2024/02/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城(過激描写注意)2」にルカイヤさんが現れました。
ルカイヤ > マグメール王国の王城。行政の中心であり、最も警備が厳重な場所。
しかし、その巨大さ、更にはこの国を蝕む腐敗により、それでもなお完璧な警備とは言い難い。
事実、正面から突破することはできずとも、少数であれば魔族すら潜入する始末だ。
そして今宵も、そのような不埒な侵入者が現れていた。

「……」

それは、標的としたある人物の背後から、慎重に忍び寄っていた。
一見すれば何の変哲もない廊下。しかし、そこに潜む魔族の姿。
肌の色を変え、背景に溶け込み、気配を完全に消し去った暗殺者、ルカイヤは、標的の隙を辛抱強く伺っている。

(…ふふ、全く気付く様子もありませんね)

じりじりと、距離を保ちながら標的の後をつけるルカイヤ。
その時、標的が廊下の突き当りのある部屋へと入っていく。
扉が閉まる前にするりとルカイヤも忍び込めば、そこには標的以外の人間の姿は見えない。

(ここで仕留めてやりましょうか…)

ルカイヤはそっと刀を抜きながら、標的の背後に忍び寄る…。

ご案内:「王都マグメール 王城(過激描写注意)2」からルカイヤさんが去りました。