2024/03/02 のログ
ミシェイル > 「それなら、解消を手伝うとしよう」

取り引きの結果ではあるが、同じ苦労が分かる者同士で協力したいという思いがある。
中々頼める事ではないし、仕事で相手するとなると自分の満足が後回しにもなる事がある訳で。

「もちろん、嫌なら無理にとは言わないが……」

とはいえ自分から強引に迫る事は出来ない。
これは雌穴として散々調教された性分のようなものであった。

花売りの姫 >  
「…よろしいので?」

いい、と返って来るであろう返答は分かった上で。
ちらりと顔だけをあざとくも向けて、その顔色を窺うように。

自らが彼を雌として扱い愉悦感を得たように、彼にもそれを味合わせられるのならば。
自らが使われることは、やぶさかでもない。
そうした思いが欠片ながらにもある事は口にせず。

疼いたその身を癒せるのならば、と。
そうした建前で、彼に身を渡そうとしていた。

ミシェイル > 「そ、そうか。そういう事なら、手伝うとしよう」

どこかホッとしたように、表情を柔らかく崩す。
そしてベッドから立ち上がると、タンスの方へ向かい。

「では、サイズは色々あるが……。どれが良い?」

そこで物色するのは、最初に確認したペニスバンド。
大中小と取り揃えられているが、最大サイズでも30cm級。

「一番大きくてこのぐらいのようだが、足りるだろうか?」

試しにそれを持ち上げて花売りの姫に見せる。
ミシェイル基準だと大きめだが常識的なサイズ、という感覚だ。
これの倍もあればガツンガツンと蹂躙される感覚を楽しめるのだが、休憩室程度には流石に置いていない。

花売りの姫 >  
「……なんだかんだで、余計なお世話にはなりませんでしたね」

軽口混ざりに、タンスの中を物色するその背に向けて。
わざわざ男であるのにそれを使う、というのもまた少々おかしな話ではあるのだが。
しかして、彼の身体の事情を思案すれば、そうするしかないのも頷ける。
自分と違って、その機能に多少なりとも自由は無いのだろう。
或いは自分にもう少し、魔術なりの知識や技術があれば、違うのだろうが。

「十二分すぎますよ。
 …大きさが全て、というわけでもないでしょう?」

ともあれ、一番大きなサイズを見せる彼にはそう微笑んで。
彼を犯していた時の意趣返しのように、悪戯気に応えるのだ。

ミシェイル > 説明していないだけで他者からの許可があれば勃起も射精も可能なのだが。
口調は元に戻しても、雄としての格付けが決まった相手に自分の男性器を使おうという考えはなかった。
そしてこれで良いのであればと、置いてある中で一番大きなペニスバンドをベッドへ持ち込んで。

「そ、そうだったな。とはいえ、選べるのなら好きなサイズで良いだろう」

先程の痴態を思い出し思わず視線をそむける。
それほど大きくない花売りの姫でもあれだけ犯し潰された身。
とはいえ自分の場合は精通前の子供が相手でも負けてしまいそうなのだが。

「では、して欲しい事があれば遠慮なく言ってくれ。私を楽しまそうなどとは思わなくていいからな。これは先程十分よくされたお礼なのだから」

花売りの姫 >  
「…私は折角なら、あなたにも愉しんでほしいですよ?」

きょとんと、まるで当然の事かのようにそう返す。
もし説明をされていたら、そちらを使う選択肢もきっと当然のように提示したであろう。
それくらいには、悦んでもらう事は花売りの姫にとっては当たり前の前提であるようで。

「だからそうですね…
 もし、ミシェイルさまが雄のままだとしたら私をどう犯すのか…♡」

抱きしめるかのように距離を詰め、その顔の横に口元を寄せて、言葉を紡ぐ。
「それを知りたいです♡」
なんて甘く甘く、艶やかな夏を込めて囁くのだ。

ミシェイル > 「……そういう気遣いは無用だ」

とはいえそう言われても立場的に難しいだろうという事は想像がつく。
そんな事を考える余裕もないぐらい悦ばせてやれれば良いのだが、する側となると経験は圧倒的に劣るのも事実。
犯される感覚はよく知っているので、勘所は分かるはずだが。

「そ、そうか。まあ任せておけ」

男を誘うような仕草に、少しドキっとしてしまう。
こういう事は自分では中々出来ない。
雄としては負けて、雌としても劣っているといえるかもしれないがとにかく今は精一杯愉しませてやる事に専念するとしよう。

