2024/03/25 のログ
ご案内:「【妖精祭】王立コクマー・ラジエル学院 地下サロンルーム」にバゼムスさんが現れました。
バゼムス > まことしやかに囁かれるサロンルームに集うのは学院OBとその交流を望む者――或いは、望まぬままに連れてこられた者。

『着飾った己ではなく、着崩して尚光る己を魅せよ』

そんな言葉を暗黙な了解とするかの如く、サロンルームに集う者達は悉く、裸体を露わにしていた。

とはいえ、誰もが非日常を期待しながらも誰もが最初の一歩を踏み出すことに積極的であったわけではない。
故に、この催しが円滑に進むようにいくつかの小細工が成されていた。

例えば、室内を満たす僅かな甘みを感じさせるお香は、軽い酩酊感を覚えさせるものであり、そこに媚薬を混ぜれば自然と性欲は煽られていく。

じりじりと煽られた性欲の火を燃え上がらせるように、サクラとして連れ込んだ奴隷の男女が交わる光景を目にすれば――人としての道徳観など容易く薄れる。

結果として、そこかしこで"談笑代わりに"交わる男女の姿で溢れることとなった。

そんな小細工を弄することを手伝った男はその光景を少し離れたところで椅子に座りながら、手に持ったワインへと口を付けていた。

「あの頃と比べると随分と平民も増えたものだな。」

それも時代かとなんと成しに感慨深げに思う。
己が同輩へ支援を求めてきた平民の娘相手に"交流"を行っている様子もまた己の視界の端でとらえる。

まだ初心そうな娘が震えながらも健気に同輩へと尻を向けて、媚びる様子に――成功を祈りながら、また一口ワインへと口を付けたのだった。

バゼムス > 程なくして己の方にも"交流"を持ちかける女性が現れる。
視線を投げかけ、手に持ったワインをテーブルに置けば、

「――ああ、そう緊張することはないぞ。
 なに、お互いに良い時間にしようじゃないか。」

そう唇の端を吊り上げて笑いながら、今宵もまた深けていく。

ご案内:「【妖精祭】王立コクマー・ラジエル学院 地下サロンルーム」からバゼムスさんが去りました。