2024/11/21 のログ
グラスシエル > 野良猫は顔を洗ってから気分良くベンチに飛び乗る。 少年はしかめっ面をしてみせて

「ここは俺の席だどっかいけ」

グルルルル、と猫の身体のどこから出てるかというような特大のゴロゴロ音。 少年の腕に顔を擦り付けて、にゃあ、にゃあと鳴く

「もう食い物ねえよ、どっかいけ」

ひょいっと野良猫は少年の膝の上に、 少年はそんな野良猫の首をつまんで捨てようとして……まあいいかと寝転がる。 野良猫はそのまま少年の胸とお腹の間ぐらいにくるりと丸まって

「人をベッドにすんな、重い、降りろ」

とはいえ実力行使で払いのけるわけでもなく、少年は寒空の中ベンチで横に。
しかし、このまま猫のベッドになればこのくっそ寒い中ベンチで野宿ということになってしまう。 どうするか……

グラスシエル > 一瞬、起き上がろうとする。 猫は爪を立ててしがみつく。

…………

少年はしがみついて起き上がるなと抗議する野良猫とにらみ合い――そしてクソが、と言い放って横になる。
野良猫がベッドを所望するせいで自分はこんなにも寒い夜にこんなにもj硬いベンチで寝ることになるのだ
ああ、クソがクソが、 こんなトコに夜遅くまでいるんじゃなかったと思いつつも、野宿確定である

ご案内:「魔族の国・欲望の街「ナグアル」」からグラスシエルさんが去りました。