欲望の街「ナグアル・中央広場の一角」」からさんが去りました。