2023/11/11 のログ
ご案内:「『ザ・タバーン』3階」にヴァンさんが現れました。
ご案内:「『ザ・タバーン』3階」にマーシュさんが現れました。
ヴァン > 『男やもめに~』という言葉があるが、この男の部屋は普段は比較的見栄えがいい方だ。
食事や読書で使う2人用テーブルにベッド、本棚。あとは食器用の棚くらい。
衣服類はウォークインクローゼットの中に纏めてあるし、水回りは小部屋に揃っている。

その部屋の半分ほど、そして廊下に本が並べられていた。どれも縦に置かれ、広げられている。
珍しいことに窓も大きく開かれ、陽光が室内に射しこんでいた。

「こんなもんか……?」

ふぅ、と息をつく。何も知らない人が見たら異様な光景だ。

マーシュ > ────……男の部屋に足を運んだことがないわけではないのだが。
いつも通りに内階段を上って訪れた先に広がっていた光景に一瞬黙す。

今までにない光景───、否、似た記憶があった。
以前オリアーブ島の蔵書家の書籍を譲り受けたときも、部屋の半ばは書籍が埋まっていたようには思うが。

「…………虫干しですか?」

書籍は、陽光を嫌う。そのせいか、あるいはそうじゃないにしても男の部屋はあまり鎧戸を開放していたことがない。
そんな窓が開放され、陽射しが差し込む中、並んでいる書籍に目を向けて問いかける。
戸惑いや驚きが表情をわずかに彩り、いつもよりは双眸が緩く瞠られている。

ヴァン > 足の踏み場はあるものの、部屋の半分ほどで本が整列している。まるで騎士団のようだ。
大きい本は単体で立てて、自立できないものは複数冊使って並んでいる。

「そうそう。去年はやろうと思っていた頃にどたばたしたからね。2年ぶりさ」

本に陽光は望ましいものではないが、虫干しには必要なことだ。十分な換気も然り。
窓を開けているためか普段点いている魔導灯はついていない。彼女が驚く通り、珍しい光景だろう。
椅子に座ったまま掌で向かいの椅子を示し、座るように促す。

「ちょっと本が増えてきたから整理をしないとな、と」

そう口にしつつ、飲み物でも用意するかと立ち上がる。幸い、水回りの小部屋までの直線に本の軍勢はいない。
コップの棚周辺は少し怪しいが。

マーシュ > こういう玩具があったような、と林立する書籍に対して思いながら。
通路は確保されているとはいえ、若干の緊張。
裾で引っ掛けて倒さないように、と裾の広がりのないスカートではあるものの思ってしまう。

「……中身も確認しないといけないですね」
それはもう終わったんだろうか。羊皮紙などは穴が開いていたりするから、それを修復するのも……己は割と楽しいのだが。

猫の足取りよろしくたてられた書籍をよけて何とか示された椅子にたどり着く。
ちら、と振り向いて、倒してないのを確認して満足そうに吐息した。

己が席をつくのに入れ違いに立ち上がるのに手伝いに立ち上がろうとして、食器棚に向かうほうにもまだ林立してる書籍にう、と詰まる。
倒さない自信はあまりなかったけれど。

「……何を用意すればいいですか?」

手持無沙汰も落ち着かない。そろそろ足を踏み出しながら。

ヴァン > 「あぁ、全部読んだよ。十把一絡げで買ったものの中には既読も多かった。そういうのはもう売ってしまった」

並べられている本は高価そうであったり、入手し辛そうなものが多そうだ。
以前この部屋で読んだ――読まされた? 類の本はそれなりに流通しているからか、本棚に収まっている。
窓の外を一瞥してから室内へと視線を戻す。まさに小春日和といったところか。
少し考える素振りをしてから、食器棚から何やら取り出している。

