※当部屋は常設の設置といたしました。
パスワード設定が可能な設定自由部屋となります。
パスワードを設定できる以外は設定自由部屋と同様の仕様のため、ROM禁止部屋とは異なります。
最初の入室者と同様のパスワードを設定しなければ入室できません。ですので、待ち合わせ前提の部屋となります。
当サイトのPC名簿には「3人以上でのロール」の可否を記載する欄がありますので、「3人以上でのロール」を不可とし、かつ二人以下の場合はこの部屋はあまり必要ないかもしれません。
三人以上でかつ、特別な展開やイベントということで後入りをどうしても避けたいという場合の保険としてご利用ください。
ただもちろん、一対一やソロールでの利用も可能です。
ROMをする場合は不用意に入室ボタンを押すことが無いようくれぐれもご注意ください。
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参加者(0):ROM(1)
Time:02:22:48 更新
ご案内:「平民地区 カフェ」からシャーニィさんが去りました。
ご案内:「平民地区 カフェ」からシロナさんが去りました。
■シロナ > 【部屋移動します】
■シロナ > シロナの意思を知ったうえで、呆れを認識していた。
それでも、と彼女は、シロナの手を取った。
だから、彼女の手を握り、マスターに追加料金を支払い、鍵を預かる。
「じゃあ、行こう。」
シロナ達は、奥へと、移動していく―――!
■シャーニィ >
「アレは、吾の奥の吾の核でもあってな。
今は吾が主導しているが、自分が主導することを企んでいるフシがある。
だから、今回はそれも狙って出てくることを承知したのだろうな」
あわよくばシロナを取り込み。
それが叶わなけくとも、逆に離れたならば……と。
多重に得があったはずなのだ。
「まあ、引いてはいるだろうな。
アレもあの答えは予想していなかったようだしな。
吾も少々溜飲が下がったというものだ。」
御する事は考えていない、などというが。
きっとカノジョが関われば、アレも変わるのではないか、などとシャーニィは思う。
「……いや、今度ばかりは吾も呆れる。
本当に欲の深いことだな」
黒も、赤も。どちらも愛する対象にしようなどという。
その愛も、とても欲にまみれて、いっそ清々しい。
わかってはいたが、実に贅沢だ。
呆れてしまう。と、同時に。
自分でも不思議なほど、愉快に思ってしまう。
だから。
差し出された手を取った。
■シロナ > 「色々あるというなら、そう言う不安もあると思うよ。
それに、驚いたもの、黒い方のシャーニィが出てくる、なんて。
でも、さっきも話したけど。シャーニィはシャーニィだよ。」
どちらに、というのは、屹度。
赤か、黒かという意味なのだろう、両方を選んだので、驚いている、との事なのだと、思った。
「あは。
寧ろ、引かれたかなって、思ったのよね。
御するとか、考えてないけど、今も。」
慌てている彼女、でも、きっとこの会話も、黒い方は聞いているのだろう。
先ほど出て来た時も、シロナの事を知っているようだったし。
だから、シロナは、お任せ、なんてウインクもして見せて。
「ふふ、あのね。
シャーニィ、これは、アタシの欲望でもあるの。
シャーニィの初めてを奪って、アタシを刻み付けたいなって。
孕ませて、貴女と、子孫という名の絆を作りたいなって。
それも、アタシの愛の形の一つ。
先程の、黒い方、も……ね?」
決まっているだろうという彼女に頷いて見せて。
そっと、手を差し出す。
「奥の部屋に、行こう♡」
その誘いは、そう言う積りだ。
手を取るならば、交わる積りだ、と。
■シャーニィ >
「いや、それは……信じるに足らなかったなどとは……う、むむ……いや、うむ。
その、おそらく、だが……不安、だったのだろう、な。
吾の内のアレを知って、見限られることを、な。
……アレも、ソレがわかってて出てきたのだろう。」
どちらに転んでも、黒のシャーニィにとっては得しかなかった、はずなのだ。
結局、第三の選択をされたせいで思惑は全て吹き飛んでしまったのだが。
「い、いやまて。アレを……いや、うむ。
欲深、なのであったな。いっそ、アレを御してもらったほうがいいかもしれないな。」
黒の方も、と言われて珍しく慌てるカノジョ。
しかし、一転して。或いはシロナなら、と思い直した。
なにしろ、結果的にかもしれないが出し抜いたのだ。
「……ああ。そういう話、でもあったな。
うん。そういうことは、吾は経験がない。
それで、よいのであれば……いや、きっとよいのであろうな?」
頬を染めて問いかけてくる相手に、肯く。
答えはもう決まっているだろう?とばかりに。
■シロナ > 「信じるに足る存在でなかった、というだけ、だと思うんだ。
それに、無償で信じる事が出来るのは、聖人だと、思うよ。
愚か、とかそう言うモノじゃ、ないよ。」
彼女が、邪神だから粉を掛けたわけでは無い、でも。
邪神だとしても、彼女の性格、性質が好ましいから声を掛けた。
仲良くしようと思ったのだ。
「ふふ、黒い方も―――時には、遊んで欲しいなって、伝えといて。ね?」
紅、黒、そんなの一面でしかないのだ。
シロナだって、邪竜の、淫魔の、人間の、と有るのだ。
だから、時には一緒に遊ぼう、悪い事もしよう、なんて誘いかける。
「うん、これからも、よろしく、ね?
