2024/03/31 のログ
ご案内:「甘味処『ズュース』」にトワさんが現れました。
ご案内:「甘味処『ズュース』」にツルバミさんが現れました。
トワ > 平民地区内ながら富裕地区に近い位置に店を構える甘味処『ズュース』。
店主が全ての甘味を作っており、その中に王国で主流ではないシェンヤンや東方の国の品も並ぶ。
また店主の都合で開店させるため、営業日は店主の都合次第な所も。
貴族や豪商などのメイド等が開店時は運が良かったと購入に来る位には繁盛している。

それ以外には、各国の密偵などの中で協力関係にある人間などが情報交換で訪れる事も。
その時は店と相手、店主次第だが開店中か一旦閉店しての会話かはバラバラである。
今回は閉店させてからであり、窓は木枠が締められ店内は薄暗く、明り取りの窓からの明かりと灯された燭台の灯りが店内を照らす。

「さていらっしゃい、ツルバミさん。
甘味の方は何か希望あるかな、今日は羊羹、饅頭、チーズケーキがあるけど」

そんな店内で、浴衣を着た店主が唯一の客に問いかける。
開店中ではないので、その選択肢に暗号や符号はない。
符号でいうなら、東方の、シェンヤンの、王国の情報と言う感じであっただろう。

ツルバミ > 「どーもマスター。そうだねぇ、チーズケーキかな。」

閉店貸し切りで薄暗い店内を照らす燭台をちらっと眺めた後で浴衣姿の店主からの問いかけに少しだけ考えた後で彼女の人生で最も馴染みのないであろう甘味を所望する。
店主の雰囲気を察するに、暗号の類ではないことは彼女にも伝わっており、要するに王国にかぶれた彼女の趣味であろう。

「さてマスター、単刀直入に、だけど。今回はどんな情報をもらえるのかな?対価は?情報?暗殺任務?」

店主がケーキを用意している間に、彼女からの質問が飛ぶ。
同じ東国の顔立ちをしているが、対照的に学園の服を着てすっかり王国に馴染んでいる女はカウンターに肘をつきながら、淡々と無駄話は不要とばかりに仕事についての話題を口にする。
その表情はなれ合いなど不要とばかりに愛想のない鉄面皮で、学園で彼女を見かけたことのある店主であればその普段とのギャップに思うところがあるかもしれない。

トワ > 「チーズケーキだね、了解」

保冷の能力のある魔導具で冷やされたショーケースからチーズケーキを取り出し。
それを皿に乗せ、紅茶を淹れたポット、シュガーポット等と共にお盆の上に並べ。
お盆を女性の前にそっとおいて、どうぞと一言。

「話は早い方がいいならそうしようか。今回は王国内のいくつかの貴族の動きとかでどうだろう。
東方に関して色々調べているいる家があるから、そこのを」

質問に対し、軽く答える。
此方も表情に関しては普段冒険者や店主として動いている時と違い、ぱっとみはむすっとした様子に見える。
普段であれば笑顔が基本なのだが。

「対価は、そうだね…暗殺するほどの相手もいないし、情報かな。
ツルバミさんが集めた中で王国にちょっかいかけそうな相手、とかいたらそれがありがたい」

相手の正面に座りながら、手には饅頭とお茶。
それをもぐっと食べつつ、そう告げる。

ツルバミ > 「へえ、これがチーズケーキ…美味しそう。赤いお茶もいつ見ても綺麗で食欲がそそられる。」

目の前に出されたチーズケーキと紅茶には少しだけ鉄面皮を緩ませながら興味津々とばかりにいろいろな角度から眺めてみて。そして一口大に切り分けて口に含むと幸せそうに頬を緩めて舌鼓を打ち美味しいと素直に感想を述べる。


「へえ、ウチとしては味方に取り込めそうなら接触したいね。敵対しそうなら潰せそうなネタを仕入れないと。ともかくその情報で乗るよ。」

お互いに普段見せない表情で受け答えをしながら淡々とやり取りを進める。
心の中では今の彼を普段を知る者が見たらどんな反応をするのかななんてふざけているのだが、表情や口ぶりにそんな遊び心は出さないで、彼から提示された情報とその対価に乗り、対価としての情報を語る。

