2025/03/01 のログ
ご案内:「冒険者ギルド」にエアさんが現れました。
エア > 「……以上の理由で依頼を取り下げたいんだ。
 ん、その点は心配いらないよ。
 ここのチョコレートは最高だからね。」

視界を確保する為の切れ込みすらないのっぺらな白い仮面。
その仮面の口元に人差し指を立てて、仮面の奥で笑みを浮かべながら、
冒険者ギルドのマスターに『依頼の取り消し』を依頼した。
張り紙をはがすだけであるが、まがりなりにも契約ごとと言うことで、張り紙を剥がすのは期限が切れる3日後となった。

冒険から帰ってきたばかりの冒険者や依頼を吟味する冒険者、果ては冒険者に物を売りつけようとする一般人までがひしめく冒険者ギルド。

今夜は依頼の解除とチョコレートを食べに来たのだ。
ちゃんと依頼の取り消しの際にはこれからも時々寄らせてもらうと言葉を付け加え、
チョコレートの盛り合わせと珈琲を注文してから、
依頼掲示板からも遠く利用者の少ない片隅の二人掛けのテーブル席に向けて歩く。

「当然、持ち帰り用、賄賂用も買いました。」

誰に言い訳するでもなく、独り言を言えば木製の椅子を引いて腰を下ろす。
あとは注文のチョコレートの盛り合わせと珈琲が届くのを待つばかり。

手も無沙汰な手は注文する予定はないが、傍にあった冒険者用のメニューを手繰り寄せて、広げれば中身を読んでみる。

平民や冒険者はどんなものをたべているのかな?と。