2024/09/12 のログ
ご案内:「魔族の国・欲望の街「ナグアル」」にシンマさんが現れました。
シンマ >  
いつもの酒場にて、肉をもりもりと貪る少年の悪魔の姿がある。
毎日の光景、誰も最早気に留める者はおらず。

「ふー…、で、なんだって? 人間?」

酒場の喧騒の中、序列の悪魔である少年に声をかけてくる魔族がいた。

「別に、今更珍しくもねえだろ。
 街のやつを攫ってくとか、街の中で暴れるとかしなきゃ、放っとけ」

魔族の街ではあるが、人間の入国を禁じているわけではない。
しっかりとした手順を踏めば無害な人間の入国は許可される。無論厳しく管理はされるが。

シンマ >  
俺等(序列)以外は軒並み平和主義者ばっかの街にきて、暴れる理由もわかんねえけどな」

一際でかい肉にかぶりつき、酒を煽り流し込む。

「まァいいや。迷惑かけうような人間がいたらすぐに俺に言いな。 あっという間にノしてやるぜ」

そう言ってニヤリと獰猛な笑みを浮かべて見せる。
この少年、妙齢のお姉さん以外には滅法強い。
そこらの魔王格程度など、言葉通り拳でブチのめしてしまえる程度には。

シンマ >  
そんな異性の良い少年を包む喧騒に、威勢の割には序列が上がんねえなあ、なんて野次が混ざる

「うるっせえ!俺の上のヤツがあんな…でなきゃあなあ!!」

そう、少年にとって上に位置する序列の悪魔がよりによって妙齢のお姉さんなのである。
故に少年は一気に序列をすっ飛ばして2位に挑み続けているのだが……当然格上、敗北が続いている。

「ふん…言われなくたってそのうちやってやるよ…!!」

そして、また肉を貪りはじめるのだった。
肉を食えば強くなる、単純な思想の元に。

ご案内:「魔族の国・欲望の街「ナグアル」」からシンマさんが去りました。