愛を一緒に覚えて行こうね。
それと、好意も……いっぱい、向けていくよ。
……エッチな気分とか、お誘いも向けて、良い?」
感謝を告げてくれる彼女に。
シロナは、頬を染めて問いかけてみる。
そう言う目でも、見たいんだよね、と。
紅い方も、黒い方も、両方とも―――抱きたいな、とも。
■シャーニィ >
邪神は淡々と真の復活を願う。
今更戻ったところで求めるものはないというのに。
そのためには、己自身を打ち砕いてもいいとさえ思ったが。
あてが外れた。
二兎を追い、どちらも得ることは出来なかった。
残ったのは……
「そう、だな。そうだった。
……シロナを信じられていないとはな。
愚かなのは吾の方だったか。」
邪神であろうと、なんだろうと。
ただただ、シャーニィ自身を。今のヒトの身に宿る自分を求める。
そういうシロナだからこそ、此処に至ったのだ。
今更、その決意の程を測るなど浅慮にもほどがあったか。
紅いシャーニィは、安堵と戒めを心に抱いた。
「……ああ、そうだな。
これから、愛、を覚えればいい。いや、改めて。
シロナと共に、学ばせて欲しい、と思う。」
いつもの思慮深い顔が、少しだけほぐれる。
わずかに、笑みが浮かぶ。
「ああ、そうだ。今なら、その言葉も吾に響く。
シロナ、感謝する。吾に好意を抱いてくれてありがとう。」
素直な好意をぶつけられ、シャーニィは感謝を告げる。
■シロナ > 片親から、邪竜ファフニールの因子、もう片親から、淫魔の因子。
そして、それを取り持つ人としての因子。
それがシロナを構成する、因子の全てであり、魔に特に偏っている、双子の姉も同じ、だ。
姉の方は淫魔の因子の方が強いが、それは、今はいないので気にしないことにしておこう。
もし、それを邪神が取り込むことが出来たのならば―――彼女は本当の意味で、邪神としての覚醒を、復活の一歩を踏み出したのだろう。
その可能性が、断たれた、という訳ではない。
なぜなら、シロナは共に在る事選択しているのだから。
黒い彼女が消えて、真剣なままの彼女の表情のシャーニィは、其処に居るのだ。
「邪神に粉を掛けるんだもの、半端な覚悟でしてられないと思うけど、ね?」
ぱちり、と軽くウインクを零して見せる。
別に、邪神を御しようと思って居る訳でもないし、邪心を持って付き合っている積りもない。
彼女は、彼女であり、シロナの良き友人であり、彼女候補。
力を失った神、だからこそ、考えられえるのだ、いつかの彼女を、全盛期を取り戻したいという感情。
それを、要求する事。
それは今だったし、未来も、それを求められることが無いとも言えない。
「人間って、神や悪魔を呆れさせるほどに、欲深い生き物、だから。」
屹度、これが、答なのだろう。
彼女が欲しい、ただそれだけ。
そして、彼女の最終的な、返答を聞いて、シロナは頷いて見せる。
「良いも悪いも、ないと思うよ。
愛を知らないなら、これから覚えれば良い。
あと、これは、答のあるモノじゃないんだ。
一緒に居て、時間をかけて、想い出とかいろいろ蓄積して。
後になって、ああ、良かった、悪かった、と遠い先で、思い出せるようなもの、だからさ。」
アタシ達には、その時間があるんだから、と。
ウインクを一つ。
「シャーニィ。好きよ。」
臆面もなく、彼女に好意をぶつける。
