2024/09/12 のログ
ご案内:「王都平民地区 ギルド」にエウヘニアさんが現れました。
■エウヘニア > 建物の外からはにわか雨らしく、大きな雨粒が石畳や建物の壁や窓を叩く音がやや籠って聞こえてくる。
時折書類仕事なんかで日雇いしてくれるギルドの販売所には女の作った錬金薬も卸しているのだが、それを届けて帰ろうとした矢先のそれに立ち往生。
雨の勢いはさほど続かないだろうことは予測はできる。
同じように足止めされた利用者の姿もちらほら散見する中、職員の言葉に甘えてちょっと雨宿りの運び。
薬の販売スペースのそばに椅子を置いて、寛ぎすぎるほどではないが腰かけて。
販売促進係というか、簡単な薬相談というか、そんな体。
声がかかることはそう多くはないだろうけれど、リサーチできるならそれはそれで。
各種水薬や、軟膏他、ダンジョンで使用するのだろう薬品が並ぶ棚を何とはなしに眺めている。
自分の作った薬もあるし、当然ほかの薬師や錬金術師の作ったものもある。
ある程度ラベリングされて分類されているから迷うこともあまりないだろう。
雨が止むまでのちょっとした──時間つぶしのようなものだった。
■エウヘニア > 幾人かの冒険者に声を掛けられ、薬についての質問に、品を取り上げ彼らの疑問に答え終わった頃合い。
雨音が静まったのを聞き取ると、立ち上がり借りた椅子を片付けて。
それじゃあお邪魔しました、とのんびりとした挨拶を交わしてギルドを後にする。
今度ここを訪れるのは、依頼人としてか、あるいは利用者としてか。
もしかしたら臨時の職員バイトかもしれないけれど。
ひとまずは雨上がりの帰路。夕食時の食事処の匂いに誘われながら歩いて行ったのだろう。
ご案内:「王都平民地区 ギルド」からエウヘニアさんが去りました。