2024/02/11 のログ
■ベルナデッタ > とある高位司祭が王都で姿を消した事件。
ベルナデッタはその調査の為に王都を訪れていた。
最後に目撃された現場の近くで魔力の痕跡を発見し、
点々と続くそれを辿っていたベルナデッタ。
そして、たどり着いた先には…。
「ふむ…この中でしょうか?」
一見普通の、どこにでもある空き家。
まだ空き家となって日が浅いのか、状態は綺麗だが、埃や汚れは目立っている。
扉を押せば、ぎい、と音を立てて開く。
「見た目相応、といった感じですね。」
扉から流れ込んだ風で埃が舞う。
内部も一見、長らく人が入った様子が無い。
だが、よく見れば靴の形に、埃の薄い箇所が床に見える。
ベルナデッタはそれを辿っていく。
「ここで途切れていますね…。」
その足跡は廊下の突き当りで途絶えていた。
ベルナデッタはしゃがみ込み、辺りを探る。
すると、床に微かな他の場所と違う感触。
強く押し込むと、床が跳ね上がり階段が現れた。
「どうやら…結界もかけてあったようですね。」
蓋の裏には魔法陣が描いてあった。どうやら、普段はここが開けられぬよう結界が施されているのだろう。
しかし、ベルナデッタは触れた魔術を無効化してしまう。
結界を破壊するのはお手の物だ。
「さて、調べるだけ調べてみますか。」
音を立てぬよう、静かに階段を下りていくベルナデッタ。
はたして、地下に待ち受けているのは…。
ご案内:「王都のとある廃屋(過激描写注意)2」からベルナデッタさんが去りました。