■シャーニィ >
「……つまらぬ。ああ、つまらぬ。
実に、つまらぬ結果であったな。
これで吾が、吾として完成するかと思ったのだが。」
黒のシャーニィは、眉をひそめ心底面白くなさそうに言葉を紡いだ。
赤のシャーニィは、いつもの思慮深い顔をして佇んでいた。
「ァネルサゥ ァヘラゥ シャーニィ ゥライノモトゥ
ァベクノゥイク ァタム ォズルク」
黒のシャーニィはそれだけを言い残すと、霧のように消え去った。
あとに残ったのは、真紅のドレスを纏ったシャーニィのみ。
「……まったく。
シロナは愚かだ、本当に。
それでよかったのか?」
珍しく、どこか困ったような顔をして紅いシャーニィは問いかける。
「あれで決裂するかと思ったのだが……
本当に、困ったやつだ。アレもすっかりと呆れたようだ。」
吐息が漏れる。
「では、吾として決を伝えよう。
吾は、どうやらシロナと並び立って共にありたい、と思っているようだ。
そして、そんなシロナと共にあるためにシロナを欲している。
思い返せば、”シロナには敵わない”といっていたのも。
シロナと同じ視座でありたい、という吾の表れであったのだろう。」
まったくもって度し難い、と息をつく。
「……吾からは、以上だ。
これが、愛、と呼べるものなのか……吾にはわからないが。
これが答え、で……よいか?」
表情を伺うように、シロナを見つめた。
■シロナ > 「―――。」
感じる、深く、深淵に潜り込むような、雰囲気。
感じる。その感覚は、シロナは、慣れ親しんだ雰囲気。
邪竜としての、淫魔としての感覚がシロナに対して教えてくれる。
瘴気(ミアズマ)という物が、周囲を取り巻いて、それが、結界の様にテーブルを包み込んでいるのだ。
そして、シャーニィ(邪神)の隣に邪神(シャーニィ)が立ったのだ。
彼女は、人であって、人ではない。
人の殻に押し込められた、邪神なのだ、と。
自分の目の前に立つは邪神。
それこそ、彼女が邪神という事、過去の彼女を彷彿させるという彼女。
恐らく、これが本来の彼女、なのだろう。
シロナの思い違いが黒い彼女(邪神)を呼び出した、という事なのだろう。
「貴女様が、人の形を持っていただけの、邪神だった、という事を理解しきれてなかった。
その部分は、改めさせていただきましょう。」
傲慢に微笑を零して、自分を見る黒い彼女。
そして、その隣にある、紅い彼女。
「蛮声、邪神の……詞。」
耳慣れぬ言葉、聞いたことの無い、言葉。
それは、彼女の本来使うべき、言葉。
それを聞きながら、シロナは瞳を閉じて、その言葉を自分の中で翻訳して見せる。
邪竜としての、淫魔としての知識、魔に寄った思考が、彼女の言葉の意図を理解して。
「捧げるとしてアタシが捧げるなら、貴女様では、ないわ。」
黒い方に視線を向けながら、シロナは。
「Shirona deus Malum Sharny accipit et cum ea votum facit.」
邪竜は邪竜の言語で、言葉を放つ。
■シャーニィ >
頭を下げたまま、表情を伺いしれないまま
シャーニィは言葉を継いだ。
「これまでの話は、通じたようだな。
だが、あと一つだけ。伝えねばならないことがある。」
顔が、陰になる
そこまでこの部屋は暗かっただろうか?
