2024/06/02 のログ
ご案内:「富裕地区・夜会(過激描写注意)」にクローネさんが現れました。
クローネ >  
「しくったわ…ちゃんと下調べくらいしとくべきってことね…」

夜会の隅っこ。煽情的なドレスに身を包む女。
ジト眼気味に夜会に盛り上がる中央付近を眺めているものだから普段より余計に目つきが悪い。

たまには金持ちなんかを漁るのもいいかー、なんて。
軽い気持ちで知り合いのツテを通してやってきたとある王国貴族の夜会。

「(身なりはいいけどデブとオッサンばっかじゃん)」

貴族なのだから肥え太っているのは仕方ないのか…。
それでいて人目も憚らず行為に及ぶ豚みたいな貴族まで目に入る。

そういう夜会自体は全然オッケーだが視界が汚い…。
せっかくのお高い酒まで不味くなりそう、てなもんでそっぽを向いて一人ワインを口へと傾けていた。

クローネ >  
くるんくるん、紅い雫をグラスの中で踊らせる。
巷ではヤリマンビッチで通っているしそれを否定するつもりもない。
だからって相手は選べって話である。
あんな小汚い豚相手に愛想振りまいて乳を揺すって、まぁ金はいくらも貰えるんだろうけど。
これだから乳がでかいだけの女は。
内心出る悪態。決して自分にそれがないからというわけではない。決して。

「あーあ。次からはちゃーんと調べてから来るか」

顔もよく地位もあって金もあってセックスも上手い男なんてそうそう転がってるわけもない。
ちゃんとそういうのがやってくる夜会…すくなくともこんな卑猥な光景が広がるような場所じゃない夜会に行こう。
そう決まれば今宵は…とりあえず高い酒をたっぷり飲ませてもらおうとシフトチェンジである。