「そうだね。最近やけに羽振りの良い貴族のアイツ。騎士団の作戦計画を冒険者に探らせてシェンヤンに売り払おうと画策してるみたいだね。一応でたらめな情報を掴ませて踊らせてはいるんだけど。そろそろ始末しといた方がいいかもしれない。」

向かいに座ってまんじゅうを食べる店主に、こちらもチーズケーキを口に運びながら答えてみせる。
そのほかにも国に混乱をきたそうとする者や王国に楯突く革命家などいくつか情報を小出しにしながら提示して、ケーキのお礼におまけするよ。ほかにはどれが欲しい?と首をかしげて見せる。

トワ > 「判ってなくて頼んだのかい…お茶は紅茶だね、王国ではお茶と言えばそれが主流だし」

ケーキと言う語感で頼んだのかと苦笑し、基本的な緑茶、紅茶、烏龍茶は同じ茶葉と言う豆知識も添えながら。


「少なくとも遠いから攻め込む気はないと思う、商売か技術関係の伝手でも欲しいんじゃないかね」

東方にある国々は責めるには遠い、どちらかと言えば王国にない技術や商品でつてを作り。
それで儲けようとする貴族が多い事と、貴族が関係している商会も動いていると追加で話す。

「はぁ…シェンヤンに邪魔されると魔族との戦線にも問題がでるか。
躍らせてくれてるのはありがたいね、そうだな…確かに潰し時かな」

無駄に羽振りがいいというなら、シェンヤン関係以外にも探れば埃が出るだろうから潰せばいいかと。
見せにある甘味類は自分が作ったものだけに、味に関して感心等は無く。
ケーキのお礼にと聞けば、革命家についての話をとリクエストを。

ツルバミ > 「マスターのスイーツは何が出ても美味しいからね。それなら食べたことのないものを頼むのが一番かなって。…そう、紅茶。故郷のお茶と違った渋みがまたいいんだよねぇ。」

店主からの豆知識にへぇっと感心しながら紅茶を啜る。甘味に合う独特の香りと渋みを口の中で転がして堪能すると店主のお菓子作りの腕を讃えるように苦笑いする彼の言葉に返事する。
与えられた情報からこちらの国としても悪い話ではないことを悟り、それなら外交官に伝えて貿易の準備と貴族が満足しそうな商材を頭の中で思考する。

「ちなみに私が仕入れた情報までならシェンヤンの軍隊が奇襲作戦を画策してるとこまでは小耳に挟んでるから、逆に裏を掻いてこちらが攻めるいい機会になるかもしれないね。まっ、あの一家はきな臭いしさっさとつぶした方がいいと思うよ。なんなら私がヤろうか?」

潰すなら手っ取り早く自分が動こうかなどと提案しつつ、革命家の話を所望する店主に、どうも近々富裕地区で騒ぎを起こし、混乱に乗じて王城に攻め込もうと画策している革命家の計画の詳細と、協力している貴族の名前や潜伏しているアジトの場所などを事細かに伝え、まるで情報の報酬としてケーキのお代わりをねだるようにあー美味しかったのにチーズケーキ終わっちゃった。残念だなぁ…としきりにぼやき始める。

トワ > 「そう言って貰えると此方も嬉しいね。結構産地も味の違いはあるから甘味にあったのを購入はしているけどね」

お茶に関する知識の他、甘味に合う紅茶以外には渋みの少ない物などはあるという知識も。
それこそ当方の緑茶の産地の茶葉で作った紅茶などは変わり種として受けるかもしれないと告げて。

「シェンヤンからの奇襲か、此方から攻めるならどこかの師団に話を、もっていくべきかな。
第六じゃ人数集まらないだろうし…軍に対しては師団で、家に関しては、せっかくだし一緒に潰そうか?」

家に関しては自分がと言う相手に、頷く。
相手dだけではなく、自分もと告げる、密偵としての隠密能力以外に、暗器や道具を使った暗殺も手掛けている。
一番得意なのは無手だが、あまり使う事は無く。

