2024/04/23 のログ
ご案内:「魔女の小屋」にエーフェイさんが現れました。
エーフェイ > 色々なことがあり、身体を蝕んでいた媚毒が抜けた魔女
心境の変化が少しあったものの、未だ人嫌いは抜けておらず
今日も、森の奥…しかも物理的に侵入を阻む障壁の内側でのんびり夕ご飯を作っている

小屋近くに焚火を作り、木材を組んで作られた鍋吊り下げに街で買っていた古い鍋を火にかける

今日のメニューは川で釣った魚を捌いて火を通し、山菜と煮込んだスープである
調味料も街である程度買い込んでいるがとりあえず塩であっさり目の味付け

「うん。今日もおいし……」

木材で作られた食器でもぐもぐ
木の椅子に腰かけて、のんびり食事の時間
日は既に落ち、星が出ている時間である
森は今のところ静かで、誰の気配も感じられない

とは言っても魔女の感覚など当てにならない
先日も、自慰に耽っているところに近づかれても気づかなかった程度には鈍い

「~♪」

小屋の周りは障壁で守られているためすっかり油断して
自分の手で作った料理を堪能している

ご案内:「魔女の小屋」にアキアスさんが現れました。
アキアス > とある森の奥。魔女が住む場所。
最寄りの村では、また行くのかと変わり者を見る目で見送られたが。
昨日はその手に貴重な薬草類を持って戻ったのだから、
魔女に遭わずうまく目的の物を見つけ、それで味を占めた欲深い冒険者だと思われている……そんなところだろう。

実際には男としては美味しい思いをしたどころではなく。
味を占めたのは確かだけれど、薬草類についての話だけではない。

「この辺りだったよなぁ……ぉ」

森の中で自分を慰める魔女を見つけた場所。
そこにあるのは侵入を阻む結界。
見えないそれにぶつかる間抜けな真似を晒すのも、と、
それらしいところに小石を放ってみれば、中空で跳ねたのが見えた。

ゆっくり近づいて手を伸ばしてみる。
先日は魔女の招きで入れたけれど、今日は彼女の姿も無く、入れるかどうか。
あるいは、彼女と〝濃密に〟過ごした結果、案外阻まれることすらないのかも。
別れ際に許可証めいた何かを預かったかもしれず。

やはり入れず、外れる期待に息を吐くこともあるかもしれない。

エーフェイ > 男が障壁に近づいてもやはり反応は無い
濃密に過ごしたとはいえ、そもそも許可証などは存在せず
魔女が解除するか、どこかに綻びが生まれる、破壊されるなどしか入る方法はない
ただし、夜闇の中であるから…遠くに魔女が調理している煙と火の微かな明かりが見えるだろう

「―――――――……あ」

本来なら、そのまま魔女は寝ていたところだったが
最近魔物に障壁を破られた経験があるため夜間に魔方陣の見回りをすることにしていた
そのため…少し待っていれば、誰かが近づいてくる気配がする
障壁の内側から近づいてくるのは、月光を反射して煌めく白髪の魔女

男と、障壁の内外でぱちくり、と目が合えば
なんとも言えない表情をしてから…一度目を反らして呟く

「……また来たんですか。…困っていたところを解毒していただいたのは感謝してますが…
…ちょ、…調子に乗らないことですね。あの時の私は何かおかしかっただけですから」

目を逸らしたまま、腕を組んで、む、と頬を膨らませる
男からは何も言われていないにも関わらずいいわけがましいのはそれだけ魔女も気にしているということでもある
男と会うとまたおかしくなってしまうかもしれない…という思いもあって
ただ、一応恩人でもあるため、会話する気ぐらいは今のところある様子

アキアス > 残念、結界の向こうに入り込むことは叶わず。
声をかけてみるか、もしくは自身に憑りついた魔にでも結界を探らせてみるか、と。
そんなふうに考えていれば歩み寄ってくるのはそこに住まう魔女。

月光を透かして白銀に輝くような髪を二房に括って揺らし。
結界があるか故のものか、生来のものか。どこか居丈高にすら感じるふうな物言い。
それが彼女の処世術であることは男には判っていて。

「そりゃおかしかっただろぅよ、あんだけ乱れて。
 自分で何て言ったのかくらいは覚えてンだろ?」

魔女の褥に招かれて、夜が明けても続いた狂宴。
その時の盛り具合を思わせる吊った碧眼で彼女の瞳を見つめ。
逸らされるそれがちらりと様子を見れば、男の方は目をそらさず居るのが良く解るはず。

からかうように告げる言葉は彼女が男に見せた姿がどんなものだったかと。
思い出させると同時、男は確り記憶しているのだと宣言するようなもので。

「ま、それはそれとしてな。ちっと忘れ物をしたんだ、探したいから入れてくれよ」

不意に瞳に込める力を緩め、へらりと笑い。
自身の良く手を阻む結界に手を触れさせ、とんとんと指先でそれを小突いて見せた。

エーフェイ > とりあえず、夜の森は危ないしさっさと帰ってもらおう
高鳴る心臓の鼓動を隠しつつ、普段の静かな声より声を張る
怖かったり、何らかの隠し事をする時の虚勢ではあるのだが、それが他人から見ると高飛車に見えていることに気づいてはいない

