2024/11/09 のログ
ご案内:「魔族の国・欲望の街「ナグアル」」にシンマさんが現れました。
シンマ >  
「ウチで"双子"が遊んでたァ?」

ナグアル七位区画郊外
鍛錬に汗を流す上半身裸の少年悪魔の元に配下の大柄な魔族の男が先日あった出来事を話す

何やら闘技場を間借りして魔法の練習?のようなことをしていたらしい
まぁ、あそこは頑丈だし使う分には勝手に使ってもらっても構わんと言ってはあったが…

「まぁた何かくだらねえこと考えてなきゃいがあのガキども…」

シンマ >  
男が次に口にしたのは…どうやらその様子を幾人かの魔族達が観客として見ていたようで
双子の愛嬌溢れる遊びの様子、そしてその目の当たりにした破壊力があまりにも…なものだったため
正式に闘技場に招致して暴れてもらうのはどうか…なんていう、提案だ

無邪気に暴れまわる少女二人
まぁあれでも序列の悪魔だ、並大抵の魔物程度蹴散らし快進撃を見せるだろう
それで最後に出てくるのは俺様…ナグアル序列七位の少年なわけだが──

「見世物としては面白いかもしれねェがよ」

肩をすくめ、乗り気でなさそうな少年悪魔を見て、男はああまあそうですよねといったような表情をする

シンマ >  
「俺様は序列七位だぜ
 序列戦でもあるまいし、八位のアイツらをボコしたって弱いものいじめにしか見えないだろ」

そういうダサいことは御免こうむる
たまに調子づいたアイツらを仕置きしたりはするが、本気で叩き潰したらただの虐げだ
そして闘技場で見世物としてやり合うには───序列が近すぎる
手を抜いて勝てるような相手じゃないのは。遺憾ながら事実である

「お前は俺様がロリガキ二人相手に本気で殴りに行くトコを見たいか?」

それは見たい、という返答が返ってきたため、男は頭に拳骨を落とされた

シンマ >  
「大体、男なら上に噛みついてナボだ。が……。
 俺より上の序列の連中がアルデバ以外ほぼ女ってのがヤリづらいぜ…」

女をボコすのはやや気が引ける少年悪魔
戦い以外の部分で絡め取られるような気もするのが余計に気が重い

「まァそういうことだ。闘技場でアイツら見世物にして遊ぶつもりはない。
 ………いや、あんまり調子に乗ってるようだったりしたらもっぺん言いに来い」

途中、少し考え直したようにそう言付けた

ご案内:「魔族の国・欲望の街「ナグアル」」からシンマさんが去りました。