2023/09/20 のログ
■リス > 暫く、食料品など、品物をチェックしながら一階迄下りてくる。
一階には、乗合馬車、船便、ドラゴン急便、護衛等の傭兵サービス、ドワーフによる武器防具の修理などの受付のカウンターがある。
それらの奥に、店長室がある、店長室からは店内を見る事が出来るので、何かがあれば直ぐに駆け付ける事が出来る。
店の中を確認して、必要なものが、発注するべき物、倉庫から出すものなどをチェックしつつ、ふう、と店長室へ。
何かがあれば、従業員が呼びに来てくれるし、問題はないだろう。
「まずは……報告待ちですわね。」
倉庫にある品物を見に行くように指示をしている。
何がどれだけ残っているか、そして、船便などで、今日入って来るもの。
それらを総合して、本社や契約している場所に発注しないといけないわ、と椅子に座って。
取り合えず、紅茶でも飲みましょうか、と。紅茶を作り始める。
部屋の中に、ほんのりと甘い香りがしはじめる。
他の従業員、事務員たちにも、お菓子などをどうぞ、と勧めもする。
■リス > 報告が来るまでのティータイムブレイクではあった。
それでも、倉庫の規模を考えればそれなりの時間となってしまう、人数も数人出しての物だから仕方がない。
お茶を作り、お菓子を摘まんで食べて、雑談に花を咲かせていれば、それぞれの担当者からの報告がやってくる。
何が足りなくて、何が必要で、何が余っているのかを確認して。
「それなら……ね。」
今やるべきことが判れば、少女はテーブルに向かい、書類に向かう事にする。
発注するべき所、何処に何を、どれだけ頼むのか。
それらを、思考の中で組み立てて、書類に出力するだけの時間。
差らり、さらさらと終わらせてしまうのは、ドラゴンとしての知力と、人として商売を学んだ結果だ。
直ぐに書類の時間は終わって、郵便の係の店員に書類を渡して、出してくるように指示して。
「さあて、と、仕事に戻りましょうか。」
まだまだたくさんやる事はある。
だから、少女は立ち上がり、頑張るわよ、と店員を鼓舞しつつ、店に戻るのだった――。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都マグメール店」からリスさんが去りました。