「どうせ今日はしめたあとだ、余らせても悪くなるか、孤児院息だし…追加でどうぞ
それと、少し味の変化にイチゴのジャムも良いと思う」

チーズケーキの追加とイチゴジャムの瓶をもってきて相手の前に置き、どうぞと再び。

ツルバミ > 「ふふっ、騎士団と学園講師の片手間とは思えないこだわりようだよね。だからこそこうやって足を運ぶわけだけど。」

甘味に合わせてお茶の産地も考えているという店主にくすっと笑いながら再び紅茶を口に含んでその香りと味わいを堪能する。舌が肥えているわけではないが、そんな蘊蓄を聞いた後で飲む紅茶はまた違った味わいに思えるようだ。

「そうだね、奴らも師団をつぶす気でいるからそこそこの規模での作戦行動になるだろうし、戦闘色の強い師団に振るのがいいかも。…ふふっ、一緒にやっちゃう?」

一緒に貴族の一家を潰すかと乗ってくる店主にいたずらっぽく微笑みながら久しぶりにマスターの本気が見たいしとノリ良く返し。お代わりに出されたケーキに味変のいちごジャムを載せて口に含むと頬に手を当てて先ほどとはまた違った味わいを楽しんで。

「さて、お互い出せる情報はこの辺りまで、かな?それじゃあ…お仕事モード終了!えへへ~、このジャム美味しいっ♪マスターの作る甘味はほんと、外れなしだよねっ」

そして仕事モードでの会話を終えた彼女は普段人前で振舞う偽りの姿へと戻っていく。
と言いつつもただ純粋に甘味を愉しんでいるが故に表情も態度も明るくなっている、というのが正解のようにも見えるのだが。

トワ > 「料理は趣味とはいえ、店を開く以上はきちんとした品を出さないといけないし…とはいえ仕事も色々あるからこっちが不定期だけど」

師団と教師に冒険者、第六師団自体は毎日仕事がある訳ではないが、密偵として言うならそちら所属ともいえる。
実は甘味以外も色々作れるが、手間を考えるとある程度絞った方がよく。
其の上で貴族などの噂を集めるならば、メイド達の会話等は情報の宝庫ともいえる。

「うちの師団は個人主義的だからね…二人の方が手間が減ると思うし、潰す時は一緒に動こうか」

師団事にある特色、集団戦闘にあった師団に情報を流して、考え。
潰すなら、一応上に報告もあげるので下準備が済んだら一緒にと頷いて。

「今回はそこら辺だろうね、とはいえこの後はまた色々仕事しないとだね。
ジャムなら、ある程度作り置きしてるから少し持って行くかい、こっちだと主食で多いのはパンだし、あると便利だと思うけど」

仕事モードが終われば、店にいるので店主モード。
相手の言葉に微笑みつつ、蓋がされている小瓶を一本置く。
中身は言う通りイチゴのジャムなのだろう、他にも季節のフルーツで作るジャム等はショーケース上に何種類も並んでいる。
砂糖を多めに使ったジャムはそこそこ保存も効く、平民が購入しやすく、人気の定番甘味ともいえるだろう。

ツルバミ > 「そうなると第六は今回の任務には向かないかも。やっぱり他所に頼んだ方がいいんじゃないかな?…隠ぺい工作とか考えたらやっぱり二人で行く方がよさそうだ。また擦り合わせていこうか。」

あくまで王国に忍び込み情報を探る他国のスパイという身分であるにもかかわらずここまで彼女が王国に親身に動くのは王国に恩を売りより良い恩恵を被りたいという本国の思惑もあるのだろう。普段であれば労力を嫌う彼女にしては珍しく能動的に動こうとする。

「え、いいのっ?嬉しい~!私、パンだいすきなんだよねっ!いちごが美味しい季節だし、ありがたいな~!」

店主モードに戻った彼にふにゃっと微笑むとふわりと手を合わせて喜んで見せ美味しいジャムに見合う美味しいパンを買うならどの店にしようかと楽しそうに悩み始める。
そして半分まで食べ進んだケーキを再び口に運んで幸せそうに頬を緩めつつ、これで食べても太らなければ無敵なんだけどなぁとまるで年頃の少女が口にしそうな願望をつぶやいて。

トワ > 「他の師団なら大体は集団戦できるし、そっちに任せようかなと。
そうだね、信用できる相手なら手数と手札がある方が楽だからね」

協力にんして言えばありがたい所、その根本にある程度の下心に近いものがあろうともである。
また密偵としての能力も高いとくれば、こうしたおごり程度は何の問題も無く。
それに誰かに食べて貰う為に店などをしている訳で、ある種正確にっているのだろう。

