2024/08/04 のログ
エレイ > 「──おういらっしゃいッ。ワハハ、そう緊張しなくてもいいぞ……といっても
すぐにリラックスしろってのも難しいか。初見サンのようだしな」

現れた客の少女の姿を認めればゆっくりと立ち上がり、片手を上げて笑顔で気さくに声を掛ける。
不慣れなのがありありとわかる様子に眉下げて笑いつつ、自分の直ぐ側の施術用のベッドを示すように手を伸ばして。

「ひとまずはココにでも座って、ゆっくり深呼吸でもするべきだろうな。
──しかし結構若いようだが学生サンかな? まああココは全年齢大歓迎状態だから問題ないのだが……
体の何処かで気になるトコでもあったり?」

と、座るように促す。男の言う通りに深呼吸をすれば、漂うアロマの香りを吸い込んで
少しずつ落ち着いてゆくような感覚を覚えるだろう。
ついでに、彼女のような若い少女がマッサージ室を訪れた理由なんかも問いかけてみて。

アイリース > 「あ、はい。わかりました」

 促されるままにベッドの縁に腰掛け、深呼吸をする。
 そのまま問いかけられればそれに応えようと口を開く。

「はい、学院の生徒です。今日はちょっと、その、体の疲れが取れない気がして……」

 そう言いながら苦笑を浮かべる。その表情には確かに疲れの色がわずかに見える事だろう。

「休めば治るかなと思ってたんですけど、クラスメイトがここのマッサージは気持ち良いと言っていたので……」

 マッサージを受けることも休息になるだろうと思い来たと言う。
 アロマの香りを吸い込んだからか、疲れの色は薄くならずとも表情の強張りは解けたようだ。

エレイ > 「うむその調子だ。吸った空気を全身に行き渡らせるイメージで、あと2、3回ぐらいやっておくといいぞ。
──ほむ、なるほど……学生としての活動以外に、なにかやってる感じかな?」

素直に深呼吸をする様子に目を細め、更に繰り返すよう促して。
疲れが取れない、という言葉に軽く眉を持ち上げ、原因を探るように更に質問を重ねて。

「ほほー、口コミであるか。ありがたいね、そのコにもよろしく言っておいてくれぃ。
じゃあまあ、俺も張り切ってキミの疲れを取ってやらないといけませんなッ」

クラスメイトからの紹介と聞けば嬉々として笑みを深めつつ。
言葉通り気合を入れながら、出入り口のカーテンを閉じればそこは二人きりの空間となり──

ご案内:「九頭竜の水浴び場 マッサージ室」からエレイさんが去りました。
ご案内:「九頭竜の水浴び場 マッサージ室」からアイリースさんが去りました。