2024/02/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区(過激描写注意)2」にルカイヤさんが現れました。
ルカイヤ > 王都は夜でも魔導灯により最低限の明るさは確保され、また衛兵が警備を行っている。
富裕地区であれば尚更、それらは充実している。
しかし、それでも暗く人気の無くなった通りが危険なのは変わらない。

「……。」

標的の後ろを、足音を殺して歩く存在。
しかし、彼女に気付くのは至難の業だろう。
変化した彼女の体色は街の風景によく溶け込み、暗がりでは全く見分けられない。
また、気配も魔力も、アサシンらしく抑えてある。
彼女、ルカイヤは魔族の秘密結社の暗殺者だ。
優秀な騎士、聡明な貴族、勇敢な冒険者…。
そのような、魔族の邪魔となる王国の人間を抹殺するのが彼女の仕事だ。

(…しめた!)

標的が大通りから、更に人気の無い路地へと入っていく。
これ幸いとばかりにルカイヤは距離を縮める。
そして、標的に続いて路地裏へと入り周囲に視線が無いのを確認すると、
その体表を元の褐色肌へと戻していく。

「では…お命頂戴といきましょうか。」

愛用の短刀を抜き、刀身をぺろりと舐めると、
邪悪な魔族の暗殺者は標的へと襲い掛かる…!