2024/02/12 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場(過激描写注意)」にクルーネさんが現れました。
■クルーネ > 月下の闘技場、そこで行われる試合はとある意味が含まれている。
観客の顔ぶれから感の良い者はその意味にすぐに気が付くだろう。
勝者が敗者を好きに出来る試合、そういう事だ。
借りのある貴族から試合に出て欲しいと頼み込まれ、断る事が出来ずに実態を知らずに請け負う事となった。
貴族から是非と身に付けて頑張ってくれと渡された鎧はディアンドル風、下手な鎧よりも動き易くはあるが、防御力は低い。
ただ闘技場で用意されている物は、いわゆる逆ビキニアーマーとでも言うべき鎧、本来隠す所を隠さず、身に着けた者を卑猥に仕上げるような鎧なのを考えるとまだましかと渡された鎧を身に着ける。
貴族の謀の一端だとも知らず、最初は純粋な試合だと思っていたが、そんな物を見ていくと試合の狙いにも感づくが、今更引き返す事など出来ず、小さく溜息を吐いて。
係員に名を呼ばれ、更衣室から舞台上に向かって歩き出す。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場(過激描写注意)」にセドリックさんが現れました。
■セドリック > とある貴族に貸し付けた金の期日が過ぎ、何を奪われたいか話をしにいったときのことだ。
事業に失敗したのか、家の中にも目ぼしい物は見当たらず、屋敷を奪ったところで大した補填にもならないだろう。
そんな中、貴族から提案されたのは彼女の話だった。
なるほどと納得しながらも、闘技場に来てもらえたなら、それをチャラにしてもよいと提案して今に至る。
ティアンドル風の鎧はこちらが有利になるためのものというよりは、観客を沸かす為のもの。
ガチガチのフルアーマーでは最初の盛り上がりに欠ける、あまり露出が激しいと追い詰める楽しみが物足りない。
観客は仙姿玉質な彼女に惹かれ、満員御礼で客席を埋め尽くし、更衣室から向かう合間も間もなく開始の声に、歓声が空気を震わせて彼女の肌を叩く程。
そうして廊下を抜けたなら、武舞台の上にいたのはありふれた貴族らしい格好をしたこの男。
特に武具を持つわけでもなく、薄ら笑みを浮かべて彼女の登壇を待ちわびていた。
「こんばんわ、いやはや……お伺いの通り、美しい方です。凛々しくも美しい、表すなら戦乙女というところですかね?」
小さく拍手をしながらお出迎えをする合間も弓張り月のように細めた瞳が、その隙間から彼女を見据える。
特に今は魔族特有の黒い力の気配は抑えども、魔力そのものは抑えていないので、見た目とは裏腹に戦えることが伝われば幸い。
早く始めろと野次を飛ばす観客たちにまぁまぁと言うように掌を向けつつも、会話を続ける。
「さて、勝てば貴方の手元にはそれなりの大金が入りますよ。領地を納めるのに充てれば、それなりに良く政を進められるでしょう……しかし負けたなら、貴方は未来を閉ざされ、私のものになってしまいます」
などと宣うが、そこまで彼女を縛るつもりはない。
本気で戦ってもらうための一芝居として胡散臭く両腕を広げ、頭より高い位置へ。
熊が立ち上がり、腕を伸ばす威嚇ポーズじみた仕草を見せた後、すとんと腕をおろしていく。
とはいえ勝てばいいのです、などと呟きながら軽く肩をすくめたところで、観客に圧されてか勝手に開始のゴングが鳴り響いた。
おやと意外そうに周囲を見渡し、もう始めるのかといったとぼけた仕草をした後、どうぞと言わんばかりに彼女へ掌を差し出す。
社交界のダンスへエスコートするような、柔らかい物腰の仕草で彼女に先手を譲る。
まずはどう出るかを見るためだろう。
■クルーネ > 主催者と貴族の間でどんな話し合いがあったのかは知らないが、少なくとも状況から分かるのは半ばはめられたという事。そこに考えが及んだ事で溜息しか出てこないが、借りのあった相手だから嫌は言えず、諦めて廊下を進んで行く。最後の扉を開き、舞台に姿を表すと広がる歓声、殆どが男の声である事に予想が外れていないことを裏付ける。
