2023/09/03 のログ
ご案内:「平民地区 酒場」にオウルさんが現れました。
オウル > くるくるくるくる、くるくるくるくる、めまぐるしく入れ替わる客に怒涛の如く押し寄せる注文、飛び交う罵声、忙しい、忙しい忙しい忙しい!……そんな時間が過ぎて比較的落ち着いた時間帯が今である。

此処は平民地区にいくつもある酒場のひとつ。
少年は忙しい時間帯を切り抜けて、エプロン姿のまま酒場の片隅にあるテーブル席に座ってグラスに注がれた氷入りの水を味わっている。

口をグラスにつけて傾けて、良く冷えた氷水を喉に流しながら辺りにそれとなく視線を向けると、ほぼほぼお客は居らず奥を見れば酒場の店長も椅子に座って休んでいるくらい。

「……日当はいいんだよなー………。
 あとまかないでるし…水は飲み放題だし……。」

コトン、とグラスをテーブルにおいて頬杖をつき、ため息を「はぁ………。」と疲れを吐き出すように大きく吐き出せば、あと少しの勤務時間を無事過ごせるように祈りながら、新しい客が来るのをのんびりと待つ。
 
――結局客は誰も来ず、お店を閉める手伝いをする事に……。

ご案内:「平民地区 酒場」からオウルさんが去りました。