2023/08/11 のログ
ご案内:「学院寮内(鍵付)」にミハイ・ウェザーオウルさんが現れました。
ミハイ・ウェザーオウル >  
 学院 学生寮内 男性寮にて
 昼間の午後 季節柄学生らは自由に過ごすことが多い。

 抱えている課題
 予定の詰まった遊戯
 色々なことがある中、ミハイもまた学生でありまだまだ大人には遠い存在
 宿題や夏休みの予定が詰まっている一人であり、現在はこうして友人と共にその兄上に当たる方の部屋
 広げる羊皮紙 金属軸が埋め込まれた羽ペンを片手に勉強中と見てわかる。
 ―――が、しかし 現在友人はトイレ休憩と称し、部屋におらず兄上が机の上で勉強している傍ら
 ミハイもまた、教科書ではなく、友人兄が所有する本などを一冊捲らせてもらっている。

 本とは希少に見えて、一点物と版画印刷などで価値は別れる。
 教科書類は後者であり、友人兄が所有しているものもまた同じ増刷ものだろう。
 いつものレザージャケットやハートチョーカー姿のメスガキコスのミハイ
 日焼けしている指先で(ページ)を捲るままに、ふとミハイが声を掛ける。

   
   「ねー、おにーさんてさぁ」


 友人兄である机の人物は ? と顔を見せるように振り向く傍 ギョッとした様子で机を見た
 官能小説 挿絵もされているそれは、ベッドの下のものよりも見られてはいけない代物。


   「いつからロリコン属性も持つようになったの?♡」


 ニヤ、とするミハイ
 机の上には解錠済みの小さな金庫箱
 めくる小女児性愛系はミハイには観られたくないものだっただろう。
 友人兄の心の悲鳴が木霊する。

友人兄 >  
 貴方は油断していた。
 妹と勉強を見てほしい それで参加してきたいつものミハイの笑みと服装
 小等部にしては色気を見せながら ガキ という姿勢を崩さない姿
 これがただの不良ならばともかく 成績は悪く無くむしろ師を持ち励んでいる。

 しばらくの間、真面目な顔で質問をしてくるミハイの横顔
 兄という立場 年上という身 答えるそれに羽ペンの切っ先 細い金属先にインクを吸わせ
 カリカリと書き込む インクと羊皮紙の匂い 脳内も警戒は消えて真摯なものになる。

 ―――がっ 蓋を開けるとこれである。
 妹がいなくなった後で場所に当たりをつけ、音も無く取り出し、解錠までして中に収めている
 年頃の男子が隠し持つ何か この場合 全編挿絵のとても贅沢な代物は皆無
 小説の一端に差し込み、一番欲しいイメージ 全体的な絵のイメージをやきつけるものを添えたもの
 官能小説の中でも色物に値するそれを詠みながら、ミハイがニヤついて八重歯を見せている。

 貴方の行動は早かった。
 本を取り返すべく近づくのを、頁を閉じ、本を片手にひらりひらり
 ミハイの盗賊の身のこなしの前では簡単に誘導されてしまう中


   『えい♡』


 足先をトンと突かれることでつんのめる貴方。
 目の前のベッドにミハイ事ダイヴをかましてしまうのならば、ギシリと手をつく
 片手は顔横 片手は開けるジャケット 小柄な体には目立つふくらみのある胸元。


   『あー、いけないんだぁー♡』


 同学年とあまりに年下 どちらに手を出せば罪は増すかを知っているだろう貴方
 冷や汗と顔の紅潮 理性と本能は互いを攻撃しあって抑制される中、頬に手を添えるミハイ。


   『顔あっつ…、…おにーさん触ったこともないの?』


 グッと身を起こし、首元に抱き着くまま耳元で囁く八重歯口。
 頭部を撫でる手は優しく、ポンポンと締めくくる。


   『ごめんね揶揄(からか)って ざぁぁ~こっ♡』


 貴方は、揶揄い続けるミハイに、何かが弾けそうになるだろう。
 だが、それは果たしてミハイが許すだろうか?

ご案内:「学院寮内(鍵付)」からミハイ・ウェザーオウルさんが去りました。