『何だ用意してきたのかよ』『落ち着けよ、あれはあれで悪くはないだろう』と言った声等も聞こえてきた事で、勝てば良いのだと改めて思い直し、武舞台上にいる相手に目を向ける。
武具を纏っていないのを見て舐められていると考えにも及ぶが、どちらにしろ自信があるからそんな姿なのだろうと覚悟を決める。
「こんばんは、そんなお為ごかしはよろしいので、精一杯やらせていただきます」
武舞台上に上がっていく間も小さく拍手をしたまま視線は揺るがず見つめられている。気配を抑えられているからか、そもそも差がありすぎるのだろうか、魔力は感じ取れるが、魔族という事までは気が付かない。
少々会話をといった相手に対して、その言葉を切るように告げるが気にした様子もなく、さらに続けられる言葉に小さく溜息を履いて。
「何をおっしゃろうとも、勝てば天国、負ければ地獄、そこに行き着くのでしょう?余計な言葉は必要ないですよ」
どこまで本気で言ってるのか、男が何を考えているのかは分からないが、少なくとも、観客の雰囲気が、生半可な事では許さないといった様子を感じさせる。
男の目論見も分からないが、負けた時に男が何もしなくとも、主催者が何らかの行動に出る事も予想出来るのだから結果は一緒、早く始めましょうと男が構えるのを見て自分も構える。
おいでとばかりに差し出される手、くいっと招かれるのを舐めている、余裕とは考えずにゆっくりと間合いを詰め、自分の剣の間合いの一歩手前で止まって相手の反応を伺う。
■セドリック > 「おや、御為ごかしとはつれないですね? 違いますよ、私が思うがまま、貴方の美しさを称えたのです」
そっけない言葉に対し細めていた瞳を見開いて、小さく跳ねるようにして後ろに軽く身を引く。
大袈裟に驚く仕草を見せると、重なるため息にどうかしましたか? と言わんばかりに首を傾げてみせるも、相変わらず言葉はそっけない。
困り顔で笑みを繕うと、肩をすくめながら両の掌を空に向けて、やれやれといった仰々しい仕草を見せながら戯れる。
「その通りなのですが一応エンターテイメントですからね、少しはそれらしさが必要なのですよ。ふふ、ではお手並み拝見と参りましょう」
先手を譲ったものの、なにかあると警戒されたのか剣の間合いにしてはほんの少し遠い距離で様子見されていく。
冷静なタイプであろうとは思っていたが、思っていたよりも慎重派かもしれないと思えば、それを崩しながら彼女の攻めを誘うこととしようと画策。
肘からゆっくりと曲げていきつつ、両手を空に向けるようにすれば、右手からは紫色の魔力の玉を、左手からは青色の魔力の玉を作り出し、自身の傍に待機させると、そこから同じ色合いの球体を大量に生み出して撒き散らし始める。
綿毛のように浮かび上がったそれは、彼女の方へと迫りつつ紫と青の玉がごちゃまぜになっていき、自身から彼女の方へ扇状に迫っていく。
触れれば分かるが紫色は触れると電気が体に流れ、スタンガンを食らったような破壊力を発揮する。
青色は触れると大量の水が彼女に向かって放たれ、水圧で吹き飛ばそうとするもの。
濡れた体で吹き飛ばされて紫の玉に当たったら大変なことになる、そんな分かりやすいトラップで行く手を阻みつつ、今度は青白い魔力の礫を無数に作り出す。
「近づかないと不利ですよ?」
左右に向けてはなったそれらは弧を描いて彼女の方へと迫っていき、回り込みを阻止しながらの攻撃を重ねる。
少しずつ追い詰めるような作戦を見せていくが、紫と青の球体は少々嘘つきだ。
自身の傍には効果が反転している球体が少数混じっているのだ。
看破したと突撃したところに置いておく罠は、時間を掛けてゆっくりと解いたなら引っかかりづらいだろうか。
しかし、左右から迫る魔力の礫を幾度も放って追い立てれば余裕を削げるはず。
小賢しい手段でこちらから攻めというにはゆっくりな先手を放つ。
■クルーネ > 「褒めて喜ぶ者もいれば、そうでない者もいるとそれだけの事です」
場が場なら悪い気もしないのだが、少なくとも今はそのような場ではないと大袈裟に驚く仕草に向けて静かに告げる。
観客達が望んでいるのは男の勝利、そしてその後の凌辱なのは、聞こえてくる言葉や場の雰囲気から読み取れ、また小さく溜息を吐いて仰々しい仕草を目を細め薄く睨みつけて。
