2024/03/01 のログ
ご案内:「平民地区 歓楽街」にサウロさんが現れました。
サウロ > (昼間は日差しも温かみのある風が共に感じられたが、一雨降ればまた肌寒い夜になる。
 雨脚も弱まって月や星が覗く夜。軒先は明かりが溢れて、賑やかな声がわいわいと聞こえてくる。
 歓楽街は酒場も飯屋も多く、二階以上上は宿になっている造りのところも多い。
 それでもぼちぼちと店じまいする店も増えてきたところ。
 あとは酔っ払いが家に帰るか、娼館に立ち寄って発散させていくか、というこの国の日常的な光景。
 店じまいに働かされる奴隷もちらほらと見受けられ、その奴隷にちょっかいを出そうとする酔っ払いも多く。)

「他者の奴隷を傷つければ賠償請求をさせられますよ」

(奴隷もまた財産。人としての権利は失い、所有者の私物の扱い。
 それを故意に傷つけたりすれば、当然賠償を求められることもある。
 酔っぱらうとどうしても、そういったことを忘れがちになる者が多いようで、この光景も見慣れつつあった。
 今回は飲んだり食べたりではなく、巡回任務。
 騎士のいで立ちをしている者、帯剣し武器を持つものにイキリ散らす者はそう多くはないので、
 注意すればさっさと退散してくれるのはありがたいことだ。
 奴隷を店に見送り、何組目かも忘れた光景を通り過ぎて、通りを歩いていく。
 何かもめごとや問題がある声が聞こえてくれば、そちらへと足を運ぶのだろう。)