「そうだな……じゃあ、これをスプーン二杯分になるくらいに削って、一杯づつコップの中に入れてほしい。
――今日は何かあった?」

机の上に置かれたのはコップが2つとペンくらいの太さの黄色い棒状のものとナイフ、そしてスプーン。
中身が何かを説明する前に男はティーポットをもって小部屋へと向かう。
その途中、思い出したように声をあげる。約束を忘れるような不義理をする男ではないが、今日は何かあっただろうか、と。

マーシュ > 「なるほど。………こういったものはどちらで?古書街…でもあまり見ないものもありそうですが」

ちら、と一見しただけでも。すでに手に入れることが難しそうなものもある。古書街などで、というには難しい題名もあるし──。
以前のように蔵書家から譲り受けたりするんだろうかとも。
何冊かは借りたものもあるし、借りられなかったものもある。

以前読んだものは、書棚にあるのを視認して、小さく咳払い。

空気は少し冷たいけれど、陽射しは麗らかで心地よい。
温かいものを楽しみながら書を読むのもいい季節だ。

「……?はい。…………ええと」

渡されたものと、ナイフを見比べて削り出す。
─────なんだろうと思いつつ、問う前に相手はお湯を沸かしに行ったのだろう。
とりあえず変なものじゃなさそうだし、と言われたままに削り出してカップにいれる。

代わりに問われた言葉に、そういえば、と手荷物に目を向けて。

「この前のハーブ積みの収穫の最後の一つができたのでお裾分けに。」
薬酒にどうぞ、とつづけた言葉でそれが酒精であることは伝わるだろう。

ヴァン > 「前話したみたいに、蔵書家が亡くなったり没落したりで手放したものを買い漁ったり、ダンジョンからの発掘品だったり。
出所を言わない・聞かないってことで旅商人から買ったものもある。外れも多いから博打みたいなものだが」

最後のものは、おそらく盗品を示唆しているのだろう。
売る側は中身を読めない――外国語どころか共通語の読解ができない者も珍しくはない。
買う側は当然買う前に読むことなどできない。結果、博打のようなものになる。誰もその本の価値を知らないのだから。


男はすぐに戻ってきた。水を注ぎにいっただけらしい。ポットが熱をもっているようには見えなかった。
ティーポットから注がれた水が削りだされた黄色を溶かすと、甘い香りが漂ってくる。泡が出ているので炭酸水のようだ。

「マーシュには飲ませたことはなかったよな?舶来の嗜好品で『赤べこ』という。水や炭酸水、あとは酒に溶かして飲むものだ。
結構甘味があるから、お茶とかワインとかには合わない。ジンに混ぜることが多いかな。
今日くらいの陽気ならまだ飲めるだろうと思ってね。もう少し経つと温かいお茶が恋しくなる」

手荷物に関して酒と聞くと少し嬉しそうな顔になる。
酒の種類にもよるが目の前のものを混ぜられるか、考えたのだろう。

マーシュ > 「そういえば。……旅商人……なるほど。」

あまり見ない装丁のものが多いと思ったら、そういう入手ルートもあるのだな、と感心したように。
己が赴くのは結局街の古書を扱っている店や、それに類する市だったりするから。基本的に変わったものは手に入らない。
商人との付き合いも、教会との付き合いの兼ね合いがあるから流しの商人というのは難しい。

先に中身を見ることができないというのは確かに博打に近いだろう。
それを正しく理解している人であれば、しかるべき場所に持ち込むことになるのだろうし。

「…?……??」

彼が手にしたポットにはただ清水が満たされているよう。
削り出した粉末に水が注がれると小さく気泡の立つ音がするのに、ただ不思議そうな目を向ける。

「…………、はい。初めて見ました」

しゅわしゅわしてる、とのぞき込んで泡が立つのを素直な驚きをもって見つめ。
────こちらの手持ちのお酒に合うかどうかはわからない。
胃腸の作用を強める効能のハーブが漬け込まれた食後酒。
ハーブ由来の香りと、濃い目の色。甘味と、ほんの少しの苦みが特徴で、少し強めのお酒になってるが──。

