2024/10/07 のログ
ご案内:「魔族の国・欲望の街「ナグアル」」にシンマさんが現れました。
■シンマ >
ナグアル中央区の酒場。
山盛りの肉が盛られたテーブルの前にいるのは、いつもの少年悪魔。
がつがつと片っ端から食いつき、貪るのももはや名物となった光景である。
■シンマ >
「ぷぅ…オイ、こんなんじゃ足りないぜ」
カチャン、とフォークを皿へと落とし、更に催促までする始末。
序列の悪魔らしく金払いはしっかりしているものの、対応する店側もなかなか大変ではある。
まだ喰うのか、という視線が注がれる、が。
喰わないことには力も出ない、より強くなるためには肉を喰らう。
実に単純すぎる思考回路だ。
■シンマ >
新しい皿が次々に運ばれる中、酒場の外がにわかに騒がしくなる…。
「ン…?」
なんだなんだ、と少年も耳を傾ける。
──どうやら何かトラブルか。
「おう、ちょっと見てくるぜ。肉残しておいてくれよな」
どれ、と立ち上がった少年悪魔は椅子に投げかけた外套を羽織り、それを翻しながら酒場の外へと向かうのだった。
揉め事は大好物。
外へ向かう少年は口元に獰猛な笑みを浮かべていた。
ご案内:「魔族の国・欲望の街「ナグアル」」からシンマさんが去りました。