「では、痛かったら無理をせずに言ってくれ……」

雄のままなら、と言われはしたが本当の男ならこうしてペニスバンドなど使う事はない。
しかしどこでどう感じるかは分かるつもりだ。
肛門にペニスバンドの先端を押し当てると、すぐには挿入せず入り口の肛門をグニグニと捏ねてほぐす。
まずはこうして、少し焦らすように感度を高めつつ期待感を煽られるのが好きなのだ。
花売りの姫もそうなら、今後もやりやすいだろう。

花売りの姫 >  
する側の経験が仮になくとも、”どうすれば悦ぶのか”は彼は身をもって知っている。
そう考えて、雄を誘ういつものそれのようにやってみたが、それなりに効果はあったらしい。
その顔を見て、ニマリと笑って行為をし安いように背を向ける。
両手はベッドに、四つん這いで、むちりと確かな女性らしさを帯びた尻を彼へと向けて。

「どうぞ…お願いします……。
 私のここに、ミシェイルさまのをください……♡」

くぷくぷ♡と、入口を捏ねくりまわす刺激がもどかしい。
とろとろに蕩けた声音で、淫らに誘うようにその尻を振って媚びていく。

ミシェイル > 感じてきたら下品に喘ぐ自分と比べると、花売りの姫は喘ぎ方まで可愛らしい。
ペニスバンドとはいえ、こうして犯す側の視点は本当に久々だ。
許可のされてないペニスが勃起する事はないが、女体のような尻と喘ぎ声で少しずつ雄の興奮を思い出していくようである。
しかし、その興奮で反応するのはペニスではなく肥大化した乳首なのだが。
入り口で焦らしていた動きは、少しずつ前進していく。
時折肛門を割って先端が侵入し、そこで円を描き、穴を広げるような動きを見せる。
しかしまだまだ本格的な挿入はしない。

「可愛い喘ぎ声だな……。どうして欲しいか、ちゃんと言うんだぞ」

ミシェイルも精一杯男らしく振る舞おうとしているが、少し上ずっている。
そもそも声そのものが少女のように高い可愛らしいものだ。
その上ペニスバンドでは、男らしくしようとするほど滑稽かもしれない。

花売りの姫 >  
くにり、ぐにりと焦らすようなペニスバンドの侵入が、花売りの姫に焦れったさを与え続ける。
両手でしっかりと尻肉を開き、自らの手でくぱりと開いて挿入を強請るようにして、上目遣いで花は乞う。

「はぁい…♡ ミシェイルさまの、つくりものおちんちんで…♡
 私の雌孔を、がっつりと、犯して……ください♡」

期待感に息を荒くしつつ、媚びるような甘く蕩けた声。
その仕草と言葉の可愛らしさと卑猥さは、男であれば劣情を催す事この上ないもの。
喩えそれを向ける相手が、如何に可愛らしく、雄として劣っている相手だとしても。
むしろそうやって強がる仕草を可愛らしく思いながら、余裕をもってそう言える。
ああもっと、この強がりを見てみたいと、そう思ってしまう程には。

ミシェイル > 作り物ちんちんと言われた瞬間、ドクンと心臓が跳ねる。
これだけでマゾ雌の立場をはっきりと思い知らされてしまう。
しかし作り物であれ、今は花売りの姫を犯す側だ。
自ら穴を割り開く姫に、いよいよ本格的な挿入を果たす。
作り物であるが故に挿入の感覚そのものはない。
しかし、入れられる側の感覚はありありと想像出来て。
この調子ならばと、これまでの気遣うような動きから急に激しさを増す。

「やはり、よくこなれているな……。このぐらいで、ちょうどいいのではないか?」

ズブズブと、肛門にペニスバンドが埋まっていく。
真ん中を越えた辺りで、一旦引き抜き、今度は勢いよく打ち込んだ。
一気に根本まで挿入されるペニスバンド。
そしてそれ一回だけでは終わらない。
二回、三回と立て続けに体の奥を突き上げるような挿入。
前立腺の位置も当たりをつけて、勢いよく潰してあげた。