「構わないよ、ジャムは多めに作るし、一本一本は結構安めだから…そうなのかまぁ、バターで一枚、ジャムで一枚とかは良いかな」

朝食等で言えば。バターを塗ったパンに目玉焼きを挟んだ物と、ジャムのパンにホットミルクなどが定番。
昼は簡単にサンドイッチ、夜はシチューなどを付けてと…王国だとこういう感じだろう。
柔らかな微笑みに対し、どうぞと頷いて。
太らなければというなら、自分がしてる実技にでれば運動できるぞ、と冗談ぽく告げて。

ツルバミ > 「まさに適材適所、だよね。暗殺に関しては少人数の方がいいし、マスターの腕前は私もよく知ってるから。」
彼の言葉に頷くと少しだけ潜入工作の話題に戻る。女子供は殺すのは惜しいし見せしめと口封じもかねて廃人にした後で娼館にでも送っちゃおうかとか護衛の何人かは体の相性がよさそうだし私がもらってもいい?などとオフの姿の明るい口調で残虐なことをニコニコ口走り、それが笑えない冗談なのか彼女の冷酷な本性なのかわかりにくい話題を振りまく。


「怒られないなら祖国に美味しいパンのレシピについての報告レポートを挙げたいくらいだよ。香ばしく焼いたパンにバターなんてとっても素敵だよねっ」

王国風のパンの楽しみ方をあれやこれやと教わるとほうほうと頷き早速実践してみたいとウキウキし始めた彼女はああ、でもまた太っちゃうと頭を抱え込む。
そんな最中に冗談っぽく自分の講義を推薦する店主に私は運動も勉強も嫌いなのと彼女の素性を、そして留学生として健気に勉学に励む彼女が被った仮面の姿を知る彼から思わず突っ込まれそうな返答を返して見せる。

トワ > 「そう言う事、小集団であれば冒険者で経験はしてるけど、第六で集まっては多分無理。
逆に、少数で動く密偵、暗殺者しては、ツルバミさんの腕も俺もしttれいるし」

一族に所属する人間に関して言えば後の事を考えれば全員を対処が必要。
女性に関しては任せると告げ、抵抗する暴れる相手は此方が対処する事で分けられるだろう。
対処を任したならその先に口は出さない、それは密偵としての冷静、冷酷な判断で。

「ははは、ちなみにだけど、米粉でもパンはできるよ。東方に食文化伝えるならそこも伝えると良いかもね。俺はバターを塗った後で炙るのが好きだな。
バターが染みて、美味しいし」

王国のパンも、丸パンや食パン、クロワッサンなど多岐にわたる。
その中で好みのパンを選ぶのも楽しいだろう。
運動も勉強も嫌いといわれ、何しに学院言ってるんだと苦笑した後で。
あぁ、学院生との伝手や情報集めか、と首を傾げる。

ツルバミ > はい、またよろしくお願いいたします。お休みなさいませ。
ツルバミ > 「お米でも作れるんだー!ふんふん、それなら祖国自慢の稲から作った米粉のパンを王国に逆輸入して、国民の胃袋を掴んで交易を優位に…なんて伝えたら祖国にもパンを伝えられるかも!早速レシピを盗みにいかないと♪」

店主のおすすめの食べ方を聞いて真摯にメモを取り始め、米粉で作るパンの製法を聞き悪だくみするような顔で何とか美味しいパンを祖国にはやらせようと目論んで。
学院に通う理由を推測した店主に良い線行ってるねーと悪戯っぽく微笑むとOBともつながれるし講師も弱みを握れば立派な情報源だよと悪い笑顔を見せる。

「…それに、好きなんだよね。活きの良い学生君たちを愉しむの♪」

意味深に微笑むと彼女は立ち上がり、店主に軽く手を振って店を後にする。
そしてその後は平民地区のパン屋にあれやこれやと手を使い、美味しい米粉パンのレシピを入手するため珍しく奮闘するのであろう。

ご案内:「甘味処『ズュース』」からツルバミさんが去りました。
ご案内:「甘味処『ズュース』」からトワさんが去りました。