「シロナ。吾をヒトとして見ているようだが……やはり、吾は邪神だ。
このヒトの身とて、仮初めに過ぎない。
ああ、そうだ。この身がヒトのように生きるかもしれないにしても、だ。
それだけは、理解しておいて欲しい。」
シャーニィは、指を鳴らした。
その音と共に、真紅のシャーニィの横にもう一人、黒いシャーニィが立つ。
二人は、入れ替わる――
黒は 思慮深い 顔では なく
己が 唯一人 最上だと 疑わぬ 傲慢な 笑顔で
椅子に 尊大に 座り
赤は シロナの 横に立つ
「まったく、度し難いことだ。
邪神をヒトとして見る汝もだが。
竜の血族であるとはいえ、たかがヒトの末ごときに、だ。
吾が執着を向けるとは。吾自身、随分と腑抜けたものだ。」
くろの カノジョは くろく わらう
あかの カノジョは しずかに たつ
「では、吾が汝の望む返答、とやらに決を下してやろう。
汝の望みはそれであろう?」
あかと くろの カノジョが
そろって くちを ひらく
「ォウィジナァン ィネィン ォイェガサス シロナ
ァベルサス
ァヘラゥ ォウィトミコニジナァン ゥオイェコドティキィク ァキァナヘド」
ききなれない ふしぎな ことばが ながれる
■シロナ > 彼女の雰囲気を静かに見つめて、待っていた。
暫くして、彼女の分の飲み物が来て、それを置いて、店員は去って行く。
こういう場所の店員だからわかって居るのだろう、店員を気にすることなく、静かにシロナは彼女の言葉を待っていた。
「ええ、始めましょう。」
彼女の雰囲気、真剣な感覚が伝わってくるから、シロナは口数を減らす。
今は、まず、彼女の話を聞くことが先だと感じたから、だ、自分の目を見て、話そうとする様子。
それを邪魔してはいけない、と感じたから、でもあるのだ。
「……それ以前の、話?」
前に、シャーニィに性欲という事を知ってもらうために、態と彼女に、性欲を感じて貰おうとした。
そして、彼女に、性欲を感じてもらう事を、成功した。
ただ、その時は……性欲を感じ、自分に想いを寄せたと勘違いする可能性があったのだ。
そう、シロナは思っていた。
その時点の話を、彼女がしてきたので、首を傾いで問いかけた。
「あ。」
話を聞いて、納得した。
確かに、無防備になれというのは死んでくれと言っても同じくらいの事だった。
シロナはその積りも無かったのだけど、彼女が無防備になった時に、それこそフェロモンではなく別の物。
即死の魔法―――元邪神の彼女に効くかどうかは、また別としての話だが、それを掛けて、殺すことも可能だった。
指摘されて気が付くぐらいに、シロナは彼女に対しての害意は無かったし、その積りも無かった。
「影時センセに、指摘されたんだね。」
何を指摘された、というのも、聞くのは野暮だろう。
彼女の話の流れから、察することが出来ないような、すっとろい思考はしていない。
そんな思考であれば、元々、可の御仁の指導は受けられないだろう。
あれでいて、彼の授業について行くには、それなり以上の思考能力が求められるのだ。
―――思考が逸れたので、意識を、シャーニィに、戻す。
ただ、今、彼女は下を向いている。
何かを、まだ言いたそうだから、と少女は、静かに、深紅の瞳で見つめる。
自分の言葉を放つのは、彼女の言葉が、終わってから。
ちゃんと、彼女の話を、意思を、確認してからと。
■シャーニィ >
そこにようやく飲み物が到着する。
すべて心得ている店員は必要最低限の言葉と動きで、飲み物を供してすぐに消えていく。
それを見届けてから、シャーニィは重々しく、口をひらいた。
「では、話を始めようか。
……できるだけ手短に話そう、と思ったのだが。
正直、しっかりまとまったとも思えない。
そのうえ……いや、これは後だな」
じ、と……眼の前の相手を静かに見据えて言葉を紡ぎ出す。
「まず前提から話さねばなるまい。
あの時、シロナは『術に拠る変調』の可能性を指摘したな?
しかし、だ。あの時はそれ以前の問題だった、と言える。」
淡々と、いつものような事実を確認するような言葉。
しかし、それも今日はどこか仰々しく感じるかもしれない。
「なにしろ、無防備に術を受け入れたのだ。あんなもの、滅ぼせと言っているようなものだ。
なんとも、驚くべきことだ。あってはならないことだ。
その段階からしてすでに吾は『変調』していた、と言っても過言ではない。」
いくら邪神であろうと、魔術的防御が薄まれば命すら危うい。
そんな状態であったのだ、とそれは語る。
「そして、だ。
そこから、あの時求めたモノの正体を探れば、答えは見えてきた。
あの時、吾は――」
一つ、息をつき……しばしの間をおく
「シロナを。シロナ自身の存在を欲していた。
シロナが近くにあることを。シロナが吾といることを。
これは、やれやれ。業腹なことだがカゲトキ、とやらにも言われた。
吾はシロナを他の者とは別の扱いとして見ている、とな。」
たまたま出会ったシロナとの知己と会話をした時に。
ほんの僅かばかりの話題だったが、言葉に含まれる意図に言葉を超えるものがある、と。
そういうことを指摘された。
「……………まったく。」
やや下を向いて大きな、吐息をついた。
その表情は見えない。