「観客達は、エンターティメントらしさよりも違う事を望んでいる様に思えますが?」
何をしてくるかを警戒し、己の間合いよりも少しだけ距離をおいて様子を見ると男の手の中で作り出される紫の魔力玉と青色の魔力玉、自在に操り傍らに待機させる姿にゆっくりと間を詰めるとその数を増やしていく。
何らかの力を込められているのは分かるが、剣で受けては不利と悟り、剣の柄から暗器の千本を取り出し、二色の魔力玉に向かってそれぞれ放つ。
雷を纏って弾かれる物と水を纏って弾かれたのを見て、帯びた力について予想が付き、扇状に迫ってくる魔力玉を剣では弾かず、体術で避けているが、それにも限界はある。
「近づいても近づかなくても不利なのですよね。ただ、私には近づかないと打つ手がないというだけで」
向けられた言葉は何も間違ってはいなく、それを肯定するように少し悔しそうに返し、ぎりぎりで紫と青の魔力玉を避けながら間合いを詰めていく。
効果反転魔力玉に気がついてはいないが、全てを剣を使わず避け、剣の間合いに入った所で不意に現れた青白い魔力の礫、流石に避けきる事は出来ず、急所に当たる部分は剣を操って守るが、それ以外は鎧の表面を走って削り、服を裂いて白い肌が僅かに垣間見え、余裕は削られて防戦一方となっている。
■セドリック > 「もしかして……褒め言葉を皮肉と受け取っていますかね? 困りました、心の底からの本心なのですが」
相変わらずの様子で大袈裟に肩を落として見せれば、観客たちは逸早い凌辱を望む声が重なる。
服を引っ剥がせ、犯せ、孕ませろ等など自分勝手な言葉が重なれば、嗚呼と苦笑しながらも、彼女が呆れるのも無理はないと納得するばかり。
「その様ですね。私も……男ですので、美しい方の艶姿を見たいと思うのは本能なのです。とはいえ、あまり貴方に嫌な顔をされながらというのは……勿体ない」
ではどう楽しむとしようかと、戦いながら悩み、首を傾げているが攻撃の手は緩めない。
確りと飛び道具で玉の正体を確かめに行く辺りは、流石といった様子でおぉと感嘆の声を上げる。
弾かず近づいていけば、近づくほどに玉の密度は増えていき、身動きを抑え込む最中に追い打ちの飛び道具。
服が破れ、白磁を晒すなら、観客からはいいぞ、もっとやれと下卑た歓声が降り注ぐ。
強き乙女が傷つき、衣を剥がれて徐々に裸身を晒すストリップショーじみた光景になっていくと、魔力弾の動きに変化を与える。
「んん、さすがお強いですね……?」
左右から回り込む動きだったのだが、次に発射したのは左右ではなく真正面。
それも左右に広げて放った玉がレンズで光を集めるように一点に集中するとぶつかり合い、溶け合って拳ほどの魔力弾となっていく。
さらにそこから急加速し、彼女の鳩尾を殴りつけるように迫らせ、背面に溜まったであろう二色の玉の網へ吹き飛ばそうとする。
魔力弾は筋骨隆々の大男が渾身で振り抜く鉄拳よりも重たく鋭い力があり、彼女のように細く軽い体で相当のダメージとなるだろう。
きっちりと鳩尾から心臓めがけて衝撃が抜ける角度を狙っており、当たれば高い衝撃力や悶絶の痛みだけでなく、心臓を刺激して一瞬脈を乱して苦しめる効果もある。
それでも痣は残らないように調整した弾丸なのは、あくまで彼女を追い詰めるための仕打ちだからか。
■クルーネ > 「場は考えて欲しい、それだけの事です。少なくともこの場で褒められて喜べるとでも?」
大袈裟に肩を下ろして告げられた言葉、皮肉とは思いませんがと前置いて静かに告げ、洞と観客達の自分勝手な言葉が降り注いでいるのを示すと納得した様子にほっと小さく息を吐いて。
「本能を否定しろとまでは言いませんが、負けた結果であれば嫌な顔をせずに色と言うのは無理なのでは?」
間を詰めていると告げられた言葉、放たれた魔力玉を避けながら、お互いに言っている事は分かって納得出来るでしょうと肯定する。
間接的に玉の招待を確かめたことで感嘆の声を上げられ、それこそ皮肉なのではと薄く睨みつけて。
間を詰めれば詰めるほどに密度の増す玉、必死になって避けている意識も視界も玉に支配され、追い打ちの飛び道具に鎧を服を裂かれる。
