※当部屋利用時の際は、部屋名の末尾に(過激描写注意)と必ず入れるようにしてください。
部屋一覧から、フリールームで設定した部屋名が見えるように設定したためです。
過激描写を行っている最中であるということを示すことをお願いします。
ここは設定自由部屋(過激描写注意)です。
基本的な使い方は設定自由部屋とほとんど同じです。
ここではグロテスク表現、スカトロ、リョナなど、苦手とする人が多いと思われるような、
過激な表現を含むロールを行うための部屋になります。
使用については任意ですが、他者への配慮のため、そのようなロールを行う際にはこの場所を使っていただければと思います。
なお、この部屋においてもサイトルールは適用されています。
不必要な殺人行為や虐殺行為などはご遠慮ください。NPCなどに対しても同様です。
参加者(0):ROM(1)
Time:11:23:04 更新
ご案内:「タナール砦・地下牢(過激描写注意)」から宿儺さんが去りました。
■宿儺 >
現れたのは、3メートル近い上背の影。
人為らざる馬鹿げた筋肉質の体躯は下半身へゆくにつれ細り、動物のような姿を持つ。
両手で槌を持つ、猛牛の如く荒々しく息衝くそれは、牛頭の魔物
「──くく、どうした。報復でもしにきたか?」
ミノタウロスの片目は潰れ、赤黒い痂が張り付いていた。
…数日前に遡れば、それが女鬼自身の手によって手向けた傷であることが思い出される。
異形の魔物なれど多少なりと知恵はある──己の眼を奪った女鬼の、匂いを覚えていたか。
言葉に答えは帰ってこない。
ただ己の眼前に立ち、咆哮と共に槌を捻るように引き───。
「ぐぶッッ───!?」
剥き出しの女鬼の腹へと、槌が叩きつけられる。
打ち付けられた鋲が堅牢である筈の女鬼の腹筋を凹ませ、ぶちぶちと筋繊維を引き千切りながら圧し潰す。
「ぁ゛………カ、はっ…」
背後の石壁に亀裂が入る程の一撃を受け、枷に体重を預ける様に女鬼の肉体が崩折れる。
ただでさえの破壊力、片角が折れている状態では尚の事…。
しかしミノタウロスは落ち込む女鬼の頭、その亜麻色の髪を掴み上げ──再びの一撃を見舞った。
己の眼を奪い去った憎々しい女鬼を、辱めるでも玩ぶでもなく、怒りのままに幾度も打ち据える──。
──がしゃん、と鎖の重厚な音がなり、糸が切れた人形のように女鬼がその身体を鎖へと預ける。
己の首領たる魔王が捉えた獲物でなければ、そのまま喰らい殺していたかも知れぬ程の憤怒。
女鬼が項垂れ、動かなくなる様を見れば鼻息荒く、再び重苦しい足音を立て、牢獄から去っていった。
後には腹筋が完全に潰れ、破壊されて腹が大きく凹んだままとなった女鬼が残されていた。
「───…、ゥ……、…」
それでも鬼の命の火が消えることはなく、虚ろな翠の視線が去る者の背を追う。
どちらの眼を潰したかは覚えた。…次は眼だけでは済まさぬと。朧気なままに、己の意識に刻み込む…。
■宿儺 >
タナール砦。
現在は魔物が占領したいる砦の地下牢にて。
「(此れは、また厄ネタを引いたな………)」
自らの体躯の三分の二にも満たぬような童。
魔王を名乗る小童に真正面から叩きのめされ、片角を折られ地下牢へと拘束された。
数日は経ったか。
女鬼の四肢の枷からは重苦しい鎖が伸び、牢獄の石壁へと繋がれている。
裸に剥かれた浅黒肌にはあちこちに打撃痕や爪、牙の跡が刻まれた痛ましい姿。
その殆どは魔王との交戦後、魔物達の嬲り物となってつけられたものである。
何を仕様が一向に壊れる様子のない頑丈な女鬼は格好の的となったのだろう。
「っく…!!! ハァ…こんなちゃちな鎖で……」
ガキン、と硬質な音が鳴る。
片方の角を折られ、満足に力の発揮できぬ女鬼は鎖に囚われ、動けずにいた。
牢の扉は開け放たれているが、逃げることはできない。
また階段を降りる音が聞こえる。
やって来るのは女鬼を甚振りに来た魔物か、獣欲を満たさんとする摩獣か、色欲を讃えた魔族か。それ以外の何かか。
なにせ砦をとっているのは魔物の軍である。何者が現れようと不思議ではない。
ご案内:「タナール砦・地下牢(過激描写注意)」に宿儺さんが現れました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート・地下奴隷闘技場(過激描写注意)」からグライドさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート・地下奴隷闘技場(過激描写注意)」から宿儺さんが去りました。
■グライド > 辛勝である。 しかも、油断をついた勝ち方だ。