「甘いなら合うんでしょうか…?」

スン、と香りをかいでみる。

ヴァン > 「本はかさばるし重いし、行商には向かないんだけどね。
喜びヶ原に『地下図書院』があるから、そこでの発掘品は王都に集まってくる」

地下図書院。古代文明の遺産ともいえる迷宮。時折潜っては書物を回収してくるのも男の仕事だ。
同じ遺跡に潜った冒険者は神殿図書館や男個人に戦利品を持ち込んでくることがある。
もちろん、そんな時には中身に目を通す。冒険者が命がけで持ってきたものには適切な値付けをしなければならない。

「昔は茶のように薬と扱われていたこともあった。効果は眠気防止、疲労解消、抵抗力向上……ってとこだ。
水だと甘味が口に残るから、こうやって炭酸水で飲むのがおすすめだ」

合うかどうかは飲んで判断してほしい、と告げると男はコップに口をつけた。
虫干しは簡単なように見えて本を取り出し、整理しと意外と力を使う。疲れを癒すように長く小さな息を吐いた。
一度だけ、この香りを嗅いだ覚えがあるかもしれない。目の前の男が懐に入れているスキットルの中身を飲ませた時のこと。
あの時は何があったか――忘れてはいないだろう。もちろん、男も同じ筈だ。

「これが作られている南の国では老若男女問わず愛飲されているらしい。年中ここより暖かいそうだ」

口にすると独特の甘味がする。確かに暑い時期にごくごく飲んだら爽快だろう。

マーシュ > 「へえ……、ダンジョン……には赴いたことがありませんので」
己の技能は戦闘向きではないし、体もそういった訓練はしていない。
だから自身で向かうことはないのだろうが……もしかしたら産出品のいくつかは古本市などで目にしていたのかもしれないと感慨を得る。

時折彼がそこに向かっていることは耳にしたことはあるし。
司書でもある相手なら適切に扱ってくれる算段はつけられるのかもしれない。
彼自身が買い取らなくともその情報をもとに古書店に持ち込むこともできるだろうから。

「薬酒と同じですね。………ふう、ん?」

相手が口をつけるのに合わせてこちらもグラスを傾ける。
ぴり、とした炭酸が舌を刺激するのだけれど。この香りはいちど嗅いだ覚えがある。

「────……」

あれ?と訝しむように眉を寄せる。
確かにほのかに甘くて、炭酸の刺激と合う。酒精は入ってなさそうだったけれども
味わいには覚えがあるのに、ぱち、と双眸を瞬かせて。

「────………前に飲んだことがあるような」

付随する記憶についてはちょっと押し黙る。
ただ、暑い時にはちょうどいい刺激と甘さのバランスだから、暑い地域で愛飲されてるのはわかる気がする。

ヴァン > 「好事家や専門家が高く買い取ってくれそうな場合は売買の仲介をしたりする。
たとえば、未発見の魔術書なら魔術師ギルドが高く買い取ってくれるかもしれない」

とはいえ仲介は金が目的ではない。継続的に男の元に本が舞い込むよう信頼獲得のためだ。
いつか目的を果たすものが見つかるかもしれないのだから。

「そうか? ――あぁ。前のはジンと混ぜたこれだろう? 今飲んでいるものは富裕地区で買った正規品さ。
この中のものはある薬師に頼んで配合を変えてもらっている。そっちは丸薬のようにしてもらってるから間違うこともない」

思い出したようで、懐からスキットルを取り出してすぐ戻す。成分は違うが、味に変わりはない。
炭酸水とジンで口当たりは変わるものの、甘味に気付いたことに少し驚いたようだった。
以前は媚薬と説明したことを思い出したのか、あ、と声をあげる。