下卑た観客の声が降り注ぐ中、服が裂かれて曝す白磁、ディアンドル風の鎧は胴は守っていても胸は覆われていなく、裂かれていく服は豊満な乳房の圧力に耐えきれず、内側から弾けるように姿を表し、支えを失ってたゆんたゆんと重たげに揺れている姿は、ストリップショーと言っても過言ではないかもしれない。
「それこそ皮肉というものでは?」
あらわになった豊満な乳房を片手で覆って隠していては、それまでよりも動きは鈍くなる。
正面から魔力玉が混ざり合って近づいてくるのに気が付き、慌てて腕で腹を腕で庇った上から拳大の衝撃を味わう。重く鋭い衝撃に一瞬域をつまらせ吹き飛ぶ身身体、なんとか受け身を取りつつも地面の上を二度三度跳ね、剣は手放して露になった乳房を隠せずに地面の上に寝転び、洗呼吸を繰り返して。
■セドリック > 「真面目ですねぇ……? もう少し、肩の力を抜きましょう。リラックスですよ、リラックス」
見た目の雰囲気も銀色の長い髪に青い瞳と、冬色を思わせるものがおおく、一層桜色のリップが艷やかに映り込む姿。
あまり冗談が通じないタイプなのだろうかと、固い返事に苦笑しながらも攻撃は続けていく。
「でも貴方はそれでも応じた、そうされるかもしれない可能性が無かったとはこの国において思えないでしょう? しかし、だからといって意地悪を言うと貴方に嫌われてしまいますね。これは難しい、貴方に好かれつつこの場を沈めて、ご褒美にありつかないといけませんね」
お互いの立場は理解せども、目の前の彼女を一晩だけの相手にするには勿体ないと思える。
悩ましげに首を傾げ、眉を歪めながら目交にシワを寄せて考え込みながらも攻撃を重ね続ける。
そんな最中に攻撃で布地が引き裂かれていけば、零れ落ちる乳房はまるで弾むように上下し、柔らかさを見せつける。
その光景がどこから撮影しているのか、闘技場のスクリーンに拡大されていけば観客たちは更に燃え上がり、脱がしてしまえと野次を飛ばしまくる。
それを諫めることはしないこちらも、遠慮なくその溢れた胸元をまじまじと眺め、色づきの薄そうな先端周りもしっかりと目に焼き付けようとする。
「いえいえ、猪突猛進に突っ込んでしまう子もいるのですよ? なまじ力があると無謀な事もしがち。貴方は確りと危機を取り除いている、定石を押さえた良い動きです。しかし……その構えは良くないです、その手の方角から攻撃が来たら、防御できませんよ?」
指さしたのは彼女が乳房を覆うその手だ。
片手剣を振り回すだけなら確かに片手で十分だが、反対の手は庇い手であったり、状況によっては両手で剣を握ることで叩きつけたりと、使わないというわけではないだろう。
死角を増やしてしまったと指摘しつつも追い打ちの魔力弾を叩き込むと、吹き飛び仰向けに転がっていく姿に観客達の熱気は最高潮。
犯せコールが響く中、彼女の周囲を紫と青で取りかみながら近づいていけば、彼女へ近づきつつ剣に向けて魔力弾を一発放った。
真下の地面をたたき、小規模な爆風で吹き飛ばせば、くるくると回転する剣を自身の手でキャッチし、切っ先を向けていくが、直ぐ側までは寄らない。
追い詰めても相手は剣士、インファイトの戦いになれば一手こちらが遅れると、彼女を侮る事をしないのは、本当に基礎に忠実であろう彼女を高く評価してだ。
「……さて、これ以上すると大怪我させてしまって、私が心苦しいのでここら辺で手打ちとしていただけませんか? 彼らには……少しご褒美を与えないといけませんが、それ以上は晒し者にせず、囚われの姫君として愛でたいと思いますが」
ここで彼女を抱き上げて、それではと行く訳にはいかない。
流石に闘技場側が逃してくれないだろうし、観客からも非難轟々である。
しかし、最低限のことをすれば文句は出ても追求されることなく抜け出せる。
彼女にも一定のメリットを提示しながら、戦いの幕引きを提案する合間も……目を細めた、少々胡散臭い笑みを浮かべるのは最早癖だ。
■セドリック > 【中断します】
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場(過激描写注意)」からセドリックさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場(過激描写注意)」からクルーネさんが去りました。