聖バティスタ派騎士修道会の所有する大教会
聖女が信託を賜る託宣の間や浄罪の間、複数在る懺悔室や懲罰房など
教会に必要な施設・要素を揃えている他、大型の孤児院を併設し子供達が祈りを捧げる光景も見られる
そして地下にはヤルダバオートの地下娼街に繋がる大型の地下施設があり、麻薬を精製する工場や拷問室など、とても表沙汰に出来ない場所も存在する
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Time:13:05:04 更新
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート・ファルズフ大聖堂」からグアルティエロさんが去りました。
■グアルティエロ >
「あ゛」
思い出した。
「……明後日の……!」
王国へ向かうための準備をすっかりと忘れていた事に気付いて、頭を抱える。
こうしちゃおれんと急いで残りの仕事を片付けに小走りで談話室を出るのだった。
■グアルティエロ >
ファルズフ大聖堂外周部、宿坊(参詣者が寝泊まりするための宿舎)の談話室。
十数人は余裕をもって入れる広さに並んだ、テーブルやソファ、神聖都市の歴史が綴られた書物やノーシスの聖書の他児童書が収まった棚、お茶やお茶菓子が詰められた棚、等々、少々詰め込みすぎたきらいのある談話室は今はがらんと人気はない。宿泊する者達の多くはもう各々に割り当てられた寝床でぐっすりと眠るか、あるいは、しっぽりとお楽しみか、今そこに居るのはド派手な神父一名のみ。
「うん、こんなもんやろー」
調度品を水拭きして、本棚を埃叩きではたいて、お茶セットを補充して、雑務を丁度終えたところ。
「さて、あーとーはー……」
宿坊のお客さん、孤児院の子供たち、地下に棲む女あるいは男たちのために朝食の準備とー……
換気のために開けていた窓の戸締まりチェックを指差し確認しながらもう片方の手で数える残りの仕事。
「……ありゃ、こんだけやったっけ、なーんか忘れてへんかな……」
静かな室内に響くよく通る独り言。
あれもしたしこれもしたし、と数えてみて何か引っかかる気がして、首を傾げる。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート・ファルズフ大聖堂」にグアルティエロさんが現れました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート・ファルズフ大聖堂」からアガタさんが去りました。
■アガタ > 武具の点検を終えたら、ひとまずは磨き街の武具を手にせっせと磨き作業に入るのだろう。
■アガタ > ファルズフ大聖堂裏手。
騎士修練場に併設されている武具庫にて。
自身の武装、ついでに作業に邪魔な頭巾入り口近くに立てかけられ、その先端に引っ掛ける形でおざなりに預けられている。
およそ修道女らしからぬといえばそうだが、己の本来の身分は従士のため、居場所もいで立ちもこちらの方が落ち着く。
とは言え纏ったカソックを着替えるほどのことでもないので、長い黒髪を無造作に項で結んで背に流していた。
色違いの双眸は、棚に収められた騎士団の武装へと向けられている。
「─────ふむ。……」
騎士修道会という名の下、当然組織だった部隊が存在し、有事の際には彼等に支給するための武具の管理は必要で。
一つ一つを手に取り、磨き具合、留め具や、裏あての革の様子を確認。
経年劣化の腐食の一つ一つを確認し修繕や、研ぎ直しが必要なものについては別に分けて、鍛冶屋に発注するための書付に残した。
鏡面が曇っているのならばこれはこちらの作業で磨き直し、とそれぞれ仕分けする作業を黙々と行っていた。
貴族女性の護衛よりは余程やりやすいので仕事が進むな、と考えながらに。
それなりに重量のある武具をひょい、と抱えて、磨き直しの箱に収める。
或いは書付に書き加え、そちらは後日纏めて、鍛冶職人へと引き渡しになるのだろう。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート・ファルズフ大聖堂」にアガタさんが現れました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート・ファルズフ大聖堂」からアスラ―ルさんが去りました。
■アスラ―ル > 聖堂の一角において、膝をつき夜の祈りを捧げている騎士が1人
時刻が夜に差し掛かろうとも日々の祈りを欠かすことなく今日も今日とて祈りの言葉を呟き程度に抑えて唱える
暫くしてその祈りの言葉も終わり印を切ると閉じていた瞼を開き頭を上げる
「祈りは終わり。今日も平穏に終わった事を感謝致しました、と」
聖女様からの御言葉や尽くしても尽くしきれぬ恩義に報いるために
明日も変わらぬ勤めに励むべく 早めに寝ようと思い立ち上がった後
人気がない聖堂内をじっくりと歩き やがて 宿舎と戻っていく。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート・ファルズフ大聖堂」にアスラ―ルさんが現れました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート・ファルズフ大聖堂」からビデラさんが去りました。
■ビデラ > 「すうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…………」
懺悔室前、夜
とある司祭が丁寧に掃除してくれた場所で大きく息を吸い込む男
「…よく働いてくれますね。これは良い信徒を得た者です
一切の匂い無く、また洗剤もそれほど強く残っていない…」
す、っとその場に膝をつく
掃除に時間がかかったことから、信徒の誰かがオイタをしたのだろう
その片づけをしてくれた司祭の仕事を褒めつつ、手元の羊皮紙に評価を付け足す
信徒の事を把握するのも、自分の務めだ
聖女の前に優劣など些細なことだが、それでも仕事は仕事である
そこに、自分の感情などは介在しない
どれだけ聖女に尽くしているか、そして聖女の聖域であるこの場について考えているかが絶対の指標である
「ふむ…。後は…この懺悔室の壁にも痛みが少し見えますね。補修の要請と…」
こうして、信徒が寝静まったり各々の家に帰った後でも、聖堂内を見て回る
それもまた、彼の仕事であった
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート・ファルズフ大聖堂」にビデラさんが現れました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート・ファルズフ大聖堂」からグアルティエロさんが去りました。