2025/05/24 のログ
ご案内:「タナール砦 牢窟(過激描写注意)」にアリッサさんが現れました。
アリッサ > 戦地――タナール丘陵、魔族領。
砦より僅かに離れた自然洞窟を利用した地下牢窟。

魔導燈に薄明るく照らされた看守室に本日、場違いに脳天気な声が響いていた。

「わざわざ呼んでくれてありがとー♡ めっちゃうれしぃよー。 
 王都はタノシいけどさぁ、屍体って拾えないじゃぁん?困ってたんだよねー」

椅子に腰掛けた看守だろう魔族の膝にグラマラスな尻を座らせて、
ニコニコとしながら甘ったるい声で話すのは、容姿すら場違いさの否めない小娘だ。
キューティクルもばっちりの目にも鮮やかなピンクの髪に睫毛ばっさばさの赫色の双眸。
唇だってうるつやであからさまに戦場を駆ける類ではない。
着込んだ黒艶のボンテージは、或る意味での戦闘力は酷く高そうであるけれども…。

「本当はぁーイケメンしか要らないけど、いいよぉ。全部引き取ってあ・げ・る♡」

要するに、ちょっとしたコネクションからの資材回収に訪れた模様。
そして、ちょっとした物見遊山的な。

「ね。今日はなんかオモシロイの、捕らえてたりしないのぉ?
 牢のほう、見に行ってもイイかなァ?」

あまりチョロチョロすんじゃねえぞ、なんて小言を受けながら、小娘は男より尻を引き剥がし。
はぁい♡ と間延びした返事をしつつに自由気儘、扉を潜り、意気揚々と牢獄へと続く廊下を歩みゆく。
普段は隠している角と翼だって珍しくお目見えしてるのだもの、
少しくらい(※ファッション的に)魔族を満喫したい年頃である。
目当ては――捕虜。興を惹くナニカがいれば、遊んでもイイかなァ、と。

アリッサ > 小娘の満悦に足る何かがあったのか――それは薄闇ののぞ知るばかり…
ご案内:「タナール砦 牢窟(過激描写注意)」からアリッサさんが去りました。