花売りの姫 >  
どずんっ♡と、加減もなしに勢いよく撃ち込まれるペニスバンド。
尻肉が衝撃で揺れ、花売りの姫の口から嬌声が溢れ出してしまう。

「あっはぁぁんっ♡ それ、いいぃ…っですよぉっ♡♡」

ぐちゅり♡と前立腺が潰されれば、まだ外気に晒されて股下で揺れる花売りの姫の肉棒が、ぶるりと揺れる。
きゅんきゅんと肛門が締まり、直腸内に押し込まれたペニスバンドの根元を抱きしめる。
無論、それを彼は感じられぬだろうが、その蕩けた顔がその快楽を沸き立たせる。
それでもまだ、下品にも乱れるのではなく、その可憐さを保つ喘ぎであるのは、未だ余裕があるからか。
ともかく、この可憐な喘ぎを見せながら、花売りの姫は自ら腰を振り立てる。

ミシェイル > はしたなく声をあげるがまだまだ可愛さを残している。
この余裕を剥ぎ取ってやりたいと思うのは、果たして雄としての欲求か同業者としての嫉妬か。
自分でもはっきりと結論は出せない。
腰を掴んでいただけの体位から、背中にのしかかるように体を密着させ。
身をよじる余地を奪い、今度は奥の方を抉って押しつぶすような腰使いに。
緩急をつけて刺激に慣れさせない狙いだ。

「ふぅぅっ……、いつまで、そうして可愛らしく喘いでいられるかな……?」

声だけでなく体の反応も見ながら、どこで感じるかを探っていく。

花売りの姫 >  
背に感じる彼の重みと、その豊満な乳房の感触。
まるで雌に犯されているような感覚に、下腹がより熱くなっていく。
無意識に尻穴も締まり、よりはっきりと感じ始めるのを自覚する。
密着した状態であるだけに、互いに相手の吐息や心臓の音まではっきりと聞こえる状況だ。
否応なしに自分の反応を見られているような羞恥心も湧いてくる。

「ぐ、ふぅぅ……っ、くぅぅ……♡」

ごりごりと、押しつぶされる前立腺。
その硬さに、花売りの姫はたまらず小さく呻く。
ただ貫かれるのでなく、潰されるような感覚に、のしかかる重圧感。
己の雌の部分が完全に彼に征服されていると、そう体で実感させられているかのよう。
それが心地よく、魅惑的であるからこそ、その吐息は零れていた。

ミシェイル > 喘いでいたのが段々と声にならない声という調子になってきた。
密着した素肌から伝わる熱や震えも、それが演技ではなく我慢しきれない反応だと思わせる。
そしてここで緩急をつけた前立腺責めを一旦中断。
今度は大きく腰を引いてペニスバンドを突きこむのだが、腸壁を擦るだけで肝心な部分を絶妙に外していく。

「この辺りは、どうかな?」

直腸内がどのぐらい性感帯になっているかは試してみないと分からないが、こうして肛門を擦られるだけというのももどかしいだろう。
一度強い快感を与えた後やや焦らし、余裕を与えつつ懇願を待つというやり方だ。

花売りの姫 >  
「は 、っ…ぅ…♡ 焦らさないで…っ♡ くださいませ……♡」

攻め方が明確に切り替わる。
押しつぶし、緩急をつけるようなそれが、肝心の前立腺を外したように貫かれて行く。
ぐにり♡ばちゅり♡と叩きつけられる音こそ響くが、一番の快楽をお預けされている。
無論、ただ腸肉を捏ね繰り回されるだけでも心地は良い。
しかしてこの身だから味わえる、最上級の快楽はそれではないのだ。

もどかしくも、決して強くは押し付けられず、それが分かっているからこそじれったい。
じわりじわりと、心地よさだけを与えられて、花売りの姫の胸の先もじわりと滲む。

「どうかぁっ、先ほどのように、してくださぁい……♡」

それが続けば耐えきれず、切なげな吐息と共に、そうおねだりしてくる。
媚びるようなその視線で、その声で、訴えてしまう。

ミシェイル > 「よく言えたな……。ご褒美だ」

もっと焦らして懇願を引き出しても良かったのだが、焦らされる側の感覚がよく分かってしまうだけについ優しくなってしまう。
少し体を起こし、ペニスバンドがギリギリ抜けきらない程度に腰を引き。
一瞬置いてから、前立腺目掛けて全力の突きを見舞った。
勢いよく前立腺を押しつぶすと、すぐには引かないでそのままグリグリと捏ね続ける。

