2024/01/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区【眠らせ屋】」にミタマさんが現れました。
■ミタマ > 「ふんふふーん、もーいくーつーねーたからー……おしょーがつー……♪」
鼻歌交じりにベッドメイキング。
施術室とは名ばかりの大部屋に置かれたクイーンサイズのベッド。その皺を伸ばし、羽毛布団と電気毛布をセット。
更に、小さな机の上には飲み物やら食べ物やら。何なら、その下にはマッサージ器具まで。
本日は『予約』してくれたお客様に対して、新年初のコースを振る舞うことになったわけで。
快眠コース。マッサージコース。のんびりお茶会コース。どれも出来るように準備していた所、なんだかこう……凄いことになっちゃったのです。
「あーっと。後は、お外の寒空を歩いてきたお客様のための、カイロの準備ですかねー……。
元旦の夢を良いものにしたい。うーん、良い心意気! 今日はちょっと頑張らないとですねっ。」
ふんす。
無駄に意気込み、いつつの尻尾をふわふわと揺らしつつ、テキパキと準備をしている最中。
ちりん。と、来店を知らせるベルが鳴る。約束の時間だ。
受付は必要ない。何せ、すでに自分が受付済だから。
大部屋の扉に手を掛け、お外を確認。入り口から入ってきたのが予約をしてくれたお人だと確認が取れれば―――ふにゃ。っと口元を緩めまして。
「やはー!ようこそ、眠らせ屋へ!今年も宜しくお願いいたしますねー!
ささ、寒かったでしょう? あったかい飲み物と暖房の効いたお部屋がお出迎えします。こちらへどうぞーっ!」
と、来訪者をお部屋へと迎え入れる準備を。
■ミタマ > 「待たせてごめんなさい? いえいえ!気にせず、気にせず!
元旦というたっぷり時間があるこのタイミングですし?
――――さてさて、今日はどんなコースにいたします?
もふもふ添い寝コース。安眠コース。マッサージコース。お茶を飲んでゆったりコース。お正月ですので、複数選択も歓迎ですよーっ!
……とはいえ、お話は部屋の中で……!」
満面の笑顔で、お客様を中へ誘う。
夜空を模した薄暗い部屋。其処は安眠の約束された施術室。
――さて、今宵のお客がどのようなコースを選ぶのか。
ご案内:「王都マグメール 平民地区【眠らせ屋】」からミタマさんが去りました。