2025/04/02 のログ
ご案内:「無名遺跡(過激描写注意)」にサワリさんが現れました。
■サワリ > 多くの冒険者たちが一攫千金を目指して探索に挑戦する無名遺跡。
しかし、そこは魔族たちの拠点の一つであり陰湿なトラップの数々が侵入者を迎え撃つ。
外界の光が届かない深部では熟練の騎士でも苦戦を免れない魔物たちが犇めく死の領域となる。
遺跡の魔力で凶暴化、或いは高い知能を得た魔物の搦め手は対策をしていても分が悪い。
そんな深層のうち、やたらとジメジメした薄気味悪いエリアにて。
あちこちに転がる骨は先駆者たちの成れの果てだろう。
白いネバネバとした物体がこびりついているが、相当鍛えられた装備ばかりだ。
人の道には反するが遺品を持ち帰って売ればかなりの稼ぎになるかもしれない。
「…………」
ぐじゅぐじゅと気色の悪い音を立てて、静かに遺跡内を徘徊する青黒い何か。
薄気味悪く蠢き続けると、体表からは人骨がにゅる……と露出し、そのままぽろぽろと辺りへ排出されていく。
血や肉を欠片も残さず消化しきった後は、新たな獲物を求めて薄暗いテリトリーを徘徊して獲物を探る。
よく見れば、転がる人骨の中には角つきの頭蓋骨なども紛れ込んでいる。
恐らくは亜人や魔族さえも捕食されたのかもしれない。
■サワリ > 遺跡に訪れる者は単なるトレジャーハンターばかりではない。
中には冒険者ギルドの依頼受託履歴を辿って行方不明者を捜索する為に救助隊や騎士が突入することもある。
「……ンギ、ギ……」
無数の触手をぐじゅぐじゅと蠢かせると、体内からは金銀硬貨や粘液まみれとなっても白銀に煌めく鎧や兜の欠片が排出されていく。
流石にそのまま装備品として用いるには無理があるが、装備品の素材としては十二分に通用する状態。
この魔物にとってはいわば骨と同じで栄養とならない物質。
死体を剥ぐことに抵抗があっても、それが持ち主の面影すら残らない単なる落とし物であれば信心深い者であってもつい集めて金にしたくなるかもしれない。
そんな高価な落とし物は、まるで目印のように道なりに落とされ、何処かへと消えていく触手群の行方を示すだろう。
遺跡内には魔物の巣や怪しげな儀式の痕があり、そこには思いもよらぬ掘り出し物が眠っている噂さえ挙がる。
それが魔族の吹き込んだ嘘なのか、本当に実例があったのかは定かではない。
■サワリ > 触手状の化け物が進んだ先の袋小路は、おびただしい量の白濁液が糸を引いて壁や天井から垂れ下がり、べっとりと糊付けされたようにして素裸の人間が数名、壁に拘束されていた。
妊婦のように膨らんだ腹からは不定期に青黒い小さな触手の仔と卵がぷりゅ、ぷりゅと排出され、べとべとに汚れた床を禍々しい黒で広げていく。
触手の中には人間の身体を繰り返し出入りして栄養を吸収する個体まで。
搾乳器のように乳首へ吸着した長く太い触手の中を半透明の乳汁が勢いよく流れていき、ぶくぶくと膨れ上がる巨大な卵塊へと吸収される。
まるで巨大な臓器のようにどくどくと脈打ち続ける卵塊の内側では、何かがにゅるにゅると蠢いているのがうっすら見えるだろう。
辺りには高価な剣や盾らしきものが無数の触手の隙間から僅かに覗き込んでおり、この持ち主らしき者は相当の手練だったのかもしれない。
……だからこそ、有益な母体として目を付けられたのかもしれないが。
なまじ強いばかりに、死ぬよりも凄惨な目に遭うこともあるのが魔物たちの真に恐ろしいところでもある。
■サワリ > 『ぅぅ……うっ!んひぃぃぃ!う、産まれ……るぅぅぅぅ!!!』
壁に貼り付けられていた女が全身を痙攣させ、助けを求めるようにして叫ぶと丸々と膨れ上がった腹がぼこぼこと盛り上がり、散々凌辱されて開き切った秘裂から大量の汁を零す。
そして、少し経ってからおびただしい量の軟体がじゅるじゅるじゅる!と内臓を引きずり出すような勢いで体外へと飛び出していく。
既に孵化した幼体と卵の入り混じったヘドロ状の群体を排出し終えた女の腹はシワを作りながら凹み、出産の勢いでじょろじょろと潮が零れ続ける。
それらを浴びた幼体は微かに動きはじめ、地面に飛び散った乳汁や水分を啜り始める。
生みの親である女は白目を剥いて動かなくなったが、もう片方の親である触手の怪物はそれを見届ければ、するすると再び闇の広がる迷路のような通路へと消えていくのだった。
■サワリ > 【〆】
ご案内:「無名遺跡(過激描写注意)」からサワリさんが去りました。