再戦の要求なぞされた所で、身体が幾つあっても足りるか、なぞと突っぱねようとしただろう
だが、結局の所。 怪物には違いないが、如何にも、だ。
その子供じみた様相を見て居ると、構いたくなって仕舞うのが悪い癖、なのやも知れぬ
「………喧嘩で済むならな。」
多分、其れが男の妥協点となる筈だ。
傭兵としての仕事に差し支えが出ない程度、ならば。
きっと、諸々構ってやることになる筈だ。
但し、其の上で。 ―――勝者の権利だけは、其の内絶対に行使してやると
鎧も盾も無ければ、ボコボコにされる未来を想起しつつ、心に決めたのだ。
■宿儺 >
怪力無双で番狂わせを起こした女鬼を、最終的にとはいえその身体一つで倒してみせた。
そんな男には称賛と拍手は惜しまれまい。
その後の凌辱劇を望む者にとってすれば肩透かしはあったやもしれず、それでも。
倒した奴隷を勝者が持ち帰る…それは当然の権利であり、この場では当たり前のように行われていること。
故にそれを咎めるような者はおらず──大人二人程はあろう目方を担いだ男は無事にその場を去ることが出来た。
───、そして。
目を覚ました女鬼といえば、男の姿を見るなり開口一番再戦の要求。
実に悔しげにそう喚く様は実に子供じみていたが。苦労して連れ帰ったことを男は後悔したのか。──其れ共。
■グライド > 四肢に伝う女鬼の抵抗
剥がされてなる物かと一層力を込めて縋りつき、締め上げれば
其れだけ血流を射途絶えさせ、暴れる女の呼吸すらも消費させるのだろう
――正直、必死で、どれだけの間締めあげていた革覚えて居ない。
ただ、鬼の意識が落ちたと言う事だけは、暫しして理解した
其れでも、腕を離せば、直ぐに復活してこぬとも限らぬ
故に、少しばかり念入りに締めたのは、女鬼の頑健さを、在る意味信頼しての事だ。
「――――――……っ…はぁ…、……嗚呼、くそう、全く…。」
実際に相対して居た時間は、さほど長くは無かったのだろう
だが、精神的な疲弊は、一昼夜戦場に居た様な気分に等しい。
腕から力を抜き、やれやれと大の字に脱力してから、勝ち名乗りの為に片腕を掲げて見せる
――とりあえず、報酬はせしめてやる、と心に決め。
そうなったら、もう、観客が盛り上がったか否かは如何でも良い。
身体を起こして転がった盾を背負い、ついでに、女鬼をかついで、勝手に退場させて貰う
阿呆みたいに重いが――勝者にとって、敗者は戦利品にも等しいのだ。
其れを、置いて帰る心算も無い。 其れが、闘技場における掟、誰も文句は言うまい。
――女鬼が、もし、次に目を覚ますならば。
きっと其の瞳に映るのは、何処かの部屋の天井が、最初となる筈だ。
■宿儺 >
「ぐ、ぬ…っ!! 調子、に…!!!」
押し潰され、降りかかる追撃。
頑強な盾による殴打の連続。
ダメージがあったとて、それで怯むような、
当然の如く、降参などをするような気性ではなかった。
故郷たる八卦の山で暴れ続けた鬼姫はただ只管に獰猛で、闘争心を滾らせている。
幾度目かの盾の殴打。それを最後に盾を一度手放すことになる一撃に合わせ、女鬼が渾身の拳を盾の面へと叩きつけた。
轟音が響き──殴りつけた腕を取られる迄、女鬼は己の不利に気づけていなかった。
「っ…な──」
──鬼の体の造りは人と然程に差はない。
筋肉、内臓、消化器官──それぞれより優れていようとも、似ている。
組打の技か、と気づくよりも疾く、その頸には野太い男の腕がまわり。
更に屈強なれど細い腰回りを捉えられる───。
「──、し、ま……ッ…────」
頑強な鬼の骨格は頸もまた然り、しかし折れはせずとも脳への血流が途絶えれば、起こる現象は人と同じか。
鋭い爪を男の腕に立てようが、剛力がそれを阻むよりも疾く、瞬時にその視界に暗闇の帳が降りる。
「────」
びく、びく、と。
抵抗を見せていた四肢が落ち、痙攣する様は──明確に女鬼のこの場での敗北を示していた。
■グライド > ――身体が浮いた。 なら、其の機を逃してはならぬ。
段差の上から、鬼の自重と己が体躯、そして、鎧立ての重み迄乗せて叩き付けたのだ
頑強な鬼と言えど、これでけろっとされて居たら、己にはもう為す術がなかったろう
盾の下敷きとなった鬼を、其の儘押さえ付ければ
僅かに盾を浮かせ、そして、再び殴りつける様にして盾をぶつける
――この場において、場外判定による決着、何てルールが在ったか定かではない
もし女鬼が体勢を整えたら、其の時は劣勢に立たされるのが目に見えて居る
故に――追撃の手は緩めない。 相手が言った様に、脆弱な人間の身。
死力を尽くさざるを得ないのだ。
「今の内に…! 降参…! しといて! くれると楽なんだが、よ…!」