「ちょうど1年くらい前かな? あの時はだいぶ驚かせてしまったな。
これは覚醒作用が強くて、少し飲むだけで酔い覚ましになるんだ。もう浴びるほど酒を飲むことも少なくなったが。
――そうだ。また少し、王都を離れることになる。10日程度だが」

知り合った当初は酒臭い、とまではいかなかったが、シラフとも言い切れない顔色だった。
2ヶ月経たぬうちに今と同じような立ち振る舞いになったような気がする。

マーシュ > 「図書館として買い付けてもいいわけですしね?うまく需要がかみ合ってるみたいで」

相手の目的は以前耳にしたことがある。それを今口にすることをやめたのは、目が増えたことを聞いているからか。
ここは彼の自室だし多少は問題ないとは思うけれど。

「ええ、あの時の香りと似ていて。──本当に薬みたいですね?」

削り出したときの形や、削り出した粉末の形状は見覚えのあるそれ。
でも実際にできるのは甘い飲料という事実に、興味深そうな眼差しを向けて。

確認するように見せられたスキットルに対しては首肯することで返した。
甘みもそうだが、香りが少し似ている気がしたので、と言葉を添えて。それから思い出したらしい声にはつい、と視線を逸らした。
あのときだって一応すぐ解毒されたし問題は何もなかった…といえなくもない。


「驚いた、……のは、ええ、まあ。
───覚醒作用っていうと……お茶みたいな…?
…………そういえば以前ほどは呑んでるところは見なくなりましたね」

少しだけ思い出すように目を細める。べつに酩酊しているわけでも、酒臭かったこともないけれど。
───思わぬところで寝転んでいることはなくなったことを思い返して、少し笑みを浮かべた。

「それは……また、お仕事ですか?」

以前はそれで大分疲弊していたように思う。思い返して、問いながら少し視線を落とした。
手にしたコップを軽く傾け、ふつりと揺れる気泡に目を向け

ヴァン > 「とはいえ、図書館も予算が厳しいからね。多くの人に読まれるものを優先したい」

禁書の類は予算が別口であるか、あるいは男が自腹をきっているのだろう。
当たり障りのない言葉なのは、窓が開けたために魔力阻害の結界が解除されている状態だからだ。
周囲の“目”はこれ幸いとばかりに集音の魔法を唱えているだろう。

「騙し討ちのように飲ませるのは本意ではないが、理解した上で飲んでみるのは面白いかもしれないな。
あの時は幸いなことにすぐ解毒できたからまったく効果はなかったが、実際はどうなるのか興味があったりはしないか?」

からかうような口ぶりで、再びスキットルを懐から出すと机に置いた。
羞恥に染まる顔を眺めるのも楽しいし、聞き耳を立てている連中にこの舶来品より甘いものを喰らわせるのも悪くない。

「意識の覚醒もあるし、酔い覚ましの効果もある。酒に混ぜているのに酔い覚ましというのも変な話だが。
あぁ、翌朝酒が残ってるときつくてね」

とはいえ嫌なことがあると酒を飲んで逃避しようとする悪癖は治っていない。スキットルの件はまさにそんな時のことなのだから。
仕事か、というと頷いた。

「騎士団絡みで団長から呼ばれた。詳細はわからないが、おおかたろくな事じゃないだろう。
いつ終わるかがわかっているだけマシではあるが……未定だが、今週中には街を発つことになる」

探索など、内容によってはいつ終わるかがわからない任務もある。
そういったものに比べれば、何をさせられるかわからないにせよ良い、ということだろう。

マーシュ > 「───読み物として面白いものがあればまた教えていただけると嬉しいです」

ここで今虫干しされている書籍でも、あるいは図書館でも。何か面白いものが手に入ったのならそれでも。
趣味としての言葉をつづけながら、きっと他愛もない会話に聞こえるのだろう。
実際現状はそんなような会話だから───。