「ふふっ、これは、堪らないだろうな……♡」

自分が犯されているところを想像しながら、声に熱が籠もる。
やはりどこまで行っても主観は犯される側で、もはや雄のものではない。

花売りの姫 >  
「あ♡っはぁぁあん……っ♡♡♡」

強く抉られて、花売りの姫が短く啼いた。
ぐりぐりと、押しつぶしながら前立腺が捏ね繰り回されるという、極上の快楽。
己の身でそれを良く知る彼だからこその巧みな攻めに、思わず可愛らしい悲鳴があがる。
しかもそれは一度では終わらず何度も執拗に繰り返されるのだ。

「くひぃぃぃ……♡ ん゛ぉ、っ♡ おぉぉ♡」

強く感じる部位を執拗に責められるのは堪ったものではない。
その声は次第に濁っていき、雌の獣のような声色に変わっていった。
腹の奥がきゅんきゅんと切なさで疼き、その腸壁はペニスバンドの根本をギュッと抱きしめて離さない。
ぎゅぅっと、ベッドの布を握る手に力が籠る。

ミシェイル > 「一番いいトコロを、もっと教えてくれ……♡」

可愛らしい演技を剥いで、獣のような喘ぎ声を引き出すと嬉しくなってくる。
とはいえそれは男の征服感というよりも、花売りの姫も同族なのだという共感や満足感が大半だが。
それからも反応を伺いながら、ある程度自由に動けるよう押さえつける力を緩める。
そうしてミシェイルの動きにも余裕が出来ると、花売りの姫の雌の部分、男なのに発達した胸を掴んだ。
手付きは優しく、しかし時折乳首をグリグリと指先で潰し。
更に弱いところを探りながら、快感を多重に与えていく。

花売りの姫 >  
「くふぅぅぅ……ッ♡♡♡」

前立腺を穿たれながら乳首を抓られる快感に身悶える。
ああそうだ、この快楽だ。アナルと乳首両方を一度に責められるのがたまらない。
ぷしゅり♡とミルクが吹き上がり、己が同族であることを彼へと伝える。
アナルだけでなく、胸も性感帯なのだと。
一度それで達してしまうと、もう止まらなかった。
ドライの快楽で肛門は締りを強くし、激しく責められていた前立腺も更に感度を増す。

「もっと、おし、つぶして…っ♡ くださいっ♡
 私の、おんなのこのスイッチを、おとこのこの子宮をっ滅茶苦茶に……っ♡♡♡」

喘ぎを隠そうともせず、必死に男としての威厳を守ろうともしていない。
雄としては彼より上でも、この身はどうしようもなくメスであることを知らせてしまう。

ミシェイル > ペニスバンドで尻穴を犯し、母乳を噴く胸を愛撫するのは男というよりもやはり雌としての視点によるもの。
自分にもよく分かる感覚だ。
喘ぎながら母乳を噴く姿を見ていると、自分の胸も張ってきてしまう。

「やはりっ、ここも弱点か♡」

ペニスバンドから快感が伝わる事はないが、自分と似たような性感帯で感じる姿だけで昂ぶってきてしまう。
一通りの弱点を把握したら、後は思いのままだ。
お望み通り、もう余裕など与えずひたすら絶頂させるための腰使いで前立腺を狙って責め立てる。
そしてアナル責めの最中は胸愛撫は比較的緩やかに、乳輪を指先でなぞり乳首は軽く弾く程度。
逆にアナル責めの勢いを緩めると、今度は容赦なく揉みしだきながらの乳首責め。
同時に休ませる事はしない。
そのまま2点責めを続け、いよいよ花売りの姫の声に余裕がなくなってきたら同時責めに移る。
ギリギリで決定的な快感を与えずにいたが、多重絶頂を狙ったこれにどこまで耐えられるだろうか。

花売りの姫 >  
自らの快楽を良く知る雌であるからこその、弱点への明確で巧みな攻め。
それがどうしょうもなく、互いの穴を埋めるような、相互自慰のような行為である事を自覚して。
潰されて行く前立腺という雄子宮も、豊満な胸の蕾も、その何方もが心地よい。

