2024/02/10 のログ
エレン・ローズマリー >  
 武舞台の上から戻った少女体形 エレンは、頬の緑地を懐から出したレースのハンケチで拭う。
 剣を携え、両踵に拳銃を備えた出で立ちは贅沢であり奇行。
 武舞台の上が片づけられていくのを後ろ手に眺めながら、ソファテーブルの一つへと身を投げる。

 背の高さは子供のよう ソファテーブルには軽く飛んで座るようなもの。
 けれども剣を掛け、足を組み、肘掛で頬杖をしたのなら気品というものが出るだろうか。
 目の前では季節柄良く冷えた白桃ワインが簡単に出て来る。
 白みがかる桃色の甘いワインを一口飲むと、場を盛り上げた礼を幾人かの貴族とクスクス笑い。


   「ショウをするなんて思わなかったわ。
    担保にされた借金縛りとか、そういう派手な魔術師でもいたらよかったのに。」


 観客へと戻ったエレンは、パキンとグラスの中にあるチョコレートスティックを小さな口元
 その鬼歯が伸びる中へと折り砕いて咀嚼する。
 挑戦者でも闘士でもないのだから、望まれない限りは出ることはないのだろう。
 ペロリと苺舌で親指のチョコレートを舐めとると、背もたれに身を預け欠伸を一つ。
 お店の経営ではなく純粋な観戦興味では、刺激が無ければそうもなろうか。
 今ではとある少年に対し、目の前で勝てずに終わった女戦士が、スポンサーの腹いせに
 奴隷の豚人と交尾をさせられているのが見える。

 豚のトルネード陰茎をぶちこまれながら腰を振られている間、悲鳴絶叫懇願
 死なずに済むのだから安いものだろう。
 何度か膣内射精させられたら後は継続か用無しで終わる。
 孕むか孕まないかすら、見届けないのだろうか。
 嗚呼、出産ショーの当てがあるのかもしれない、と考えいると、次の舞台に映るだろう。  

ご案内:「港湾都市ダイラス 賭博闘技場」からエレン・ローズマリーさんが去りました。