「………。お、おおおお、覚えてません……
気付いたら…その、毒も消えてましたから、感謝はしてますけど…
覚えてないものは、ないです…っ」

覚えてるかと聞かれたら白磁の肌がかああ、と…
夜闇でもわかるほど赤くなり、むきになって反論する
例え男が覚えていても自分が否定するならそれは真実ではない…と自分に言い聞かせるような言葉

もちろん、魔女もはっきり覚えている
どんな淫らな事を自分からねだったか、どんな態度でいたのか、鮮明に
けれど、あれは何かおかしかったのだ
そうに違いない、と結論付けていて

「………忘れ物って…こんな時間に…ですか
ぅ…そんな目で見られても…。
いくら恩人とはいえ、ここは私のテリトリーです
その……こ、こんどこそ障壁を解除したら…乱暴されないとは、限りませんし…」

自衛手段が乏しい魔女としては、唯一ある程度強力と言える障壁は文字通り最後の壁だ
毒に侵されている時ならまだしも、普通の状態であれば恩人と言えど、警戒はある程度見せる
けれど、ちらちらと男と視線を合わせている内に

(…危険なのに、森の奥まで…。ううん…よっぽど大事なものなのかな…)

自分のテリトリーとはいえ、小さなものなら見逃した可能性もある…なんて好意的に感じ始めてしまう
それに加えて、恥ずかしい事態になったとはいえ恩人は恩人…
しばらく、うーーーん、と悩んだ後…

「……少しだけですよ。それを見つけるか、ええと…。
私の見回りが終わるまでに見つからなかったら、一度帰ってください
…こんな夜に来るぐらいの物品なら、私が昼間に探しておきますから」

折衷案を取る
いくら妙に胸が高鳴る男と言えど、近くに居なければ何も起こらないだろうと踏んで
障壁をまた解除し、男が通れるくらいの穴を開ける
前回と同じく風が心地よく通ることで、男にも入り口が開いたことがわかるだろう

「…小屋も開いてますから、勝手に探してください…。そ、それが譲歩ですっ」

男を招き入れたことで、より鮮明に行為がフラッシュバックしてしまったのか
びっ、とまた無理をした高飛車風に指をさして…自分は結界の見回りに戻ろうとする…

アキアス > 前回とは違い、しっかりと正気を保ち。
あの折に彼女の身体を蝕んだ淫らな術も、少なくとも結界越しではその残り香も見えない。
その状態でどうやら先日のことは彼女としては無かったことにとしたいらしいが。
月明かりを映すような白い肌がさぁと朱に染まってゆけば、思わずという風に喉を揺らし笑ってしまう。

「しねぇよ、乱暴なんざ。するならこないだやってるだろ」

ある意味では乱暴でもあったのかもしれないが、先日の行為は彼女も受け入れていた。
それが媚毒故のものでも、だからこそ魔女としては無かったこと、が落としどころなのだろうと。

ともあれ男の言葉も彼女としては〝何のことかわからない〟となるか。
耳まで赤く火照らせる様を見れば、それが無理のある言葉だと一目瞭然ではあるけれど。

ややあって、結界は解かれる。
其処に足を踏み入れれば、また先日のように結界は閉じられるのだろうか。

突きつけられる指と、告げられる言葉。
結局隙を見せる彼女に、こういうところが魔物にも付け入られるところなのだろうと。
そう思いながらに、見回りにと戻る彼女の背後から近づき、その身体を抱き寄せてしまおうとして。

「見つかったから、帰らねぇよ」

彼女の言葉に返すには意味の通らないような返答。
その言葉で男が忘れた、と言ったのが〝彼女自身〟であると悟れるかどうか。
忘れ物を首尾よく掴まえてしまえたのなら、そのまま今度は誘われるではなく、
自らの足で、魔女の褥にと足を運んでゆき――……。

エーフェイ > 正気を保っていたが、恩人相手に少し対応が緩くなってしまったのが今回の迂闊なところ
障壁を解いてしまえば、後はもう男の狙い通り

男が入れば、障壁を閉じてまた見回りをしようとしたところへ
後ろから、男の無骨な腕で体を拘束される

「えっ、ぁ、えっ、忘れ物…ってっ、そーいうこと…っ
……は、はーなーしてっ!やっぱり乱暴者…っ!へんたいっ、くず…っ!う、うぅうう……」

突然の出来事に目を白黒させ
じたばた暴れ、火の魔法でも使ってやろうかとしたが…
間近で感じる男の感触に、動きが止まってしまう
思い出すのは、絡み合い、まじりあった体温…

それを感じればまるで首根っこを掴まれた猫のように大人しくなり

…そのまま小屋の中へ連れ込まれ
そうなれば…勝手知ったる、といった風にあれよあれよと褥へ放り込まれるだろう
今度は魔女が正気の状態だが、果たしてどうなることやら

エーフェイ > 【お部屋移動】
ご案内:「魔女の小屋」からアキアスさんが去りました。
ご案内:「魔女の小屋」からエーフェイさんが去りました。