「────む。…………それは、なくはない、ですが」

テーブルに置かれたスキットルに改めて目を向ける。
揶揄う様な声音と、眼差し。それに乗せられて、いろいろよぎってしまうのもきっと見透かされてるのだろうとは思うが。
つ、とスキットルの蓋の締められた口に指を滑らせ、取り上げる。軽く揺らせば中身の入ってる音がするのに耳を傾け。

「酒の中に解毒成分を忍ばせる、という意味合いならなくはないんでしょうけど。……ふうん?」

その手の中のものをどうするかを考えて、のち。

「─────前回もそうでしたけど、お気をつけて。……スキットルの中身は……そうですね。
仕事から帰られたら試してみる、というのはいかがでしょう?」

中身を知っていて、あえて口にする、というのは少々、いや、かなりハードルが高く感じる。
中身のせいでもあるのだけれど───。
それを口にするだけで、じわ、と羞恥を呼ぶのに一度目を伏せてから。

それからちら、と室内に目を向けて。

「今日は面白そうな書籍を見繕うほうが楽しそうですから」
それでいかがですか?なんて問いかけ、スキットルを差し出した。

ヴァン > 「そうだな。虫干しが終わったら片づけるのを手伝ってくれるかな?
その時、興味を惹くタイトルがあったら教えてほしい。後は――俺が不在の間も、ここに入れるようにしておくよ」

本を読める人々の中でも、この部屋は個人の蔵書としては多い部類に入る。
自由に読めるというのはそれだけでも本好きには良い機会だろう。
スキットルを手に取って、軽く動かすことで中身を確かめる姿を眺める。

「迎え酒、ってやつかな。――よし、じゃあ戻ってきたら。飲みやすいものに混ぜることにしようか」

今日持ってきてくれた薬酒でもいいし、それこそ酒でなくとも良い。
更には、媚薬は人によって効果が大きく異なることも珍しくはない。酒と同じだ。
スキットルを受け取って、懐へとしまう。あと半刻ほどは窓と扉を開けておいた方がよいだろう。
立ち上がると本が全くない場所――ベッドの上に移動すると、片肘をついて横臥する。

「しばらくは待つとするか――こっちに来るかい? あるいは、今本棚にしまってる本なら自由に読んでいいよ」

どちらを選ぶか、楽しそうに待って――。

マーシュ > 「それはもちろん……、ええ、じゃあ……お言葉に甘えて」

趣味としてではあるのだが、少しくすぐったくも感じつつ頷いた。
書籍としての稀少として、あるいは持ち運ぶには憚れる書籍もあるのは知ってるから、その場で読むことを許されるのはありがたい話。

「……とても苦い薬湯で、深酒しないようにすることもできますけど。……それは少しかわいそうですね」

スキットルを渡して。
約束めいた言葉に、照れ隠しめいた言葉で応じた。
薬酒はそれだけでも結構甘くて、重めの酒精だから、酔っぱらってしまいそうだけれど。

どういう形で口にするかは置いておいて──。
それらは無事に戻ってきてもらうためのおまじないの様でもある。
ベッドに横臥する相手の言葉にどうするかを迷う。眼差しと表情が揶揄いの延長戦。

「書棚っていう、と───」

目線をそちらに向けて、ぐ、と詰まる。
以前目にした、というか、読んだ、というか──。
変わらぬ態度と言葉に一瞬肩を落として、けれど困ったように笑みを返した。

書棚に向かってから適当な一冊を抜き出してから、相手の傍らにぽす、と腰かける。

「どちらもすれば、恥ずかしくな……いえ、恥ずかしいですが。……共犯、でしょう?」

じと、と向ける眼差し。改めて開いた書籍の内容に絶句するかどうするかは置いておいて──。
それでも楽しい時間を過ごしたのだろう。

ご案内:「『ザ・タバーン』3階」からヴァンさんが去りました。
ご案内:「『ザ・タバーン』3階」からマーシュさんが去りました。