「ん゛ぎぃッ♡ はぁぁ゛ぁっ♡♡ んひっ、ひぃぃっ♡♡♡♡」

さらに勢いを増した絶頂感に、もう喘ぐ事しか出来なくなる。
これでまともに喋る方が無理だ。
雌の悦びで満たされながら、前立腺を潰されて乳首も捏ねくり回され母乳を噴き上げさせられる。
何度も尻穴で達し続けながら母乳を垂れ流す。
その喜びの証は、彼の晒されている可愛らしい男根から、ぴゅぅ♡と吹き上がるカウパーで示される。
豊満な乳房をより可愛らしく震わせ、硬く尖った乳首の先をより固く尖らせて。
縦に割れた尻孔が波打つようにペニスバンドを締め上げ、奥が収縮し搾り上げる。

ミシェイル > 許可がなければカウパーすら出せない己の男根。
それと比べれば花売りの姫の方が遥かに男として上等なのはもはや今更確認するまでもない事だ。
しかし、雌としてはそれほど差がなさそうで。
満足と安心感を抱きながら、雌の快感をもっと与えていく。
もはや絶頂で力尽きるまでその手を緩めないつもりだ。

「並の男ではっ、ここまではしてくれまい? もっと、雌としてひたすらイキ果てろ♡」

雌同士で寄り添うが故の快感。
ペニスバンドには何の感触もないミシェイルだが、こちらもそろそろイキそうで。
花売りの姫の一際大きな絶頂を確認すると、全く触れていない乳首から母乳が噴き出し花売りの姫の背中へと降り注いだ。

花売りの姫 >  
「イ゛ッ、グ……ぅぅ、い゛ぃぃ……っ♡♡♡ イクっ♡♡ いぎ、ま゛すっ♡♡ お゛ぁぁ゛ぁぁっ♡♡♡ 」

両方の絶頂を味わい、びゅぅ♡とミルクを噴き出しながら花売りの姫が果てる。
アナルでイク雌の喜びと、乳首でイク雌の悦び。2つの絶頂を同時に味わっている。

びくびくと震える花売りの姫の子供のようなちんぽからも、ぷしゅぷしゅと潮が噴き上がる。
彼自身には与えられてない筈の快楽に、共感するような母乳が背に染みるのとそれは同時。
寄添いあった雌同士であるからこその、至高の絶頂であった。

ガクガクと足が震えて、シーツを強く握りしめて絶頂の快楽に耐える。
絶え間なく送り込まれる雌の快感に、幸福感は際限なく高まっていく。

ミシェイル > ペニスバンドとはいえ雌を犯しているはずだが、得られた絶頂は雌のもので。
花売りの姫が得ている快感を想像するだけで深い絶頂に陥る。
射精の代わりのように母乳を噴き出しながら、共に雌イキに浸り。
ペニスバンドを引き抜くと、自らの母乳で汚してしまった花売りの姫の背中へ倒れ込む。
背中に押し付けられた乳房から、更にまた勢いよく母乳が噴き出す。

「んぅぅぅぅぅ……♡ こんな、イキ方、はじめてだ……♡」

ミシェイルの性経験をもってしてもかつてない種類の快感だった。
そして最初に囁かれた、雄としてどう犯すかはご覧の有様で。
犯す側になったとしても結局雌であることを見せつけるだけだった。

花売りの姫 >  
果たして彼は如何にしてその絶頂を得たのだろう。
それに思考を巡らせるだけでも、ぞくぞくっ♡と身体が震える。
絶頂の余韻を感じながら、ゆっくりと顔を上げて視線を向ける。

「はぁ…っ、はぁっ……っ♡ とっても…よかったですよ…♡
 それに、すごく…可愛らしくて…♡」

その背に倒れ込んだ、彼の頬へと手を伸ばす。
ベッドに完全に倒れ伏しながら、ガクガクと全身を震わせながらも、それでもすりすりとその手で頬を撫でる。
男として、雌として、互いの絶頂を共感するような快楽。
自分と同じくそれを得ていたことに、愛らしさを感じずにはいられなかった。

ミシェイル > 可愛らしく、と言われても特に拒否感はない。
もっと激しく深い絶頂は何度も味わってきたが、不思議と今の方が充足感がある。

「花売りの姫にそう言われるのは、不思議と嫌な気はしないな……♡」

くたりと倒れ込みながら、好きなように撫でさせる。
この気持ちは女に対する恋慕とも違う、おそらく同じような思いや感覚を共有出来る相手だからこその安心や共感なのだろう。

