2024/05/06 のログ
ご案内:「◆玄室(過激描写注意)」にアークデーモンさんが現れました。
■アークデーモン > 湿った空気と暗い気配は迷宮に特有のものだった
広い、空間
等間隔に立つ柱に掲げられた松明は何時から灯り続けているのか
やや暗い空間の中央に青年らしきがっしりとした長躯の影がある
『ようこそ。私を倒せば、お目当てのモノが手に入るそうだよ』
やや錆がかかった穏やかな声が朗々と響く
僅かにその影が身じろぎして、影の中に眼が、浮かんだ
その途端に、ずわりと部屋の温度が上がると同時に何かを失ったような感覚
■アークデーモン > 月が沈み空が開け始めた頃
そんな様子とは無縁の迷宮の中では戦いがひっそりと終わりを迎えていた
横たわった数人の影
それを前に変わらず立ち続ける長躯の影
『運が良ければ、生きて帰れるだろう。私の仕事はここまでだ』
倒れ伏した影に囁くように告げると、その影はぼんやりと存在感をうすれさせて
消えた
ご案内:「◆玄室(過激描写注意)」からアークデーモンさんが去りました。