2024/08/26 のログ
ご案内:「ファルズフ大聖堂「大礼拝」」に聖バティスタさんが現れました。
■聖バティスタ >
聖バティスタ派騎士修道会。
その本拠地とも言える、神聖都市の大聖堂、ファルズフ。
そこで定期的に行われるのがこの「大礼拝」である
毎日行われる礼拝とは違い、聖女と謳われる聖バティスタ本人が表に姿を見せ、講話を賜る。
王都からも大勢の信者が訪れ、その中には名のある貴族、王族すらも含まれ……。
多額の献金・寄与が行われる───そんな機会でも在る。
■聖バティスタ >
体の良い言葉、ありきたりな言葉が飛び交い、大きな金の流れが生まれる。
信仰心から寄与・献金を行う者も勿論いる。
しかしその大半は、私利私欲…己のうじ黒い欲のためのもの。
特に"神の塩粒"と呼ばれる魔薬の提供・買付。
既に薬に蝕まれた者達は金に糸目をつけない。
金を払い手に入れなければ、肉体も精神も朽ち滅びるのみ…そんな重篤な者もいる。
比較的健全な者は、大礼拝の後に大聖堂の奥へと通される。
地下へと繋がる大階段…。ヤルダバオート地下娼街…信仰とは程遠い俗世の欲望の滾りを吐き出す場所へ。
「(滑稽だこと)」
人間の表の顔と裏の顔。
そして強さ、脆さ、美徳悪徳。
聖女が見下ろす光景には、あらゆる人間と世の中の模様が見える。
「(見ていて飽きない豚さん達ね♪)」
慎ましやかな貌の裏に醜悪な笑みを浮かべ、この国の信仰の有り様…その一端を長め嘲笑っていた。
ご案内:「ファルズフ大聖堂「大礼拝」」から聖バティスタさんが去りました。