「結局、また動けなくなってしまったな……。もう少し、休んでいこう……♡」

もはや多くは望まず、ただもう少しこうして一緒にいたい。
ベッドの上で寄り添いあいながら、またもや疲労感から意識がまどろんでいく。

花売りの姫 >  
同類であるからこそ、同胞であるからこそ。
垣根もなしに触れ合えるからこそ、その距離は近くなっているのだろう。
絶頂の余韻に身を浸し、再び身を包む心地の良い疲労感に身を任せる。
重なり合った肌はそのままに、身体だけは向き直って小さく頷く。

「そうですね、今日はもう…このまま…♡」

拠所も居場所もない自らが、同じ別の自分を微かでも癒せるのなら。
その安心感を与えられる、拠所と一時でもなれたとしたのならば、それで満たされるものがあった。

自らも瞼を閉じて、その手だけは彼と絡める。
このまま微睡に落ちて行っても、寄添い合っている事を感じれるように。

ミシェイル > 目が覚めると流石に随分日が落ちていた。
酒場の喧騒も部屋まで届いてきて、一帯の空気も昼間とは変わってきている。

「結局こんな時間か……」

ここまで付き合わせてしまったのは申し訳ない気持ちもあるが、花売りの姫も満足げだったので罪悪感は軽減された。
そして改めて後金を支払うと共に連絡先のメモを渡し、服も着て部屋を後にするのだったが。
酒場の去り際に、喧騒が聞こえてきたという事は情事の声も外に漏れていたのでは、と気づいた。

「あー……。と、とりあえず、今日は楽しかった。また近いうちに尋ねてきてくれると、嬉しい……」

気づいたが、それを花売りの姫に言っても仕方がない。
誤魔化すように別れの挨拶をして、帰路につくのであった。

花売りの姫 >  
事が終わり、先に目覚めた彼に続いて目を覚ます。
すっかり日も暮れて来た事に苦笑を浮かべつつ、メモを受け取り身支度を整える。
外に声が響いていた事には、すっかり失念していたけれど。

「ふふふ、私もよき体験が出来ましたから」

また伺いますよ、と。少し頭を下げて見上げるような、あざとさを見せながらそう返す。

「だから…お互い、生きていきましょうね」

ほんの僅かの、こうまで成り果ててもここまであり続けた本音を零し。
去り行くその背に、そう言葉を残して街の陰へと花売りの姫もまた、去って行った。

ご案内:「◆平民地区(過激描写注意)」からミシェイルさんが去りました。
ご案内:「◆平民地区(過激描写注意)」から花売りの姫さんが去りました。
ご案内:「◆郊外の街道(過激描写注意)」にノールさんが現れました。
ノール > 少しは暖かくなった。
一本のねじくれた木の上から街道を見下ろしながら獣人は欠伸を漏らした。
猛獣というよりは間抜けた犬面が更に間抜けになる。
ふしゅー、と鼻息を鳴らし、耳だけを周囲へ向ける。

「…………。」

獲物の気配は無い。
柄が歪み、錆びた斧を器用に枝に引っかけ、両手を開ける。
耳の後ろを掻きながら伸びをするとぼきぼきと音が鳴った。
もう一度、欠伸。
下から見上げても獣人の姿は梢で見えない。
眉を顰めたくなるような獣臭も地上へは届かない。
野生のイノシシでも見かけたら獲って食おうかと考える程度には腹を空かせている。
鼻先を掲げると匂いを嗅ぎ取る為に数回、鼻を鳴らした。

ノール > 水袋を踏み潰したような潰れた破裂音がした。
獣人のくしゃみだった。
耳をぱたぱたさせながら、眠たげな眼で周囲を見るが目がそんなに良いわけでもない。
鼻をひくつかせる。

夜の匂いがする。
今日はもう獲物を諦めるか、夜の狩を考えるべきだろう。
ぶら下がった斧の柄を掴むとそのまま木の枝の上から飛び降りる。
がさがさと派手な音と木の葉が何枚か落ちた。
どすん、と手をついて着地して周囲へ頭を巡らせる。

何もない。
時折、隠れていた一角兎が飛び出て来て夕飯になるのだが。
残念そうに鼻を鳴らすと獣人は狩場を後にした。

ご案内:「◆郊外の街道(過激描写注意)」からノールさんが去りました。