2025/03/10 のログ
■スヴィチューナ > こんなある意味非情な賭けを持ちかける相手だ、
さぞかし小さい上に女である保険医に対してまともに答える事無いだろうと
言ってから後悔していた。
思ったより誠実な回答に少しだけ印象上方修正しつつ
相変わらず震えながら、しかし目だけは相手に向けたままで思考する。
致命的・・・つまりは動けない程に部位喪失したのは3人。
だが何一つ欠ける事無く取り戻そうとするのなら、追加で2人。
更に酒1本につき部位1つという、これだけは正当なのかどうか判断付きかねる
レートに従うなら、飲まねばならない数は12本以上。
しかも酒の種類判らないままでは、最悪火酒6本は覚悟しなければならない。
実は飲むだけなら8本くらいなら平気ではある。
ただしそれは、普通に・・・椅子に座りつまみを食べながら・・・飲む時の話。
膝砕ける事無く、それらを飲みきるというのは保険医にとっても未知の領域で、
さあどうしたものかと、知恵を絞り始めうんうんと呻る。
やがて開いた女の口から出た言葉は、
「わたしっ、ここの人達助けたいとか思ってませんっ。
確かに内容的にはちょっとどうかと思う賭けですが、
ちゃんと最初に条件提示してますし、ペナルティも適切かと思いますっ。
だから、この人達はある意味自業自得ですっ・・・けど、
わたしが怒ってるのは、あなたに・・・じゃなくて、
こんな賭け思いついた事にですっ!
お酒ってもっと楽しんで飲むものだと、わたし思ってますから、
だから、止めて欲しいんですっ。
せめてもっと穏当な賭けにしてもらって、みんなでワイワイやりながら
盛り上がる程度のにして欲しいんですっ!」
ここまでを一息に言い切り、しばしひゅーひゅーと息ついた後に
空咳一つコホンと入れてから、改めて怒りこそ消えたが決意込めた目で
竜の顔しっかりと見据え。
「まずは皆が無くした足の数・・・の半分、4本まで試したいと思います。
それだけあれば、最低でも家までは帰れるでしょう。
後は・・・失礼な事言っちゃいましたし、あなたにも楽しみ無いと
不公平ですから、いける所までいかせてもらいます。
それで・・・出来たらなんですが、無くすのは左手でお願いします。
これならまだお仕事できますし、賭けの負け分としては納得できますし。
では行きます・・・とりあえず1本っと・・・」
言いたい事言いきると、無造作に手近の酒瓶手に取り、
蓋を取ってくいっと一気にラッパ飲みかまし。
普段の酒量からすればなんて事は無い筈なのだが、
いきなりがつんと衝撃食らったような酔いまわって、
どうにか上体傾ぐ程度で影響抑え。
「は、はは・・・後4本・・・雲行き怪しくなってきました・・・
あはははは・・・」
なお。笑い出したのは急に回った酔いに戸惑っているから・・・ではなく、
単に笑い上戸なので楽しくなってきてしまったから。
■TD > 「ふむ。なるほど。それもまた一理ある。君は善性の人間…というよりも単純なる酒が好きな人間であるのかな。嗜好品としての酒精を君にとって好ましくない飲み方をされている事に怒っている、と。それだけでもこのような場所では珍しいの一言の限りだが…それに思った以上に蟒蛇の気も在る様だ。人によってはそれをボトル一本飲んだだけでも酩酊して倒れる者もいるのだがね。どれ」
ぱん!ぱん!と一挙に飲み始める相手の挙動を認めたころ合いで、両手を持ち上げ軽く打ち鳴らす。それに伴って店の奥から示し合わせた通りに料理の皿が運ばれて来た。このようなスラムの安い酒場であるが故に上等品であるとは到底には言えないが、焼き物、煮物、揚げ物をそろい踏みにしたツマミの類が酒瓶以外に卓上にへと並び始めた。
「君が『良い酒』を求めているならばその手伝いをしようか。但しながらに口にしている間も気を付けなさい、膝を崩してはならない、というルールを忘れぬように。右腕だけでは生活に支障を来す…のかな?果たしては、君の事を何も知らないが。レディ、というだけでは聊かに呼称に困るな。名前を訊いても宜しいかな?一体何の仕事をしているのだろうか…体つきから見ても、ああいや済まない、セクシャルハラスメントになるかな。筋肉のつき具合から見て余り肉体労働ではなさそうだが」
酒の巡り始める相手の膝元を指先で指し示しながら語る対話。合間においてあっという間に空っぽになった酒瓶の代わりをまた相手の元にへと差し出した。飲み干された瓶底にはからからと大粒の宝石が踊っている。これを倒れている誰かの代わりとするならば、たちまちにその誰かの足の片割れは断面図にはりつき、あるべき足として置換される事になるのだ。
掲示されたルール通りに。
■TD > そして暫しはそこで酒を用いたゲームが進行する事になる。その行方たるや如何なる結果を導き出したか。それを知るのは二人だけだ。
ご案内:「貧民地区のある酒場(過激描写注意)」からTDさんが去りました。
■スヴィチューナ > 「あっはははー・・・こんなもんじゃないですよー・・・
わたしぃ、まだ大丈夫ですからねー・・・ふふふ・・・
あ、有難う御座いますぅ。・・・えっと、この料理別料金だとか言いませんよねぇ?
わたし今日あんまりお金持ってないから、
これ全部は払いきれませんよぉ、うふふ・・・」
確かに最初は態勢怪しくなったが
普通の人間なら倒れてしまうほどの酒精一気飲みしたとは思えないほどしっかりした足取りで
竜の心尽くしだろうつまみ並んだテーブルに足運んで、座る事出来ないから立ったままで
鶏の足など掴んでワイルドに食いちぎってしまう。
一応酒も水分ではあるから、胃に収めきれなければ飲んだ事にはならないのだろうが、
飲み気と食い気が両立してしまっている保険医には
どっちか諦めるなど言語道断ともいえる暴挙に等しく、両方しっかりと美味しく頂く。
「うふふふ・・・知らないんですかぁ?人間の手足って
別に無くても生きてくだけなら何とかなりますが、後から無くしちゃうと
慣れるまで大変なんですよう?
えーレディって何だがお姫様になったみたいで嬉しかったんですけどねー・・・
竜さんが困るって言うんなら教えたげますぅ」
ここで首から下げるタイプの・・・学院から発行されている職員証を堂々と相手の眼前に掲げ。
「わたしぃ、スヴィチューナって言いますぅ。カウンセラーやってますから、
手とかなくても何とかなるんですよぉ、そうでなかったらあんな事言いませんって、あははは」
体形についての指摘は笑い飛ばしてスルー。言われ慣れてるし、そもそも気にしていないしで。
飲み干した酒瓶から見事宝石手に入れたなら、
手足失った者たちが我先にと騒ぎ立てるのも気にせずに、えいやと無造作に投げつけ、
運よく当たった誰かが足取り戻すだろう。
それからの事は・・・しばらくは騒ぎになるだろうか。
ご案内:「貧民地区のある酒場(過激描写注意)」からスヴィチューナさんが去りました。
ご案内:「◆設定自由部屋(過激描写注意)」にスヴィチューナさんが現れました。
ご案内:「◆設定自由部屋(過激描写注意)」からスヴィチューナさんが去りました。