殴打を繰り返し、其の上で。 盾を一度手放せば、鬼が怯んで居る其の隙に。
――其の背に絡み付き、後ろから組みついて、首を狙う。
寝技組技も、戦場ならず人相手では重要な手段だ。
どうせ、幾ら殴った所で致命傷を与えられる気はしないのだから
今の己にとって唯一の、光明。
――其の儘、胴を足で制し、首を腕で締め上げ、意識を断たんとするのだ。
普通の人間相手で在れば、確実に。 首を折る程の、全力を持って。
■宿儺 >
屈強な戦士といえど、矢張り人間の膂力ではこんなものか。
そう女鬼が勝利を確信した、矢先。
重心が沈み、前へ前へと押していた力が一気に前方へと解放される。──そして。
「う…、ぬっ!?」
男の渾身が、女鬼の両脚を地面から切り離した。
目論見通り、地を支えにしなければその怪力が発揮されることはない。
100kgを軽く超えるだろう女鬼の肉体を、かなりの重量であろう盾もとろも持ち上げるの流石のもの。
女鬼がその身体を浮かせてから、ほんの数瞬の出来事。
「──か、はッッ」
場外の床面へと強かにその背を打ち付け、押し潰される衝撃。
加速度と硬質な床面、そして頑強なる盾に挟み込まれ、さしもの女鬼も口から苦悶の声が漏れる。
確かなダメージを与えたことが、盾の向こうの男にも伝わることか。
■グライド > ――実際に相対して、肌で感じる事も在る。
女鬼は確かに怪物だ、だが、其処に技は無い。
圧倒的な身体能力によって、獣の如く叩き潰す、其れだけ
其の単純さこそが女の強みでも在ろう、が、其処に付け入る隙も無くはない
己にとって幸いであったのは、此処が、戦場では無いと言う事だ。
闘技場、例え其れが形骸化して居る物であっても、ルールに縛られた場である、と言う事
「くく…そいつは…、……御免こうむるぜ…!」
刹那――僅かに体重を沈ませる。
単純な相手の力押しに対して、下から、かちあげる様な形で再びの体当たり
威力こそ、加速を乗せた物に比べれば劣るだろう、が
鬼の体勢を、僅かでも崩す事が出来れば。 ……其の身体を、浮かす事さえ適えば。
「――――――ぬ、ぉぉおおらああ!!!!」
どんなに怪力で在ろうと、どんなに重さが在ろうと
其の足先が地面について居なければ、力を発揮する事は、叶わぬ物
其の一瞬の隙を突く事が適えば、全力で女を押して、押して――場外の床面に、己が身体ごと押し倒し、叩き付けて遣らん、と
■宿儺 >
石畳を踏み締め、両腿と両腕の筋肉が隆起する。
そのサイズは到底男のものに及ぶべくもないが、その中身が段違いだ。
まともな押し合いであればまず鬼が押されることはないだろう。しかし。
「呵々…その意気や良し!!」
相手が応じると見るや、更に口角をあげ、女鬼は盾の向こうの男を押し潰さんと力を込める。
ギリギリと頑丈頑強なその盾が軋む音と共に、一歩、一歩、女鬼は前進せんと歩みを進めてゆく。
「全力で以て、押し潰してやろう…!!」
凶悪なまでの膂力。文字通りの怪物。
ただしその力の軌道は、余りにも真っ直ぐ。
故に隙はある──。男の培った、戦場での技巧がそこを突くことが出来るか、否か──。
■グライド > そう何発も、あんな一撃を喰らっては堪らない。
幾ら力を逸らしたとて、この盾は何の変哲もない、ただ頑丈なだけの金属盾
あと何発受けられるかだって、定かでは無いのだ
だから、打撃勝負を避けるために、至近距離を選んだのだ
己が全体重を乗せた体当たりならば、多少なりと面食らうかも知れぬ、と
――淡い期待は、矢張り、淡いままに終わったが。
正面から受け止められる盾での突撃、体格で言えば僅かに己の方が勝って居ると言うに
其の重みは、まるで巨人でも相手して居るかの様。
「あーあー、やっぱり貧乏くじって奴だぜ…!!」
――離れれば、またあの打撃が襲い来る。
"力比べ"に女鬼が応じて居る今の方が、リスクは少ない。
とは言え、純粋な膂力で己が勝れるかと言えば――兜の中、自嘲する。
紛う事無き怪物で在る女鬼の、されど、童女の様に楽しげな表情は
如何にも近所のガキ達と遊んでやっている時の気分を思い起こさせる、が。
「―――やってやろうじゃねぇか、舐めるなよ、嬢ちゃん……!!」
――嗚呼、仕方がねぇ。 腹は括った。
怒号と共に、己が体躯の全ての力を振り絞って、押し合いに挑もう
単純な膂力だけではない、盾兵としての技、身体の使い方、重心の掛け方
あらゆる術を駆使して、其の単純な"強さ比べ"に立ち向かう
――盾が軋む気配がある。 壊れたら、赦せよと心の中で呟き。
全力で、ひたすらに押す、押す。 地面に突き倒すか、場外迄行ければ御の字だ
逆に、己が張っ倒される可能性だって在る、が
先の事を考えている余裕は、正直、無いのだ。